縦型マウスのおすすめランキング
公開日
この記事の結論
- 1
MX Vertical
★ 4.5
手が大きく、前腕の回内をできるだけ浅くしたい人。据え置きで一日中マウスを握る人
- 2
Lift
★ 4.4
手が小さめ〜標準サイズで、静音性とバッテリー切れのなさを重視する人。左利きの人
- 3
400-MABT102
★ 4.1
複数のPCを1台で行き来したい人。まず軽い縦型から様子を見たい人
- 4
400-MA092S
★ 4.0
費用を抑えて54度の縦型を試したい人。Bluetoothを使わないデスクトップ環境
- 5
MA-ERGBTK11
★ 3.8
手が小さく、既存の縦型が大きすぎた人。抗菌が求められる共有デスクや医療・教育現場
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

目次
結論から書きます。縦型マウスは「傾斜角度」と「手のサイズ」の2つで決めてください。 手が大きいならロジクール MX Vertical、標準以下ならロジクール Lift、費用を抑えて試すならサンワサプライ 400-MA092S です。
そのうえで先に釘を刺します。縦型が楽になるのは前腕をひねらないからであって、肩と肘の負担は減りません。 ここを勘違いすると、効かない相手に高い買い物をすることになります。
縦型マウスが減らすのは「回内」だけ
前腕の回内とは何か
手のひらを下に向ける動きを回内と呼びます。前腕には橈骨と尺骨という2本の骨が並んでいて、手のひらを下に向けると、この2本が交差した状態になります。
普通のマウスは、手のひらをほぼ真下に向けて握ります。つまり回内しきった姿勢を、作業時間のあいだずっと維持していることになります。前腕の外側から肘にかけて張りが出るのは、この維持が原因になっていることがあります。
縦型マウスは、本体を傾けて手を立たせます。57度傾いたマウスなら、手のひらは真下ではなく斜め内向き。握手をするときの手の向きに近づきます。骨が交差する角度が浅くなるぶん、前腕の筋肉が姿勢を保つために出し続ける力が減る、という理屈です。
ロジクールは MX Vertical について、従来形状のマウスと比べて前腕の筋活動が約10%減ると公表しています。これはメーカーの公表値であって、当サイトが計測した数値ではありません。
肩と肘の負担は減らない
ここが本記事でいちばん伝えたい点です。
マウスは、本体を机の上で動かして使う道具です。 これは縦型でも変わりません。そして本体を動かす動作の起点は、手首ではなく肩と肘です。形状をどれだけ変えても、カーソルを画面の端から端まで運ぶのに必要な移動距離は1ミリも変わりません。
つまり切り分けはこうなります。
- 肘の外側が張る/前腕がだるい → 回内が原因の可能性がある。縦型が直接効く
- 肩がこる/肘の内側が痛む/腕の付け根が重い → 移動量と反復が原因。縦型では変わらない
後者に効くのは、ポインタ速度を上げて手の運動量そのものを減らすこと、マウスを体の正面に寄せること、そして本体を動かさずに済むトラックボールへ移ることです。原因の切り分けはマウスで手首が痛いときの対策に手順込みでまとめました。移動量が原因だと分かっているなら、トラックボールのおすすめランキングのほうが本記事より役に立ちます。
買う前に知っておく3つのデメリット
長所と同じ密度で書いておきます。この3つを許容できないなら、縦型は選ばないほうがいいです。
1. 慣れるまで1〜2週間かかる
操作方法自体は普通のマウスと同じなので、トラックボールほどの学習コストはありません。それでも手のひらを立てて支えるという新しい姿勢を体が覚えるまでには時間がかかります。利用者の報告では1〜2週間が目安とされます。
最初の数日は、小さなボタンを狙う操作で明確に手間取ります。締め切り前に導入しないでください。 忙しい時期に始めると、合う合わない以前に元のマウスへ戻ります。
2. 細かいカーソル操作は苦手になる
普通のマウスは、手のひら全体を上から乗せて、手首と前腕で微調整します。縦型は手を立てるので、親指と手首の傾きで微調整する持ち方に変わります。使える筋肉と可動域が変わるぶん、1〜2ピクセル単位の追い込みは慣れても不利です。
画像編集や作図が中心なら、縦型を常用マウスにして、精密作業のときだけ普通のマウスに持ち替える運用が現実的です。
3. 持ち運びに向かないサイズになる
手を立たせるには高さが要り、その高さを支えるには奥行きが要ります。縦型は構造的に大きくなります。
この記事の5製品でいちばん小さいものでも奥行き118mm、最大の MX Vertical は奥行き120mm・重量135gです。鞄に入れると、背の高い部分に他の荷物の圧力がかかります。据え置きは縦型、外出は薄型のモバイルマウス、という使い分けが素直です。
選び方は「角度」と「サイズ」の2軸
角度 — 立つほど回内は浅く、本体は大きく重くなる
傾斜角度で並べると、この5製品はきれいに3段に分かれます。
| 段 | 製品 | 回内の改善 | 代わりに失うもの |
|---|---|---|---|
| 57度 | MX Vertical / Lift | 大きい | サイズ・重量・価格 |
| 54度 | 400-MA092S | 中〜大 | 機能(設定ソフトなし) |
| 非公表の緩傾斜 | 400-MABT102 / MA-ERGBTK11 | 中程度 | — |
角度は「大きいほど良い」ではありません。 立てるほど本体は高く重くなり、細かい操作もやりにくくなります。すでに前腕や肘の外側に張りが出ているなら57度組を選ぶ価値がありますが、「予防として試したい」段階なら緩傾斜から入って様子を見るほうが失敗の損失が小さくて済みます。
なお 400-MABT102 と MA-ERGBTK11 はメーカーが傾斜角度を公表していません。 他サイトで見かける推定角度は根拠が不明なので、本記事では数値を書きません。
サイズ — 手の実寸で分岐する
角度が合っていても、サイズが合っていなければ縦型のメリットは出ません。
手首のシワから中指の先端までの長さを定規で測ってください。この値が奥行きの目安になります。
- 大きめの手 → MX Vertical(幅78.5×奥行120mm)。他の縦型では手のひらが余ります
- 標準サイズ → Lift(幅71×奥行108mm)/400-MABT102/400-MA092S
- 小さめの手 → MA-ERGBTK11(幅68mm)。既存の縦型が大きすぎた人向け
ロジクール自身が MX Vertical を大きめの手向け、Lift を小〜中サイズ向けと説明しています。同じ57度でも、この2機種は別の人に向けた製品です。
奥行きが足りない縦型を握ると、手のひらが後ろに余って支えが小指の付け根に集中します。逆に大きすぎると、親指と小指を目一杯開いて挟む形になります。どちらも力みの原因になり、回内を浅くした効果を打ち消します。
縦型マウスおすすめ5選
各製品の評価は「回内の浅さ/手のフィット幅/静音性/携帯性/価格の手頃さ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。
なお5製品のうち3つがサンワサプライになりました。意図的に寄せたわけではなく、低価格帯の縦型はサンワダイレクトが実質的に選択肢を握っているのが現状です。上位2機はロジクールで、そこは別のメーカーを選んでいます。
評価
- 回内の浅さ
- 5/5
- 手のフィット幅
- 4.2/5
- 静音性
- 3.2/5
- 携帯性
- 2.6/5
- 価格の手頃さ
- 2.5/5
ここが良い
- 57度の傾斜で前腕の回内がほぼ解消され、握手に近い角度のまま手を置ける
- 幅78.5×奥行120mmと大柄で、手の大きい人でも手のひらが余りにくい数少ない縦型
- Bluetooth・Unifyingレシーバー・USB-C有線の3通りで接続でき、Flowで3台のPCをまたいで使える
- メーカーが従来形状比で前腕の筋活動が約10%減ると公表しており、角度の主張に裏付けがある
ここは惜しい
- クリックが静音仕様ではなく、Web会議中のカチカチ音はマイクに乗る
- 135gと重く外形も大きいため、鞄に入れて持ち歩く使い方には向かない
- 本体を動かす構造は普通のマウスと同じなので、肩と肘の負担は縦型にしても減らない
- 縦型の中でも価格帯が最も高く、合わなかったときの損失が大きい
回内を浅くする、という一点にどこまで振り切れるか。 その答えがこの製品です。
57度という傾斜は、この5製品で最も立っています。手のひらは真下ではなく斜め内向き、握手に近い角度のまま置けます。ロジクールは従来形状比で前腕の筋活動が約10%減ると公表しており(メーカー公表値で、当サイトの計測値ではありません)、角度の主張に裏付けがある数少ない製品です。
もうひとつの強みがサイズです。幅78.5×奥行120mmと大柄で、手の大きい人でも手のひらが余りません。縦型は小さめの設計が多く、手が大きい人に合う選択肢自体が少ないので、ここは実質的に代わりがききません。
接続は Bluetooth・Unifyingレシーバー・USB-C有線の3通り。Flow に対応しているので、3台のPCをカーソル移動だけで行き来できます。
1位にしましたが、弱点ははっきりしています。まずクリックが静音仕様ではありません。 Web会議中のカチカチ音はマイクに乗ります。会議が多いなら、この時点で候補から外れます。静音を優先するなら静音マウスの比較のほうが要求に合います。
そして135g・奥行120mmという大きさは、持ち歩く前提とは相容れません。価格も縦型では最も高く、合わなかったときの損失が大きい製品です。当然ながら、本体を動かす構造は普通のマウスと同じなので、肩と肘の負担は減りません。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 回内の浅さ
- 5/5
- 手のフィット幅
- 3.8/5
- 静音性
- 5/5
- 携帯性
- 3.4/5
- 価格の手頃さ
- 3.4/5
ここが良い
- 傾斜角度はMX Verticalと同じ57度で、回内の浅さは最上位クラスのまま一回り小さい
- 全ボタンが静音仕様で、Web会議やオープンオフィスでもクリック音が問題になりにくい
- 単三形電池1本で最長24か月という公称値で、充電切れで作業が止まる心配が構造的にない
- 左手用モデルが用意されている、縦型としては数少ない選択肢
ここは惜しい
- 小〜中サイズの手を想定した設計で、手の大きい人は指が余って支えにくい
- Logi Bolt方式でUnifyingレシーバーとは互換がなく、既存のレシーバーを流用できない
- ホイールはフリースピンに対応せず、長い文書やコードを一気に送る用途では物足りない
- 57度でも本体を動かす動作は残るため、肩・肘の反復負担は減らない
57度をそのままに、一回り小さくして静音にしたモデルです。角度で妥協していないのが効いています。
傾斜角度は MX Vertical と同じ57度。回内の浅さは最上位クラスのままで、サイズは幅71×奥行108mmと小さくなっています。小〜中サイズの手なら、こちらのほうが正解です。ロジクール自身がそう説明しています。
差が出るのは静音性です。全ボタンが SilentTouch の静音仕様で、Web会議やオープンオフィスでもクリック音が問題になりません。電源も単三形電池1本で公称最長24か月と長く、充電切れで作業が止まる可能性が構造的にないのは、据え置きで一日中使う道具として地味に効きます。左手用モデルがあるのも、縦型では貴重です。
2位にしたのはサイズと拡張性です。手が大きい人には小さい。 指が余って支えにくくなり、角度の効果が出ません。ここは MX Vertical との明確な住み分けです。
レシーバーは Logi Bolt 方式で、手元の Unifying レシーバーは流用できません。ロジクール製品を複数使っている人は、レシーバーが1つ増えることになります。ホイールもフリースピン非対応で、長い文書やコードを一気に送る用途では物足りません。そして57度でも肩・肘の反復負担は減らない点は1位と同じです。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 回内の浅さ
- 3.8/5
- 手のフィット幅
- 4/5
- 静音性
- 4.5/5
- 携帯性
- 4.2/5
- 価格の手頃さ
- 4.6/5
ここが良い
- 約84.4gと縦型としては軽く、傾いた姿勢のまま動かしても腕が疲れにくい
- Bluetoothで3台までマルチペアリングでき、会社PCと私物を1台で行き来できる
- 左右クリックと戻る/進むが静音スイッチで、会議中の操作音を抑えられる
- 単三形電池1本で動き、レシーバー用のUSBポートを消費しない
ここは惜しい
- 傾斜角度がメーカー非公表で、57度組ほど手のひらは立たない。回内の改善幅は中程度にとどまる
- 2.4GHzレシーバー接続に非対応で、Bluetoothが使えない環境では選べない
- チルトホイールや高速スクロールはなく、機能は5ボタンの最小構成
- ボタン割り当てを変更する設定ソフトが用意されていない
軽さとマルチペアリングで選ぶモデルです。角度では上位2機に譲りますが、別の軸で価値があります。
約84.4gは、縦型としてはかなり軽い部類です。縦型は手を立てて支えるぶん、重量がそのまま「動かしにくさ」として出ます。傾いた姿勢のまま本体を動かしても腕が疲れにくいのは、この軽さの効果です。
Bluetooth で3台までマルチペアリングできるので、会社PCと私物を1台で行き来できます。左右クリックと戻る/進むが静音スイッチなのも、会議の多い環境では効きます。単三形電池1本駆動でレシーバー用のUSBポートも消費しません。
3位にしたのは角度です。メーカーが傾斜角度を公表しておらず、57度組ほど手のひらは立ちません。 回内の改善幅は中程度にとどまります。すでに前腕に張りが出ている人が、この製品で解決すると期待するのは筋が違います。
接続は Bluetooth 専用で、2.4GHzレシーバーには非対応です。BIOS画面やBluetoothが使えない環境では動きません。 機能も5ボタンの最小構成で、チルトホイールも高速スクロールもなく、割り当てを変える設定ソフトも用意されていません。「まず軽い縦型を試す」「複数PCを1台で回す」という目的に対して素直な製品という位置づけです。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 回内の浅さ
- 4.5/5
- 手のフィット幅
- 3.8/5
- 静音性
- 4.5/5
- 携帯性
- 3.8/5
- 価格の手頃さ
- 4.8/5
ここが良い
- 54度の傾斜で、57度組に近い角度を最も安い価格帯で得られる
- 小指がデスクに当たりにくいエルゴエッジ構造で、手首の角度を保ちやすい
- 5ボタンすべて静音仕様で、共有オフィスや在宅の会議中でも使いやすい
- 約86gと軽く、単三形電池1本で駆動するので運用が単純
ここは惜しい
- 2.4GHzレシーバー専用でBluetooth非対応。USBポートを1つ占有する
- 分解能が1000/1600dpiの2段階のみで、4Kや複数画面ではカーソル移動が忙しくなる
- ボタン割り当てを変える設定ソフトがなく、サイドボタンの用途を変更できない
- カラーがシルバーとレッドのみで、黒い機材で揃えたデスクには浮きやすい
54度を最も安い価格帯で買えるのが、この製品の存在理由です。
57度組との差は3度。角度としては上位2機に近く、回内の改善という本来の目的に対しては十分な立ち方をしています。小指がデスクに当たりにくいエルゴエッジ構造で、手首の角度も保ちやすい設計です。5ボタンすべて静音仕様で、約86gと軽く、単三形電池1本で駆動する。運用が単純で、余計な要素がありません。
4位にしたのは接続とカスタマイズです。2.4GHzレシーバー専用でBluetooth非対応。USBポートを1つ占有し、ポートの少ないノートPCでは邪魔になります。
分解能も1000/1600dpiの2段階しかありません。4Kモニターや複数画面の環境では、カーソルを端から端まで運ぶ手の移動が忙しくなります。これは「肩と肘の負担」に直結するので、画面が広い人には無視できない欠点です。設定ソフトもないので、サイドボタンの用途は変更できません。カラーもシルバーとレッドのみで、黒い機材で揃えた机には浮きます。
要求が「安く54度を試す」に絞れているなら合理的な選択です。逆にBluetoothが必須なら、この時点で候補から外れます。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 回内の浅さ
- 3.5/5
- 手のフィット幅
- 3.5/5
- 静音性
- 4.5/5
- 携帯性
- 4/5
- 価格の手頃さ
- 4.3/5
ここが良い
- 幅68mmとスリムで、手が小さい人でも軽い力で支えられる
- 全ボタン静音に加えて筐体に抗菌剤を練り込んでおり、共有デスクや来客のある環境に置きやすい
- Bluetooth 5.1のみの接続でレシーバーが不要。ノートPCのUSBポートを空けられる
- 上から握らず横から手を添える設計で、手首のひねりを抑えつつ既存の操作感を保てる
ここは惜しい
- 高さ66mmで完全な縦型ではなく、回内の改善幅は57度組よりはっきり小さい
- 単三形電池2本のため、公称94gに電池分の重さが上乗せされる
- マルチペアリングに非対応で、複数PCを切り替える使い方には向かない
- Amazonでの取り扱いが確認できず、購入経路が楽天など一部に限られる
幅68mmという数字が、この製品の全てです。
縦型は「大きすぎて支えられない」という理由で脱落する人が一定数います。この製品は幅68mmとスリムで、手が小さい人でも軽い力で支えられます。 上から握るのではなく横から手を添える設計なので、手首のひねりを抑えつつ既存の操作感を保てるのも移行しやすい点です。
全ボタン静音に加えて、筐体に抗菌剤を練り込んでいます。共有デスク、来客のある受付、医療や教育の現場のように他人が触る前提の環境では、この仕様が選定理由になります。Bluetooth 5.1 のみの接続でレシーバーも不要です。
5位にしたのは角度です。高さ66mmは完全な縦型とは呼びにくく、回内の改善幅は57度組よりはっきり小さくなります。角度も非公表です。前腕の張りをはっきり減らしたいという目的に対しては、力不足だと考えてください。
電源は単三形電池2本なので、公称94gに電池分が上乗せされます。マルチペアリングにも非対応で、複数PCの切り替えには向きません。そしてAmazonでの取り扱いが確認できず、購入経路が楽天など一部に限られます。
「手が小さくて他の縦型が合わなかった」「共有デスクで抗菌が要る」という具体的な条件があるとき以外は、上位を選んだほうが満足度は高いはずです。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシロジクールMX Vertical | ロジクールLift | サンワサプライ400-MABT102 | サンワサプライ400-MA092S | サンワサプライMA-ERGBTK11 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.5/5 | 4.4/5 | 4.1/5 | 4/5 | 3.8/5 |
| 傾斜角度 | 57度 | 57度 | メーカー非公表(緩やかな傾斜) | 54度 | メーカー非公表(横から手を添える形状) |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 約78.5×120×79mm | 約71×108×70mm | 約71.2×111.2×76.8mm | 約77×112×71mm | 約68×118×66mm |
| 重量 | 約135g | 約125g | 約84.4g(電池を除く) | 約86g | 約94g(電池を除く) |
| 接続方式 | Bluetooth / Unifyingレシーバー / USB-C有線 | Bluetooth / Logi Boltレシーバー | Bluetooth 5.0/3.0(3台マルチペアリング) | 2.4GHzワイヤレス(USB-Aナノレシーバー) | Bluetooth 5.1 |
| 電源 | 内蔵充電池(USB-C充電) | 単三形電池1本(最長24か月) | 単三形電池1本 | 単三形電池1本 | 単三形電池2本 |
| ボタン数 | 6個 | 6個 | 5個 | 5個 | 5個 |
| 静音スイッチ | 非搭載 | 全ボタン静音(SilentTouch) | 左右クリックと戻る/進むが静音 | 搭載 | 全ボタン静音 |
| 分解能 | 400〜4000dpi | 400〜4000dpi | 800/1000/1600/2400dpi | 1000/1600dpi | 800/1200/1600dpi |
| 対応ソフト | Logi Options+(Flow対応) | Logi Options+ | なし(本体ボタンで切替) | なし(本体ボタンで切替) | なし(本体ボタンで切替) |
| こんな人に | 手が大きく、前腕の回内をできるだけ浅くしたい人。据え置きで一日中マウスを握る人 | 手が小さめ〜標準サイズで、静音性とバッテリー切れのなさを重視する人。左利きの人 | 複数のPCを1台で行き来したい人。まず軽い縦型から様子を見たい人 | 費用を抑えて54度の縦型を試したい人。Bluetoothを使わないデスクトップ環境 | 手が小さく、既存の縦型が大きすぎた人。抗菌が求められる共有デスクや医療・教育現場 |
| 購入先 |
縦型マウスが向かない人
正直に書いておきます。次に当てはまるなら、別の道具を選んでください。
肩や肘の内側がつらい人 — 繰り返しになりますが、縦型では改善しません。本体を動かす距離が変わらないためです。移動量が原因なら、本体を固定して使うトラックボールか、ポインタ速度の見直しが正しい打ち手です。傾斜角を変えられるトラックボールなら回内と移動量の両方に効くので、Logicool MX Ergo S のレビューも比較対象になります。
1ピクセル単位の精度が要る作業が中心の人 — 画像編集や作図が仕事の中心なら、縦型に移すと効率が落ちる可能性があります。持ち替え運用にするか、普通のマウスのまま姿勢と机の高さを直すほうが早いです。
マウスを持ち歩く人 — 構造上、薄くはなりません。外出用は別に用意することになります。
ゲームをする人 — 縦型はゲーミング用のセンサーや軽量化とは設計思想が逆です。作業用と割り切ってください。
そもそも今どこも痛くない人 — 予防としての導入は否定しませんが、慣れの期間と価格を払う価値があるかは考えたほうがいいです。まずはマウスの選び方全般やエンジニア向けのマウス比較で、自分の作業内容に合う形状を確かめるほうが順序として自然です。
まとめ
- 痛む場所を先に切り分ける — 肘の外側や前腕なら縦型、肩や肘の内側なら縦型では変わらない
- 角度を決める — 回内を浅くしたいなら57度、費用優先なら54度、様子見なら緩傾斜
- 手の実寸を測る — 大きめなら MX Vertical、標準以下なら Lift、小さめなら MA-ERGBTK11
- 会議が多いなら静音を確認する — MX Vertical は静音非搭載
- 1〜2週間の移行期間を確保してから買う — 締め切り前に導入しない
縦型マウスは万能の解決策ではありません。 効く相手が「前腕の回内」に限られていることを理解したうえで選べば、期待外れになる確率はかなり下がります。



