モニターアームのおすすめランキング
公開日
この記事の結論
- 1
エルゴトロン LX デスクマウント
★ 4.8
24〜27インチを1枚、迷わず確実に浮かせたい人
- 2
Amazonベーシック モニターアーム
★ 4.5
LX相当の性能を、価格を抑えて手に入れたい人
- 3
エルゴトロン HX デスクモニターアーム
★ 4.4
34インチ以上のウルトラワイドや、重量級モニターを載せる人
- 4
エルゴトロン LX デュアル スタッキング
★ 4.2
2枚のモニターを上下に重ねて置きたい人
- 5
サンワサプライ ガススプリング式モニターアーム
★ 3.8
まずモニターを浮かせてみたい人、予算を抑えたい人
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。
目次
結論から書きます。24〜27インチを1枚浮かせたいなら エルゴトロン LX、同等性能で安く済ませたいなら Amazonベーシック モニターアーム です。 34インチ以上や重量級モニターならHXに上げてください。
ただし製品を選ぶ前に確認することがあります。天板の厚みと強度です。ここを見ずに注文すると、届いても付きません。
モニターアームの効果は「奥行き」に出る
モニターアームというと「画面の高さを調整するもの」と思われがちですが、実際にいちばん効くのは奥行きです。
純正スタンドは台座が奥行きを15〜20cm前後占有します。この台座がなくなると、モニターを机の奥ぎりぎりまで下げられます。つまり机を買い替えずに、実質的な奥行きが増えるわけです。27インチクラスを使うなら目との距離は最低60cm欲しいところで、奥行き60cmの机では純正スタンドだと足りません。ここがアームで解決します。
高さの調整も当然効きます。画面が低いと首が前に出て、肩に負担がかかります。画面の上端が目線とほぼ同じか、やや下になる高さが基準です。
サイズと配置の考え方そのものは4K27インチとウルトラワイド34インチを比較した記事に書いたので、モニター自体をこれから選ぶ人はそちらを先に読んでください。
買う前に確認する3か所
ここが本題です。モニターアームの失敗はほぼすべて、製品選びではなく設置環境の確認不足から起こります。
1. 天板の厚み — クランプが挟める範囲は製品ごとに決まっています。多くは10〜60mm程度ですが、極端に薄い天板や、逆に分厚い無垢材だと挟めません。ノギスがなければ定規で構わないので、実際に測ってください。
2. 天板の奥の形状 — 机の奥に立ち上がりや配線トレー、幕板があると、クランプがそもそも入りません。これは意外と多い落とし穴です。奥から手前に向かって10cm程度、平らな部分が確保されているか見てください。
3. 天板の強度 — ここを見落とす人がいちばん多いです。クランプは1点に大きな力をかけるので、中空構造の安い天板やカラーボックス的な素材だと、天板そのものが歪みます。厚みがあっても中がスカスカなら意味がありません。不安なら、クランプ部分に当てる補強板(金属プレートや硬い木材)を1枚挟んでください。
モニターアームおすすめランキング5選
各製品の評価は「保持力/可動域/剛性/設置しやすさ/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。
評価
- 保持力
- 4.7/5
- 可動域
- 4.8/5
- 剛性
- 4.7/5
- 設置しやすさ
- 4.3/5
- コスパ
- 4.4/5
ここが良い
- 可動域が広く、片手で position を変えても狙った位置で止まる
- 長期保証があり、ガススプリングがへたっても交換で戻せる
- 情報量が多く、天板との相性の事例が調べやすい
ここは惜しい
- 軽量モニターだと張力を最弱にしても浮き上がることがある
- アーム自体に重さがあり、薄い天板だと補強板が要る
標準的なサイズのモニターを1枚使うなら、これを選んでおけばまず間違いありません。決め手は動かしたあとに狙った位置で止まることです。
安価なアームとの差がいちばん出るのがここでした。片手で画面を引き寄せて手を離したとき、そのままの位置で静止するか、じわっと下がるか。この違いは毎日触るぶんだけ効いてきます。可動域も広く、縦横の切り替えもワンタッチでできます。
長期保証があるのも実用的な利点です。ガススプリングは消耗部品なので、数年使ってへたっても交換で元に戻せます。アームは一度付けたら5年10年使うものなので、この点は価格差を正当化します。
弱点は2つ。アーム自体に重さがあるため薄い天板では補強板が要ることと、軽量モニターだと張力を最弱にしても浮き上がることがあることです。後者は前述の耐荷重下限の話なので、購入前に自分のモニター重量を確認してください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 保持力
- 4.6/5
- 可動域
- 4.7/5
- 剛性
- 4.6/5
- 設置しやすさ
- 4.3/5
- コスパ
- 4.9/5
ここが良い
- エルゴトロンの設計をベースにしており、動きの質がほぼ同等
- 同等性能のアームとしては価格が明確に安い
ここは惜しい
- 保証期間はエルゴトロン本家より短い
- カラーバリエーションが限られる
エルゴトロンの設計をベースにしたモデルで、動きの質はLXとほぼ同等です。それでいて価格が明確に安いので、コスパだけで見れば1位です。
実際に触った印象でも、可動域・止まりの良さ・剛性のいずれもLXと有意な差を感じませんでした。予算を抑えたいならこちらで問題ありません。
2位にしたのは保証期間の差です。ガススプリングが消耗部品である以上、長く使うなら保証年数は実質的な価格差になります。5年以上使う前提ならLX、3年程度で考えるならこちら、という分け方が近いです。
カラーバリエーションが限られる点も、机の見た目にこだわる人には気になるかもしれません。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 保持力
- 5/5
- 可動域
- 4.2/5
- 剛性
- 5/5
- 設置しやすさ
- 3.8/5
- コスパ
- 3.6/5
ここが良い
- 耐荷重の上限が高く、大型ウルトラワイドでも垂れてこない
- 剛性が高く、机を叩いても画面が揺れにくい
ここは惜しい
- アーム自体が大きく重いため、机側の強度が問われる
- LXより価格が上がり、標準サイズのモニターには過剰
34インチ以上のウルトラワイドや、重量級モニターを載せるならこれになります。耐荷重の上限が高く、大型でも垂れてきません。
剛性も高く、机を叩いたりキーボードを強く打ったりしても画面が揺れにくいです。大型モニターほど揺れは目立つので、ここは実用的な差になります。
3位にしたのは、標準サイズのモニターには明確に過剰だからです。アーム自体が大きく重いので、机側の強度も問われます。24〜27インチを1枚載せるだけならLXで十分で、HXを選ぶ理由はありません。
自分のモニターがどちらの領域かで判断してください。ウルトラワイドの実用性については4K27インチとウルトラワイド34インチを比較した記事で検証しています。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 保持力
- 4.4/5
- 可動域
- 4/5
- 剛性
- 4.3/5
- 設置しやすさ
- 3.5/5
- コスパ
- 3.9/5
ここが良い
- 1本のポールで2画面を支えられ、机上のスペースを取らない
- 上下配置なので、机の幅が狭くても2画面化できる
ここは惜しい
- 上側の画面が高くなりすぎて、首が上を向く配置になりやすい
- 2画面ぶんの荷重が1点に集中するため、天板の強度がより重要
1本のポールで2画面を上下に支えるモデルです。机の幅が足りないが2画面化したいという状況では、これが解になります。
机上のスペースを取らないのは確かに利点で、幅120cm程度の机でも2画面環境が作れます。
ただし注意点があります。上側の画面が高くなりすぎて、首が上を向く配置になりやすいことです。人間の目は上より下を見るほうが楽なので、上下配置にするなら「メインを下、サブを上」にして、上の画面は参照専用と割り切るのが現実的です。常時見る画面を上に置くと、確実に首を痛めます。
また2画面ぶんの荷重が1点に集中するので、天板の強度は単画面よりシビアに効いてきます。補強板の使用を前提に考えてください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 保持力
- 3.6/5
- 可動域
- 3.8/5
- 剛性
- 3.5/5
- 設置しやすさ
- 4/5
- コスパ
- 4.6/5
ここが良い
- 国内メーカーでサポートに連絡しやすく、価格も抑えめ
- 説明書が日本語で、初めてでも組み立てで迷いにくい
ここは惜しい
- 上位モデルと比べると、position を変えたあとの止まりが甘い
- 重量級モニターには耐荷重が足りないモデルが多い
国内メーカーの低価格モデルです。まずモニターを浮かせてみたいという段階の人には十分な選択肢になります。
説明書が日本語で、初めての組み立てでも迷いにくいのは地味に効きます。サポートに連絡しやすいのも国内メーカーの利点です。
上位モデルとの差は、position を変えたあとの止まりの甘さに出ます。動かした位置からじわっと下がることがあり、毎日何度も動かす使い方だとストレスになります。逆に一度位置を決めたらほとんど動かさないという使い方なら、この差は問題になりません。
重量級モニターには耐荷重が足りないモデルが多いので、27インチを超えるなら上位モデルを検討してください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシErgotronエルゴトロン LX デスクマウント | AmazonAmazonベーシック モニターアーム | Ergotronエルゴトロン HX デスクモニターアーム | Ergotronエルゴトロン LX デュアル スタッキング | サンワサプライサンワサプライ ガススプリング式モニターアーム |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.8/5 | 4.5/5 | 4.4/5 | 4.2/5 | 3.8/5 |
| 方式 | ガススプリング | ガススプリング | ガススプリング(高耐荷重) | ガススプリング | ガススプリング |
| 対応VESA | 75×75 / 100×100 | 75×75 / 100×100 | 100×100(機種により変換必要) | 75×75 / 100×100 | 75×75 / 100×100 |
| 設置 | クランプ/グロメット(付属) | クランプ/グロメット(付属) | クランプ/グロメット | クランプ/グロメット | クランプ/グロメット(モデルにより異なる) |
| 主な可動 | 上下・前後・左右・回転(縦横切替可) | 上下・前後・左右・回転(縦横切替可) | 上下・前後・左右 | 上下・前後・左右(2画面を上下配置) | 上下・前後・左右 |
| 向いている人 | 標準的なサイズのモニターを1枚使う人 | 性能はLXと同等でよく、価格を優先する人 | 大型・重量級モニターを1枚で使う人 | 机の幅が足りず、2画面を縦に積みたい人 | 軽量〜標準のモニターを1枚、低予算で浮かせたい人 |
| こんな人に | 24〜27インチを1枚、迷わず確実に浮かせたい人 | LX相当の性能を、価格を抑えて手に入れたい人 | 34インチ以上のウルトラワイドや、重量級モニターを載せる人 | 2枚のモニターを上下に重ねて置きたい人 | まずモニターを浮かせてみたい人、予算を抑えたい人 |
| 購入先 |
設置してから分かったこと
ケーブルの取り回しを先に考えてください。 アームは画面を大きく動かせるので、ケーブルに余裕がないと引っ張られます。可動域いっぱいまで動かした状態でケーブルが届くか、届くとしてもコネクタに無理な力がかからないかを確認してください。
ここで効いてくるのが接続本数を減らすことです。USB-Cハブモニターならケーブル1本で映像・給電・USBがまとまるので、アームの可動域を素直に活かせます。実際の使い勝手はDell U2723QEのレビューに書きました。
昇降デスクと組み合わせるなら、たわみを作る。 机が上下するうえにアームも動くので、可動範囲が二重になります。天板裏で一度ケーブルをたわませてから床へ降ろすと、どちらが動いても吸収されます。昇降デスク側の選び方は昇降デスクを4軸で順位付けした記事にまとめてあります。
取り付けは2人でやるほうが安全です。 モニターをアームに固定する工程で、片手でモニターを支えながらネジを締めることになります。27インチ以上だと片手保持はかなり無理があります。落とすと数万円が飛ぶので、手伝ってもらえるなら頼んでください。
まとめ
決め方はシンプルです。「モニターのサイズと重量」でLXかHX、「保証年数をどう見るか」でLXかAmazonベーシック、「机の幅が足りるか」でデュアルスタッキング。
そして製品を決める前に、天板の厚み・奥の形状・強度の3つを確認してください。この確認を飛ばした人だけが、届いた箱を前に固まります。
机全体をこれから組み立てるなら、アーム単体ではなく机・椅子・配線まで含めて考えるほうが早いです。順序と予算配分はデスク環境を一から組み立てる手順をまとめた記事にまとめています。