昇降デスクのおすすめランキング
公開日
この記事の結論
- 1
FlexiSpot E7
★ 4.7
最初の1台として、迷わず選べる定番がほしい人
- 2
FlexiSpot E7 Pro
★ 4.5
低い位置まで下げたい人、脚元の圧迫感を減らしたい人
- 3
FlexiSpot EJ2
★ 4.3
昇降音を可能な限り抑えたい人
- 4
IKEA TROTTEN
★ 3.9
まず昇降デスクを試したい人、予算を抑えたい人
- 5
Bauhutte BHD-1000M
★ 3.8
低い位置で使いたい人、床座りと併用したい人
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。
目次
結論から書きます。昇降デスクで迷っているなら FlexiSpot E7 を選べばまず外しません。 情報量が多く天板の選択肢も豊富で、安定性も価格も現実的だからです。身長が低めなら3段脚のE7 Pro、まず試したいだけなら手動のIKEA TROTTEN。
ただし製品選びより先に確認すべきことがあります。設置スペースの実測です。ここを飛ばすと、どれを買っても後悔します。理由は後半に書きます。
選ぶときに見る4つの軸
昇降デスクはスペック表を眺めても差が分かりにくいジャンルです。実際に使って効いてくるのは次の4つでした。
安定性 — 天板を上げた状態でキーボードを強く打ったとき、机が揺れるかどうかです。デュアルモーター(脚が2本とも駆動する)かどうか、脚の段数が何段かで変わります。段数が増えるほど可動範囲は広がりますが、伸ばしきったときの剛性は落ちる傾向があります。
昇降のなめらかさ — 動き出しと停止が急だと、机の上のコップやモニターが揺れます。毎日何度も上下させるなら、ここのストレスは効いてきます。
静音性 — 電動デスクのモーター音は、洗濯機が短時間回るような音です。同居している人がいる、深夜も作業する、といった条件があるなら無視できません。
組み立てやすさ — 電動デスクの脚は重く、天板との合体工程で持ち上げが必要です。作業時間は1〜2時間程度みておいてください。
なお、机だけを替えても椅子とモニターの高さが合っていなければ効果は半減します。全体の組み立て方はデスク環境を一から組み立てる手順をまとめた記事にまとめてあるので、そちらも併せて見てください。
昇降デスクおすすめランキング5選
各製品の評価は「安定性/昇降のなめらかさ/静音性/組み立てやすさ/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。
評価
- 安定性
- 4.8/5
- 昇降のなめらかさ
- 4.5/5
- 静音性
- 4.2/5
- 組み立てやすさ
- 3.8/5
- コスパ
- 4.7/5
ここが良い
- 情報量が多く、天板の選択肢もレビューも豊富で失敗しにくい
- デュアルモーターで昇降が安定し、上げた状態でもぐらつきが少ない
- 脚だけ買って天板を自分で用意する構成が選べる
ここは惜しい
- 脚が重く、組み立ては2人いたほうが安全
- 最低高がやや高めで、座面の低い椅子との相性は要確認
最初の1台として迷わず勧められます。決め手は製品の性能そのものより、情報量の多さです。天板の組み合わせ例も、設置後のレビューも大量にあるので、買う前に自分の環境に合うかを判断できます。昇降デスクは返品が現実的でない大物家具なので、この「事前に判断できる」という点が価格以上の価値になります。
デュアルモーターなので昇降が安定し、上げた状態でキーボードを強く打っても気になる揺れはありませんでした。脚だけ買って天板を自分で用意する構成が選べるのも利点で、奥行きにこだわりがある人はこの買い方ができます。
弱点は組み立てです。脚が重く、天板と合体させる工程は一人だと危険です。二人で作業できる日を確保してから注文してください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 安定性
- 4.6/5
- 昇降のなめらかさ
- 4.5/5
- 静音性
- 4.2/5
- 組み立てやすさ
- 3.5/5
- コスパ
- 4.2/5
ここが良い
- 3段脚で可動範囲が広く、低い位置まで下げられる
- C字脚で脚元の前方が開き、椅子を寄せやすい
ここは惜しい
- E7より価格が上がる
- 段数が増えるぶん、最大高付近での剛性はE7に一歩譲る
E7との違いは脚が3段になっていることです。可動範囲が広がり、低い位置まで下げられるのが最大の特徴です。
これが効くのは、身長が低めの人と、座面の低い椅子を使っている人です。一般的な昇降デスクは最低高が意外と高く、「一番下げても、まだ少し高い」という状況が起こります。座り姿勢のために昇降デスクを買うなら、この最低高こそが最重要スペックです。
またC字型の脚で前方が開いているため、椅子を机に寄せたときの脚元の圧迫感が減ります。一方で、段数が増えるぶん最大高付近での剛性はE7に一歩譲ります。立ち作業をメインにするならE7、座り姿勢の最適化が目的ならE7 Proという分け方が近いです。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 安定性
- 4.5/5
- 昇降のなめらかさ
- 4.6/5
- 静音性
- 4.6/5
- 組み立てやすさ
- 3.6/5
- コスパ
- 3.9/5
ここが良い
- 昇降時の動作音が抑えられており、同室に人がいても使いやすい
- 昇降の立ち上がりと停止がなめらかで、机上のものが動きにくい
ここは惜しい
- E7と比べて価格が上がるわりに、剛性の差は体感しにくい
昇降時の動作音が抑えられているモデルです。動き出しと停止もなめらかで、机上のものが動きにくいのが良いところでした。
順位を3位にしたのは、E7との価格差に対して剛性の差が体感しにくいからです。静音性が明確な要件になっている人にとっては1位候補ですが、そうでなければE7で十分だと思います。
家族が同じ部屋にいる、深夜に作業する、オンライン会議中に高さを変えることがある。こうした条件が具体的にあるなら、この一段の静かさは価格差を正当化します。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 安定性
- 3.8/5
- 昇降のなめらかさ
- 3/5
- 静音性
- 4.8/5
- 組み立てやすさ
- 4/5
- コスパ
- 4.8/5
ここが良い
- 天板込みでこの価格帯は他にほとんどない
- 手動なので電源が不要で、モーター音も一切しない
ここは惜しい
- クランクを回す手間があり、こまめな昇降は続かない
- メモリ機能がなく、毎回同じ高さに合わせにくい
手動のクランク式です。天板込みでこの価格帯は他にほとんどなく、昇降デスクを試すという目的なら最も合理的な選択肢になります。
ただし、こまめな昇降は続きません。高さを変えるのにクランクを何十往復も回す必要があるため、「立ちたくなったら上げる」という使い方は現実的に無理です。私の周りでも、手動デスクを買った人はほぼ全員が固定して使っています。
逆に言えば、座り姿勢の最適な高さを一度決めて固定する用途なら、これで完全に足ります。電動である必要は本来なく、そこに気づいている人にとっては賢い買い物です。電源が不要でモーター音も一切しないという利点もあります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 安定性
- 3.7/5
- 昇降のなめらかさ
- 3.5/5
- 静音性
- 4.5/5
- 組み立てやすさ
- 4.2/5
- コスパ
- 4/5
ここが良い
- 一般的な昇降デスクより低い位置まで下げられる
- 天板込みで、組み立ても比較的簡単
ここは惜しい
- 立ち作業に必要な高さまでは上がらないモデルがある
- 耐荷重は電動デスクに劣るため、機材の重さは事前確認が要る
一般的な昇降デスクより低い位置まで下げられるのが特徴です。床座りと椅子を併用したい人や、ローデスク寄りの高さで使いたい人に向きます。
注意点は上限側です。モデルによっては立ち作業に必要な高さまで上がりません。立って使うことが目的なら、購入前に最大高を必ず確認してください。また耐荷重は電動デスクに劣るので、大型モニターを2枚載せるような使い方をするなら別の選択肢を検討したほうがいいです。
用途がはっきり低い側にある人向けの、目的特化型の1台です。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシFlexiSpotFlexiSpot E7 | FlexiSpotFlexiSpot E7 Pro | FlexiSpotFlexiSpot EJ2 | IKEAIKEA TROTTEN | BauhutteBauhutte BHD-1000M |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.7/5 | 4.5/5 | 4.3/5 | 3.9/5 | 3.8/5 |
| 駆動 | 電動(デュアルモーター) | 電動(デュアルモーター) | 電動(デュアルモーター) | 手動(クランク式) | 手動(ガス圧式) |
| 脚の段数 | 2段 | 3段 | 2段 | 2段 | 1段 |
| メモリ機能 | あり | あり | あり | なし | なし |
| 天板 | 別売り(脚のみ購入も可) | 別売り | 別売り | 込み | 込み |
| 向いている人 | 標準的な身長で、まず1台目を買う人 | 身長が低め、または座面の低い椅子を使う人 | 家族が同じ部屋にいる、深夜も作業する人 | 昇降頻度が1日1〜2回で足りる人 | ローデスク用途を含めて高さを変えたい人 |
| こんな人に | 最初の1台として、迷わず選べる定番がほしい人 | 低い位置まで下げたい人、脚元の圧迫感を減らしたい人 | 昇降音を可能な限り抑えたい人 | まず昇降デスクを試したい人、予算を抑えたい人 | 低い位置で使いたい人、床座りと併用したい人 |
| 購入先 |
買う前に必ず実測してほしい3か所
ここが本題です。昇降デスクの失敗はほぼすべて、製品選びではなく採寸の不足から起こります。
1. 設置場所の幅と奥行き — 当然のようですが、天板は既製の机より大きいことが多いです。とくに幅140cm以上を選ぶと、部屋のドアの開閉や動線に干渉します。メジャーで測って、床にマスキングテープで四角を貼ってみてください。数字で見るより確実です。
2. 天板を最大まで上げたときの高さ — 窓枠、エアコン、吊り棚、照明。上に何かがある場所だと、上げきる前にぶつかります。私は照明の位置を1度変えることになりました。
3. 椅子の座面高と、机の最低高の差 — これが最重要です。座り姿勢の理想的な机の高さは「肘が90度になる高さ」で、身長160cmなら65cm前後、175cmなら70cm前後が目安になります。ここで机の最低高がその値より高いと、昇降デスクを買っても座り姿勢は改善しません。カタログの最低高は必ず確認してください。
天板は別で買うべきか
奥行きにこだわりがあるなら、別で買う価値があります。
判断基準はモニターの設置方法です。モニターアームを使うなら奥行き60cmでも足りますが、モニターを直置きするなら70cm欲しくなります。目とモニターの距離が近すぎると疲れるためです。このあたりの話は4K27インチとウルトラワイド34インチを比較した記事でも触れています。
USB-Cハブモニターのようにケーブルが1本で済む構成にしておくと、昇降時のケーブル問題も同時に軽くなります。実際の使い勝手はDell U2723QEのレビューにまとめました。
逆に、奥行きに特段のこだわりがないなら天板セットのほうが安く、届いてすぐ組める分だけ失敗も少ないです。
使ってみて分かった注意点
配線を先に設計しないと、昇降しなくなります。 机が上下するので、床のコンセントまでのケーブルに余裕がないと上げたときに引っ張られます。電源タップを天板の裏に固定し、床へ降ろすケーブルを1本にまとめるのが基本形です。これをやらないまま使い始めると、昇降のたびにケーブルが暴れて、結局高さを固定することになります。
立ち作業は思ったより続きません。 私も最初の1か月は日に何度も立っていましたが、今は座り姿勢の高さ調整のためにしか使っていません。それでも買ってよかったと思っているのは、既製品の机の高さが自分に合っていなかったと気づけたからです。立つために買って、座るために使い続ける。これが正直な感想です。
キーボードの高さも一緒に変わります。 机の高さを最適化すると、今まで気にならなかったキーボードの背の高さが気になり始めます。手首が反ると感じたらパームレストを足してください。キーボード側の選び方はメカニカルキーボードを4軸で順位付けした記事にまとめています。
まとめ
迷ったときの決め方はシンプルです。「昇降頻度が高いか」で電動か手動、「身長と椅子の高さ」でE7かE7 Pro、「同室に人がいるか」でEJ2を選べば、まず失敗しません。
そして製品を決める前に、設置場所の幅・上方向の余裕・椅子の座面高の3つを実測してください。この採寸を飛ばした人だけが、昇降デスクで後悔します。