本文へスキップ
ガジェットベースGadget Base
メニュー
モニター

トリプルモニターの組み方と3枚目の置き場所

公開日

結論から書きます。トリプルモニターで頭打ちになるのはGPUではありません。首の可動域と机の奥行きです。

出力自体はたいてい足ります。制約は物理側にあり、横並び3枚にすると端の画面は首を振らないと読めない位置に行きます。だから3枚目は横ではなく、縦か上に置くというのがこの記事の結論です。

3枚目の制約はGPUではない

「3枚にしたいがグラフィックボードは足りるのか」から入る人が多いのですが、ここは多くの場合ボトルネックになりません。

近年のGPUや内蔵グラフィックスは3〜4画面の同時出力に対応しているものが多いからです。

仮に出力端子が足りなくても、逃げ道があります。DisplayPortのMST、いわゆるデイジーチェーンです。この記事で挙げている iiyama ProLite XB2497HSN-B1J は、メーカー公表でデイジーチェーン最大4画面に対応しています。モニター同士を数珠つなぎにすれば、PC側の出力は1つしか使いません。

ただしMSTはPCとOSの両方が対応していることが前提です。モニター側の対応だけを見て買うと、つないでも複製表示にしかならないことがあります。買う前に、PC側の映像出力の数と種類、そしてMST対応の有無を確認してください。

前提: 2枚で足りているなら3枚にしても上がらない

先に正直なことを書きます。いま2枚で足りている人が3枚にしても、生産性は上がりません。

画面を増やして効果が出るのは、「常時見ていたい情報の種類」が画面の数を上回っているときだけです。2枚で収まっているなら、3枚目に何を置くかが決まりません。決まらないまま増やすと、そこは資料置き場か通知置き場になります。

判定は簡単で、いまの2枚目が使われているかを見てください。2枚目が資料の置き場になっているなら、3枚目は同じものがもう1つ増えるだけです。2枚の使い分け自体を詰め直したほうが早い場合は、デュアルモニターの配置の決め方を先に読んでください。

横並び3枚が破綻する2つの物理

3枚を横一列に並べる構成が、いちばん想像しやすい形だと思います。ここが破綻する理由は2つあります。

1. 首の振り幅が視野を超える

人が正面を向いたまま内容を読み取れる範囲は限られています。横並び3枚にすると、左右の端は首を振らないと読めない位置に来ます。

そして首を振って読む場所は、常時見る場所になりません。視線を戻すたびに首も戻すことになるので、無意識に「たまに見る画面」へ格下げされます。端の1枚が置き場になるのは使い方の問題ではなく、配置が決めているということです。

2. 机の横幅と奥行きを同時に食う

もう1つは面積です。24型を3枚横に並べれば、ベゼル込みの横幅だけで机がほぼ埋まります。

見落とされやすいのが奥行きのほうです。スタンド付きのモニターは、脚の分だけ奥行きを持っていきます。ProLite XB2497HSN-B1J はメーカー公表でスタンド込みの奥行きが約209.5mm。これが3台ぶん、しかも角度を付けて内側に振ると、天板の奥行きはさらに削られます。

奥行きが削られると視距離が詰まり、画面が近すぎる配置になります。横並び3枚は、横幅と奥行きと視距離を同時に削るということです。

3枚目は横ではなく「縦」か「上」に置く

以上から、3枚目の置き場所は2択になります。

3枚目を縦にして横へ 3枚目を1枚目の上へ
首の動き 水平に少し振る 上を向く
向いている中身 チャット、ログ、コード、PDF 監視画面、資料、参照専用
必要なもの ピボット対応スタンドかアーム 上下2画面を支えるアーム
机の奥行き アーム化すれば節約できる ほぼ増えない

縦にして横へ添える

3枚目を縦置きにすると、横幅の消費が半分以下になります。しかも縦に長い情報(チャット、ログ、差分表示、PDF)は、そもそも横幅を使い切りません。中身の形と画面の形が合うので、置き場になりにくいのが利点です。

縦置きが効く条件と効かない条件はモニター縦置きのやり方と向き不向きに書きました。要点だけ言えば、横スクロールバーが出ていない画面は縦置きに向きます。

上に積む

もう1つは、1枚目の上に積む構成です。首は上下方向のほうが振り幅の負担を感じにくく、横に伸ばすより机の面積も食いません。

ただし上の画面は必ず視線より上に来ます。 長時間見続ける画面を上に置くと、顎が上がった姿勢のまま固定されます。上に置いていいのは、監視画面や参照資料のようにちらっと見て戻る用途に限ると考えてください。ここを割り切れない人には、上積みは向きません。

支柱の本数と、先に限界が来る天板

配置が決まったら、次に効いてくるのは天板側です。3枚ぶんのアームを1枚の机に付けるとき、確認するのは3つあります。

1つ目は支柱の本数です。 1画面1支柱のアームで3枚を浮かせると、クランプ位置が3か所必要になります。天板の縁の空きは有限なので、これが意外と早く埋まります。2画面を上下に支えるタイプを1本混ぜれば、3画面を支柱2本でまとめられます。

2つ目は耐荷重の上限と下限です。 エルゴトロン LX デュアル スタッキング(45-492-224)は、1画面あたり3.2〜9.1kg、最大総重量6.4〜18.1kgと、片方だけでなく合計にも上限が明記されています。3枚目を足す前に、手持ちのパネル重量を足して計算できます。

下限も見てください。LX デスクマウント(45-241-224)は下限3.2kgで、パネル単体3kg前後の軽い23〜24型だとテンションを最弱にしても浮き上がることがあります。3枚目には軽い機種を回しがちなので、ここは実際に起きます。

3つ目は昇降量の但し書きです。 45-241-224 は昇降33cmですが、公式仕様に「9.1kg以上のモニターでは最大11cm減少する場合あり」と注記があります。重い3枚目を高い位置へ上げたい構成では、カタログ値そのままにはなりません。

アーム単体の選び方そのものはモニターアームのおすすめに整理してあります。

ケーブルと電源が3枚ぶんに増える

3画面にすると、映像3本+電源3本で最低6本が机の裏に集まります。2枚のときの4本から1.5倍です。

ここで効いてくるのが、電源タップの口数と間隔です。モニターのACアダプタは大きめの筐体を持つものがあり、隣の口を塞ぎます。3枚目を足す時点で、タップが足りるかを先に見てください。

映像側は本数を減らせます。USB Type-C 1本で映像・給電・USBハブ・有線LANまで通る機種を3枚目に選べば、その1枚ぶんはケーブル1本で済みます。ProLite XB2497HSN-B1J は Type-C で最大65W給電と1000BASE-Tの有線LANまで通ります。デイジーチェーンを併用すれば、PCから伸びる本数はさらに減らせます。

配線をまとめる順序そのものはデスクの配線整理に手順としてまとめてあります。3枚目を付けてから整理すると全部やり直しになるので、アームを固定する前に配線の経路を決めてください。

Windowsのマルチディスプレイでやること

3画面にしたあと、設定でやることは4つです。

  1. 配置図を物理配置と一致させる — 設定のディスプレイ画面で、3枚の並びを実際の位置どおりにドラッグする。ここがずれているとマウスが画面の端で引っかかる
  2. 縦置きにした画面の向きを変える — 画面の向きを「縦」に。3枚のうち1枚だけ変更する
  3. メインディスプレイを指定する — 新しいウィンドウが開く画面が決まる。正面の1枚をメインにする
  4. タスクバーの表示を整理する — 「すべてのディスプレイにタスクバーを表示する」をオンにしたうえで、ボタンの表示先を開いている画面側に寄せる

4番目が意外と体感に効きます。3枚すべてに全アプリのボタンが並ぶと、どの画面に何を開いたかが逆に分からなくなります。 開いている画面のタスクバーにだけボタンが出る設定にすると、タスクバーが画面の中身の目次として機能します。

3枚目に足す候補5点

評価は「3枚目への適性/配置の自由度/省スペース性/設置しやすさ/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は各軸の単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。

並びは点数順ではなく、3枚目を上に積む → 縦にして独立させる → 縦置き向きのモニター本体 → 予算を抑えたアーム → 天板の補強という検討の順に並べています。

3枚目を上に積む: エルゴトロン LX デュアル スタッキング

1本の支柱で2画面を上下に支えるアームです。既存の横並び2枚のうち1枚をこれに置き換えれば、支柱2本で3画面という構成が組めます。

エルゴトロン

LX デュアル スタッキング

総合評価4.2/5

評価

3枚目への適性
4.5/5
配置の自由度
4/5
省スペース性
4.8/5
設置しやすさ
3.3/5
コスパ
3.9/5

こんな人に横並び3枚で端の画面が死んでいる人が、3枚目を横ではなく1枚目の上に積んで首の振り幅を減らしたい場合

前後伸縮64cm・昇降33cmという可動域があるので、上側の画面だけ奥に引いて角度を寝かせる、といった上下で別々の追い込みができます。メカニカルスプリング式で公称10年保証というのも、モニターを買い替えても土台として残す前提と噛み合います。

ここが良い

  • 1本の支柱で2画面を上下に支えるため、3枚目を横に足したときのように首の振り幅が増えない。既存の横並び2枚に足す構成なら、支柱2本で3画面がまとまる
  • メーカー公表で前後伸縮64cm・昇降33cm。上側の画面だけ奥に引いて角度を寝かせる、といった上下で別々の追い込みができる
  • ガススプリングではなくメカニカルスプリング式で、公称10年保証。3画面ぶんの土台を長く使い回す前提と噛み合う
  • 各画面3.2〜9.1kg・最大総重量18.1kgまでと耐荷重が明記されていて、3枚目を足す前に机側の限界を計算できる

ここは惜しい

  • 上側の画面は必ず視線より上に来る。長時間見る画面を上に置くと首が上を向いたままになるので、上を参照専用と割り切れない人には向かない
  • 対応は24インチまで。27インチ以上を上下に積む構成では選べない
  • 2画面ぶんの重量とアーム本体7.2kgが支柱1本に集中する。薄い天板や中空天板では補強プレートが実質必須になる
  • マットブラックはグロメットマウントが別売で、天板に穴を開けて固定したい場合は追加購入が要る

弱点ははっきりしています。上側の画面は必ず視線より上に来るので、そこに長時間見る画面を置くと首が上を向いたままになります。対応は24インチまでで、27型以上を積む構成では選べません。加えて2画面ぶんの重量とアーム本体7.2kgが支柱1本に集中するので、薄い天板では補強プレートが実質必須です。

3枚目を縦にして独立させる: エルゴトロン LX デスクマウント

3枚目だけを独立した支柱で足し、高さと角度を本命2枚と別に決めたい場合の第一候補です。縦横回転360°なので、ピボット非対応のモニターでも縦置きにできます。

エルゴトロン

LX デスクマウント

総合評価4.8/5

評価

3枚目への適性
4.6/5
配置の自由度
5/5
省スペース性
3.6/5
設置しやすさ
3.5/5
コスパ
3.8/5

こんな人に3枚目だけを独立した支柱で足し、縦置きにして高さと角度を本命2枚と別に決めたい人

支柱が独立しているぶん、3枚目を本命2枚の右奥・左奥へ寄せ、首の振り幅を抑えた角度に振れます。耐荷重3.2〜11.3kgと単腕としては広く、27型クラスまで3枚目に回せます。グロメットマウントが同梱なので、クランプが噛まない天板でも穴あけ固定に切り替えられます。

ここが良い

  • 縦横回転360°で、ピボット非対応のモニターでも縦置きにできる。3枚目を縦にする配置の自由度が最も高い
  • 支柱が独立しているので、3枚目だけを本命2枚の右奥・左奥に寄せ、首の振り幅を抑えた角度で置ける
  • 耐荷重が3.2〜11.3kgと単腕としては広く、27型クラスまで3枚目に回せる
  • グロメットマウントが同梱で、クランプが噛まない天板でも穴あけ固定に切り替えられる

ここは惜しい

  • 1画面につき支柱1本なので、3枚すべてをこのアームで浮かせるとクランプ位置が3か所要り、机の奥行きと天板の縁の空きを食う
  • 耐荷重の下限が3.2kg。パネル単体3kg前後の軽い23〜24型だと、テンションを最弱にしても浮き上がることがある
  • アーム単体で3.6kgあり、組み立てとトルク調整に工具と時間がかかる
  • 3本そろえると金額が積み上がり、モニター1枚ぶんを超えることもある

注意点は本数と重さです。1画面1支柱なので、3枚すべてをこれで浮かせるとクランプ位置が3か所要り、天板の縁の空きを食います。 下限3.2kgという耐荷重も前述のとおりで、軽い23〜24型では浮き上がることがあります。3本そろえれば金額はモニター1枚ぶんを超えます。

縦置き前提の3枚目本体: iiyama ProLite XB2497HSN-B1J

モニター本体を買い足す前提なら、スタンド側にピボットとデイジーチェーンの両方があるこの機種が扱いやすい選択肢です。アームも映像出力も足さずに3枚目を増やせます。

iiyama

ProLite XB2497HSN-B1J

総合評価4.4/5

評価

3枚目への適性
4.7/5
配置の自由度
4.5/5
省スペース性
4/5
設置しやすさ
4.6/5
コスパ
4.2/5

こんな人に3枚目を縦置きで足したい人。スタンド側にピボットとデイジーチェーンがあり、アームも映像出力も足さずに増やせる

USB Type-C 1本で映像・65W給電・有線LANまで通るので、3画面ぶんに膨らむケーブルの本数を抑えられます。パネルのみ約3.4kgと軽く、あとからアーム化する場合もアーム側の上限に余裕が出ます。

ここが良い

  • スタンド単体でピボット左右90°に対応する。3枚目を縦にするのにモニターアームを買い足さなくていい
  • メーカー公表でデイジーチェーン最大4画面。PC側の映像出力が足りない環境でも、DisplayPortを数珠つなぎにして3枚目を足せる
  • パネルのみ約3.4kgと軽く、あとからアーム化する場合もアーム側の耐荷重上限に余裕が出る
  • USB Type-C 1本で映像・65W給電・有線LANまで通るため、3画面ぶんに膨らむケーブルの本数をまとめられる

ここは惜しい

  • スタンド込みの奥行きが約209.5mm。3枚目を横に並べる前提だと机の奥行きを素直に食うので、アーム化しない限り省スペースにはならない
  • フルHD・23.8型なので、縦置きにすると横1080pxしかない。横に広いドキュメントやIDEを縦で開くには足りない場面がある
  • 100Hz・1ms(MPRT)はあるが、ゲーミング用途の3枚目として選ぶスペックではない
  • デイジーチェーンはPCとOS側のDisplayPort MST対応が前提で、機種によっては数珠つなぎが成立しない

割り切りも要ります。フルHD・23.8型なので、縦にすると横1080pxしかありません。 横に広いIDEやドキュメントを縦で開くには足りない場面があります。スタンド込みの奥行き約209.5mmは、横並びにするなら素直に机を食います。デイジーチェーンもPC側のMST対応が前提です。

アームの予算を抑える: サンワダイレクト 100-LA018

3枚目のぶんだけアームを足したいが、エルゴトロンを3本そろえる金額は出せない、という場合の現実解です。

サンワダイレクト

100-LA018

総合評価4/5

評価

3枚目への適性
4/5
配置の自由度
4/5
省スペース性
3.6/5
設置しやすさ
3.8/5
コスパ
4.6/5

こんな人に3枚目のぶんだけアームを足したいが、エルゴトロンを3本そろえる金額は出せない人

耐荷重の下限が2kgと低いので、3枚目に回しがちな軽い23〜24型でも浮き上がりにくいのは実質的な利点です。水平垂直3関節で前後の伸びが大きく、3枚目を奥に逃がして手前を空けられます。ピボット対応なので、縦にする配置にもそのまま使えます。

ここが良い

  • 耐荷重の下限が2kgと低く、3枚目に回しがちな軽い23〜24型でもアームが浮き上がりにくい
  • 水平垂直3関節で前後の伸びが大きく、3枚目を奥に逃がして机の手前側を空けられる
  • ピボット対応なので、3枚目を縦にする配置にそのまま使える
  • クランプ・グロメット両対応で天板厚10〜50mm。3本目のクランプ位置を選びやすい

ここは惜しい

  • ガス圧式のため経年でテンションが落ち、保持力が下がる。長期保証もない
  • シルバー1色で、黒いモニターや黒天板と並べると3枚目だけ色が浮く
  • 支柱1本につき1画面で、支柱の本数はエルゴトロンと同じだけ必要になる
  • USBポートなどの付加機能はなく、3画面ぶんのケーブル取り回しは自前で解決する必要がある

一方でガス圧式は経年でテンションが落ちる構造で、長期保証もありません。シルバー1色なので、黒いモニターと並べると3枚目だけ色が浮きます。支柱1本につき1画面という点はエルゴトロンと同じで、本数の問題は解決しません。

天板を先に守る: サンワサプライ 100-LA065

製品というより前提条件です。3枚ぶんのアームを1枚の天板に集中させる前に、クランプの点荷重を面で受けさせます。

サンワサプライ

100-LA065

総合評価4.4/5

評価

3枚目への適性
4.4/5
配置の自由度
2.8/5
省スペース性
4/5
設置しやすさ
4.7/5
コスパ
4.4/5

こんな人に3枚ぶんのアームを1枚の天板に集中させる前に、クランプの点荷重を面で分散させたい人

集成材や中空天板は、クランプの狭い接地面でへこみます。プレートを噛ませれば荷重が分散され、滑り止めシートで締め込んだあとの横滑りも抑えられます。アームの本数ぶん用意しても総額に響きにくい価格帯なのも、3画面構成では効いてきます。

ここが良い

  • クランプの点荷重を面で受けるので、3画面ぶんの重量が集中する集成材や中空天板のへこみ・割れを避けやすい
  • 滑り止めシート付きで、締め込んだあとにアームが横滑りしにくい
  • グロメット式にも使え、穴あけで弱った天板を補える
  • 1枚あたりの価格が低く、アームの本数ぶん用意しても総額に響きにくい

ここは惜しい

  • プレート自体に約700gの重さと15mmの厚みがあり、クランプの対応天板厚をその分消費する
  • 縁から15cm以上フラットな面が取れない天板には敷けない
  • 天板の強度不足そのものを解決するわけではなく、耐荷重を超えた使い方は救えない

ただしプレート自体が約700g・厚み15mmあり、クランプの対応天板厚をその分消費します。前述のとおり、縁からフラットな面が取れない天板には敷けません。そして天板の強度不足そのものを解決するわけではないので、耐荷重を超えた使い方は救えません。

3枚目を足すときの候補5点
項目エルゴトロンLX デュアル スタッキングイチオシエルゴトロンLX デスクマウントiiyamaProLite XB2497HSN-B1Jサンワダイレクト100-LA018サンワサプライ100-LA065
総合評価4.2/54.8/54.4/54/54.4/5
型番45-492-22445-241-224———
方式メカニカルスプリング(定荷重ばね)メカニカルスプリング(定荷重ばね)———
対応モニター24インチまで34インチまで—34インチまで(27型・32型にも対応)—
耐荷重1画面あたり3.2〜9.1kg(最大総重量6.4〜18.1kg)3.2〜11.3kg—2〜10kg—
支柱1本(2画面を上下に配置)1本(1画面)—1本(1画面)—
昇降33cm33cm(9.1kg以上のモニターでは最大11cm減少する場合あり)———
前後伸縮64cm64cm———
パン360°360°———
縦横回転360°360°———
チルト後方70° / 前方5°後方70° / 前方5°———
VESA75×75mm、100×100mm(MIS-D)75×75mm、100×100mm(MIS-D、MIS-C)100×100mm75×75mm、100×100mm—
取り付けクランプ式(対応天板厚 最大66mm)クランプ式(グロメットマウント付属)—クランプ式・グロメット式—
グロメットマウントマットブラックは別売(98-035)————
製品本体重量7.2kg————
カラーマットブラックマットブラック—シルバー—
保証10年10年3年(国内サポート)——
アーム質量—3.6kg———
画面サイズ——23.8型ワイド(16:9)——
パネル——IPS方式 ノングレア——
解像度——1920×1080(フルHD)——
リフレッシュレート——最大100Hz——
スタンド調整——高さ150mm/チルト-5°〜+23°/スイベル左右各60°/ピボット左右90°——
デイジーチェーン——対応(最大4画面)——
映像入力——USB Type-C(Alt Mode)×1/HDMI×1/DisplayPort×1——
USB Type-C給電——最大65W(eMarker対応ケーブル)——
有線LAN——RJ45(1000BASE-T)搭載——
本体寸法——539.0×209.5×373.5〜496.5mm(幅×奥行×高さ)——
本体質量——約5.1kg(スタンド込)/約3.4kg(パネルのみ)約3.4kg—
可動方式———ガス圧式—
関節———水平垂直3関節—
画面回転———ピボット(縦画面)対応—
対応天板厚———10〜50mm—
種類————モニターアーム用 補強プレート
プレート(大)————約W190×D153×H15mm
プレート(小)————約W120×D70×H2mm
材質————スチール(エポキシ樹脂の黒色塗装)
重量————約700g(合計)
対応方式————クランプ式/グロメット式
付属————滑り止めシート
こんな人に横並び3枚で端の画面が死んでいる人が、3枚目を横ではなく1枚目の上に積んで首の振り幅を減らしたい場合3枚目だけを独立した支柱で足し、縦置きにして高さと角度を本命2枚と別に決めたい人3枚目を縦置きで足したい人。スタンド側にピボットとデイジーチェーンがあり、アームも映像出力も足さずに増やせる3枚目のぶんだけアームを足したいが、エルゴトロンを3本そろえる金額は出せない人3枚ぶんのアームを1枚の天板に集中させる前に、クランプの点荷重を面で分散させたい人
購入先

3枚目にどのモニターを買うかで迷っている場合は、2台目モニターの選び方の考え方がそのまま3枚目にも使えます。

まとめ

  1. 出力数は制約になりにくい — 3〜4画面対応は珍しくなく、MSTという逃げ道もある
  2. 横並び3枚は端が置き場になる — 首を振らないと読めない位置は、使い方でなく配置が決めている
  3. 3枚目は縦か上 — 縦は中身の形と合い、上は机の面積を食わない。ただし上は参照専用に限る
  4. 支柱の本数と天板を先に計算する — 耐荷重は上限だけでなく下限も見る
  5. ケーブルと電源は6本になる — アームを固定する前に経路とタップを決める
  6. タスクバーは開いている画面だけに出す — 3枚全部に並べると目次として機能しない

そして最後にもう一度書きます。2枚目が資料の置き場のままなら、3枚目を足しても同じものが増えるだけです。 3枚目に何を常時映すかを言葉にできたときが、買うタイミングです。

よくある質問

トリプルモニターにするとGPUの買い替えは必要ですか?
多くの環境では不要です。近年のGPUや内蔵グラフィックスは3〜4画面の同時出力に対応しているものが多く、3枚目でいきなり出力が足りなくなるケースはそれほど多くありません。足りない場合も、DisplayPortのMST(デイジーチェーン)に対応したモニターを使えば、PC側の出力を1つしか消費せずに増やせることがあります。ただしMSTはPCとOSの両方が対応している必要があるので、モニター側の「デイジーチェーン対応」だけを見て買うと成立しないことがあります。買う前に、いま使っているPCの映像出力の数と種類、そしてMST対応の有無を確認してください。
3枚目を横に並べるのはなぜ良くないのですか?
端の画面が首を振らないと見えない位置に行くからです。横並び3枚は視野の外側まで画面が伸びるので、左右の端は正面を向いたままでは内容を読めません。結果として端の1枚は常時見る場所ではなく、通知やチャットを流しておく「置き場」になります。置き場が欲しいだけなら問題ありませんが、3枚目に作業を任せたいなら配置として噛み合いません。加えて、横並び3枚は机の横幅も奥行きも大きく食います。3枚目を縦にする、あるいは1枚目の上に積むほうが、首の振り幅を増やさずに面積を足せます。
2枚から3枚にすると作業効率は上がりますか?
2枚で足りている人が3枚にしても、上がらないことのほうが多いです。画面を増やして効果が出るのは「常時見ていたい情報の種類」が画面の数を超えているときだけで、2枚で収まっているならそれ以上増やしても視線が届きません。むしろウィンドウの管理コスト、机の面積、ケーブルと電源の本数、そして首の移動量が増えます。3枚目を検討する前に、いまの2枚で片方が資料置き場のまま使われていないなら、その時点で答えは出ています。
3枚ぶんのモニターアームを1つの机に付けても大丈夫ですか?
天板の強度と、縁の空きスペース次第です。アームはクランプの狭い接地面に荷重が集中するため、集成材や中空構造の天板ではへこみや割れが起きることがあります。3か所に付けるなら、その分だけリスクの箇所も増えます。対策は2つで、1つはアーム用の補強プレートを噛ませて点荷重を面で分散させること、もう1つは支柱の本数そのものを減らすことです。2画面を上下に支えるタイプのアームを使えば、3画面を支柱2本でまとめられます。
Windowsで3画面にしたとき、タスクバーはどう設定すべきですか?
「すべてのディスプレイにタスクバーを表示する」をオンにしたうえで、タスクバーボタンの表示先を「タスクバーを開いているウィンドウ」に寄せるのが扱いやすい設定です。3画面すべてに全アプリのボタンが並ぶと、どの画面に何を開いたかが逆に分からなくなります。あわせて、設定のディスプレイ画面で3枚の配置図を実際の物理配置と同じ並びに直してください。ここがずれていると、マウスが画面の端で引っかかったり、意図しない方向へ飛んだりします。縦置きにした画面は向きの設定も個別に変更します。

この記事を書いた人

midori

PC周辺機器の仕様と売れ筋データを読み比べて、用途別の選び方に落とし込んでいます。実機を入手した製品は、記事にその旨を明記しています。

  • メーカー公表値と売れ筋データを突き合わせて比較
  • 欠点を長所と同じ密度で書く

運営者情報とレビュー方針を見る

あわせて読みたい

  • ガイドモニター

    デュアルモニターの配置の決め方

    デュアルモニターの配置を4パターンに整理し、作業内容ごとの使い分けを解説します。左右対称に並べると首が疲れる理由と、縦置き・上下配置が効く場面・効かない場面まで具体的に書きます。

    2製品を比較

  • ガイドモニター

    モニター縦置きのやり方と向き不向き

    イチオシ★ 4.8

    LX デスクマウント

    モニターの縦置きが効くのは行数が増えるからではなく、横スクロールが消えるからです。ピボット対応スタンドとモニターアームの選び分け、OS側の画面回転設定、縦置きで初めて問題になるIPSの視野角まで、デメリットも含めて整理します。

    5製品を比較

  • ランキングモニター

    モニターアームのおすすめランキング

    1位★ 4.8

    LX デスクマウント

    モニターアームのおすすめを、保持力・可動域・剛性・設置しやすさの4軸で5製品ランキングにしました。買う前に確認すべき天板の厚みと耐荷重、ガススプリング式の下限という落とし穴まで解説します。

    5製品を比較

  • ガイドモニター

    2台目のモニターの選び方

    イチオシ★ 4.4

    ProLite XB2497HSN-B1J

    2台目のモニターは1台目と同じものを買うのが最も失敗しません。ただし本質は型番ではなく縦の解像度を揃えることです。スケーリングがずれる仕組み、サイズと縦置きの考え方、スタンドの高さと入力端子の確認まで、1台目のクラス別に整理します。

    5製品を比較

モニターの記事をもっと読む

作業効率が変わる解像度・サイズ・接続まわりの検証

モニターの記事一覧へ