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マウスのおすすめ5選|持ち方と手の大きさで選ぶ

公開日

この記事の結論

  1. 1

    MX Master 4

    ★ 4.6

    手が大きく、かぶせ持ちで一日中デスクワークする人

  2. 2

    Lift

    ★ 4.4

    前腕をひねる姿勢が気になる人、手が小さめで縦型を試したい人

  3. 3

    MX Anywhere 3S

    ★ 4.4

    手が小さい人、社内や外出先に持ち運んで使う人

  4. 4

    Viper V3 Pro

    ★ 4.3

    つまみ持ち・つかみ持ちで、マウスを速く大きく動かす人

  5. 5

    EX-G PRO トラックボール

    ★ 4.2

    腕をほとんど動かさずに操作したい人、机の作業スペースが狭い人

各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

結論から書きます。マウスは「持ち方」と「手の大きさ」で形が先に決まります。 機能や価格から入ると、握った瞬間に合わないものを買うことになります。かぶせ持ちで手が大きいならMX Master 4、前腕のねじれが気になるならLift、手が小さい・持ち運ぶならMX Anywhere 3S、速く大きく振るならViper V3 Pro、腕を動かしたくないならEX-G PRO トラックボールです。

まず手を測る。2分で候補が半分に減る

マウス選びで最初にやることは、スペック比較ではなく採寸です。マウスは手に接触し続ける道具なので、寸法が合っていない時点で他のどの長所も効きません。

定規を机に置いて手を乗せ、2か所を測ってください。

  • 手長 — 手首にできる横じわの中央から、中指の先端まで
  • 手幅 — 指を広げない状態で、人差し指の付け根から小指の付け根まで

目安として、手長17cm以上なら大きめ、15.5〜17cmで標準、15.5cm未満なら小さめという区分がよく使われます。ただしこれはメーカー統一の規格ではありません。 各社が独自の推奨サイズを出しているだけなので、境界付近なら両方の候補を残しておくのが安全です。

この数字が効くのは、カタログの奥行と照らし合わせるときです。手長がマウスの奥行より明らかに長ければ指が前に余ってボタンの手前を押すことになり、短ければサイドボタンや親指ホイールに指が届きません。この記事の5製品でいえば、奥行は100.5mmから135mmまで開きがあります。同じ「マウス」というカテゴリのなかで3割以上違うので、ここを見ずに機能だけで選ぶと外します。

持ち方は3つ。今のマウスを握れば分かる

次に決めるのが持ち方です。今使っているマウスを普段どおり握って、手のひらの根元がどこに当たっているかを見てください。

持ち方 手のひらの接地 指の角度 合う形状
かぶせ持ち 根元まで全面が乗る 寝ている 背が高く奥行のある大型
つかみ持ち 後ろ半分だけ当たる やや立つ 中型・背は中〜低
つまみ持ち 浮いている 立っている 小型・軽量・背が低い

かぶせ持ちは手のひら全体をマウスに預ける持ち方です。指を反らせずに済むので長時間の作業でラクですが、背が低いマウスだと手のひらが宙に浮き、支えるための力が常時かかります。背の高い大型機が要ります。

つまみ持ちは指先だけでマウスを操作する持ち方です。マウスを持ち上げて置き直す動作が多くなるため、重い機種だと手首と前腕に効いてきます。背が低く軽いものを選びます。

つかみ持ちはその中間で、選べる機種がいちばん広い持ち方です。中型で左右対称に近い形状なら、たいてい当てはまります。

どれか分からないという場合、原因はたいてい今のマウスが手に合っていないことです。その状態では持ち方が固定されず、無意識に握り替えています。いちばん力を抜いて手を置ける形を基準にしてください。

水平型で決まらないなら、縦型かトラックボール

ここまでの2軸は、机の上を滑らせる一般的なマウス(水平型)を前提にしています。すでに手首や前腕に違和感がある人は、そもそも別の形状を検討したほうが早いです。

縦型が減らすのは前腕のねじれです。 水平型を握るとき、前腕は手のひらを下に向ける「回内」の状態にあります。縦型は本体を傾けることでこの角度を浅くし、握手に近い姿勢に寄せます。肘の外側や前腕が張る人に向きます。

トラックボールが減らすのは移動量です。 本体を滑らせないので、手首から先を動かす動作そのものがなくなります。手首の付け根が痛む人、机が狭くてマウスを動かす場所を確保できない人はこちらです。

どちらも慣れの期間が要ります。縦型は数日、トラックボールは1〜2週間は作業速度が落ちると見込んでください。締め切り前の切り替えは避けたほうが無難です。痛みが出ている段階での対処は腱鞘炎を避けるマウスの選び方に、トラックボールの機種選びはトラックボールのおすすめに分けて書いています。

マウスのおすすめ5選

評価は「形状フィット/手首負担の軽さ/カスタマイズ性/携帯性/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。

5製品は形状を1つずつ埋める形で選んでいます。 売れ筋ランキングをそのまま並べるとロジクールの中位機ばかりになり、「持ち方で選ぶ」という判断の材料になりません。かぶせ持ち・縦型・小型・つまみ持ち・トラックボールを1台ずつ置いています。

第1位LogicoolMX Master 4総合評価4.6/5

評価

形状フィット
4.8/5
手首負担の軽さ
4.5/5
カスタマイズ性
5/5
携帯性
2.5/5
コスパ
3.5/5

ここが良い

  • 高さ50.8mmで手のひら全体を預けられ、かぶせ持ちで指を反らせずに済む断面をしている
  • MagSpeed電磁気スクロールとサムホイールを併せ持ち、縦と横のスクロールを指の置き場所を変えずに回せる
  • 親指エリアの触覚フィードバックとActions Ringで、8つのショートカットをマウス上から呼び出せる
  • クリック音を抑えた静音設計で、通話中や共有スペースでも操作音が立ちにくい

ここは惜しい

  • 150gと重く、マウス全体を大きく振って動かす操作には向かない
  • 手の長さがおよそ17cmを下回るとサイドボタンや親指ホイールに指が届きにくくなる
  • 右手専用で、左手用の設定や左利き向けモデルがない
  • 2万円を超える価格帯で、Actions Ringや横スクロールを使わないなら割高になる

かぶせ持ちで、手長17cm以上。 この条件に当てはまるなら、現行のデスクワーク向けマウスで到達点にあたる1台です。

決め手は高さ50.8mmという断面です。手のひらの根元まで乗せられるので、指を反らせずにクリックできます。背の低いマウスをかぶせ持ちで使うと手のひらが浮き、支えるための力が一日中かかりますが、この形状ならそれがありません。

機能面ではMagSpeed電磁気スクロールとサムホイールを両方持ちます。縦と横のスクロールを、指の置き場所を変えずに回せる構成です。加えて親指エリアの触覚フィードバックとActions Ringで、8つのショートカットをマウス上から呼び出せます。クリック音も抑えられているので、通話中の操作音が気になりません。

向かないのは、手が小さい人と軽さを求める人です。 150gは明確に重く、感度を低めにして大きく振る使い方には合いません。手長がおよそ17cmを下回ると、サイドボタンと親指ホイールに指が届かなくなります。右手専用なので左利きの選択肢にもなりません。

そして2万円を超える価格帯です。Actions Ringも横スクロールも使わないなら、この価格を払う理由はありません。

第2位LogicoolLift総合評価4.4/5

評価

形状フィット
4.2/5
手首負担の軽さ
4.7/5
カスタマイズ性
3.5/5
携帯性
3/5
コスパ
4/5

ここが良い

  • 57度の傾斜で握手に近い前腕の角度になり、手のひらを下に向ける回内の度合いが小さくなる
  • 縦型としては小ぶりな部類で、大型の縦型マウスでは持て余す小さめの手でも指が届きやすい
  • クリック音を抑えた静音スイッチを採用しており、同室に人がいる環境でも音が立ちにくい
  • 単3電池1本で最長24か月とされ、充電のためにケーブルを挿す手間がない

ここは惜しい

  • 縦型は握り替えの慣れが必要で、細かいドラッグや範囲選択は水平型より難しくなりやすい
  • 高さ71mmの立った形状のため、手のひら全体を寝かせて預けるかぶせ持ちにはならない
  • 右手用のみで、左利きは別モデル(Lift for Left)を選ぶ必要がある
  • センサーは最大4000dpiで、4Kや複数枚のモニター環境では感度設定の詰めが要る

前腕のねじれが気になるなら、水平型より先に試す価値があります。

57度の傾斜で、握手に近い前腕の角度になります。手のひらを下に向ける回内の度合いが小さくなるので、肘の外側や前腕の張りに心当たりがある人に向きます。

縦型は大型になりがちなカテゴリですが、この製品は幅70×奥行108mmと小ぶりな部類です。大型の縦型では持て余す小さめの手でも、指が各ボタンに届きます。 縦型を試したいが手が大きくないという層の受け皿になっているのが、この機種の立ち位置です。静音スイッチを採用しており、単3電池1本で最長24か月とされるので、充電のためにケーブルを挿す手間もありません。

向かないのは、細かい作業を毎日する人とかぶせ持ちの人です。 縦型は握り替えの慣れが要り、細かいドラッグや範囲選択は水平型より難しくなります。高さ71mmの立った形状なので、手のひらを寝かせて預けるかぶせ持ちにはなりません。左利きは別モデル(Lift for Left)が必要です。

センサーは最大4000dpiで、上位機の8000dpiには届きません。4Kや複数枚のモニター環境では、感度設定を詰める作業が要ります。

第3位LogicoolMX Anywhere 3S総合評価4.4/5

評価

形状フィット
3.8/5
手首負担の軽さ
3.5/5
カスタマイズ性
4.5/5
携帯性
5/5
コスパ
3.8/5

ここが良い

  • 奥行100.5mm・高さ34.4mmと小さく、手の長さが16cm前後でも指が前に余らない
  • MagSpeedホイールのフリースピンに切り替えれば、長い表やコードを一振りで送れる
  • Darkfieldセンサーを積んでおり、ガラス天板や光沢面でもマウスパッドなしで動く
  • 静音クリックとUSB-C充電の組み合わせで、会議室やカフェに持ち出しても扱いやすい

ここは惜しい

  • 背が低いぶん手のひらが支えられず、かぶせ持ちで長時間使うと手首が机に沈みやすい
  • 99gは超軽量ゲーミングマウスと比べると重く、指先だけで振り回す用途には向かない
  • MX Master系にある親指ホイールがなく、横スクロールはホイールを傾ける操作に頼る
  • 本体が小さいぶんサイドボタンの間隔が狭く、押し分けに慣れが要る

手が小さい人と、持ち歩く人の第一候補です。

奥行100.5mm・高さ34.4mmという小ささが全てです。手長が16cm前後でも指が前に余らず、つまみ持ちとつかみ持ちのどちらにも当てはめられます。1位のMX Master 4が「大きい手のかぶせ持ち」なら、こちらは真逆の位置にあります。

小型でありながら、機能は上位機に寄せてあります。MagSpeedホイールはフリースピンに切り替えられるので、長い表やコードを一振りで送れます。Darkfieldセンサーを積んでいるため、ガラス天板や光沢面でもマウスパッドなしで動く。静音クリックとUSB-C充電の組み合わせで、会議室やカフェに持ち出す運用にも向きます。

向かないのは、かぶせ持ちで一日中使う人です。 背が低いので手のひらが支えられず、長時間だと手首が机に沈みます。99gは超軽量ゲーミングマウスと比べれば重く、指先だけで振り回す用途には中途半端です。

MX Master系にある親指ホイールもないので、横スクロールはホイールを傾ける操作に頼ります。本体が小さいぶんサイドボタンの間隔も狭く、押し分けには慣れが要ります。「小ささを取るために何を捨てるか」がはっきりしている機種です。

第4位RazerViper V3 Pro総合評価4.3/5

評価

形状フィット
4.3/5
手首負担の軽さ
3.5/5
カスタマイズ性
3.5/5
携帯性
4/5
コスパ
2.5/5

ここが良い

  • 54gという軽さで、指先でマウスを持ち上げて置き直す動作を繰り返しても腕の負担が小さい
  • 高さ39.9mmと背が低く、手のひらを浮かせるつまみ持ちでも手首が反り上がりにくい
  • 左右対称形状のため、つまみ持ちとつかみ持ちのどちらにも当てはめやすい
  • 同梱の8000Hzドングルでポーリングレートを上げられ、速い動きでもカーソルが飛びにくい

ここは惜しい

  • 静音スイッチではないためクリック音がはっきり出て、静かなオフィスや通話中には向かない
  • サイドボタンが2つだけで、業務用の多ボタンマウスのようなショートカット割り当てはできない
  • チルト(横スクロール)に対応せず、横に長い表計算の操作は不便
  • 実売2万円台とeスポーツ前提の価格設定で、事務作業だけを目的にすると過剰

つまみ持ちで、マウスを速く大きく動かす人向けの1台です。

54gという軽さが選ぶ理由になります。つまみ持ちはマウスを持ち上げて置き直す動作が多くなるため、本体の重さがそのまま前腕の負担になります。ここが50g台なら、同じ動作を繰り返しても腕にたまるものが違います。高さ39.9mmと背が低いので、手のひらを浮かせても手首が反り上がりません。左右対称形状なので、つまみ持ちとつかみ持ちのどちらにも当てはめられます。

同梱の8000Hzドングルでポーリングレートを上げられる点も、速い動きでカーソルが飛びにくいという意味で効きます。

向かないのは、静かさを求める人と多ボタンが要る人です。 静音スイッチではないためクリック音ははっきり出ます。静かなオフィスや通話中の使用を想定しているなら、この時点で候補から外れます。サイドボタンは2つだけで、業務用の多ボタンマウスのようなショートカット割り当てはできません。チルトにも対応しないので、横に長い表計算では不便です。

実売2万円台とeスポーツ前提の価格設定なので、事務作業だけが目的ならこの価格は過剰です。 軽さと形状が要求に合う人だけが選ぶ機種だと考えてください。

第5位ELECOMEX-G PRO トラックボール総合評価4.2/5

評価

形状フィット
4/5
手首負担の軽さ
4.8/5
カスタマイズ性
4.5/5
携帯性
2/5
コスパ
4/5

ここが良い

  • 本体を滑らせないので、マウスを動かす場所が要らず狭い机やひざ上でも操作が成立する
  • 直径34mmの大きめボールと2.5mmの人工ルビー支持球の組み合わせで、親指の小さな動きで長い距離を送れる
  • 8ボタン+チルトホイールがあり、コピーや進む・戻るをボタン側へ逃がせる
  • 有線・2.4GHz・Bluetoothの3通りで接続でき、会社のPCと自宅のPCで使い回しやすい

ここは惜しい

  • 親指でボールを転がす操作は慣れが要り、細かい範囲選択や図形の描画は最初かなり遅くなる
  • ボールと支持球にホコリや皮脂が溜まると転がりが渋くなるため、定期的にボールを外して拭く手入れが前提になる
  • 約147gに電池の重さが加わり、持ち運び用途には重い
  • 充電池内蔵ではなく乾電池式で、外観・機構ともに設計年次が古い

腕を動かさないという一点に振り切った形状です。

本体を滑らせないので、マウスを動かす場所そのものが要りません。狭い机でも、書類が広がっていても、ひざの上でも操作が成立します。直径34mmの大きめのボールと2.5mmの人工ルビー支持球という組み合わせで、親指の小さな動きで長い距離のカーソル移動を送れます。

8ボタン+チルトホイールがあるので、コピーや進む・戻るをボタン側へ逃がせます。有線・2.4GHz・Bluetoothの3方式で接続でき、会社のPCと自宅のPCで使い回しやすいのも実用的です。

向かないのは、すぐ使えないと困る人と手入れを避けたい人です。 親指でボールを転がす操作は慣れが要り、細かい範囲選択や図形の描画は最初かなり遅くなります。ボールと支持球にホコリや皮脂が溜まると転がりが渋くなるため、定期的にボールを外して拭く手入れが前提です。

約147gに電池の重さが加わるので持ち運びには重く、充電池内蔵ではなく乾電池式です。外観も機構も設計年次の古さが出ている製品ではありますが、ボタン数と3方式接続を同時に満たす選択肢は多くありません。

5製品を横並びで比較する

製品比較表
項目イチオシLogicoolMX Master 4LogicoolLiftLogicoolMX Anywhere 3SRazerViper V3 ProELECOMEX-G PRO トラックボール
総合評価4.6/54.4/54.4/54.3/54.2/5
サイズ幅88.2×奥行128.2×高さ50.8mm幅70×奥行108×高さ71mm幅65×奥行100.5×高さ34.4mm幅63.9×奥行127.1×高さ39.9mm幅108.0×奥行135.0×高さ47.7mm
重量150g125g99g54g約147g(電池含まず)
想定する持ち方かぶせ持ち(右手専用)縦型(57度傾斜)・右手用つまみ持ち・つかみ持ち(小型左右対称寄り)つまみ持ち・つかみ持ち(左右対称)親指操作トラックボール(右手用)
接続Bluetooth Low Energy/Logi Bolt(USB-C)Bluetooth Low Energy/Logi BoltBluetooth Low Energy/Logi BoltHyperSpeed Wireless(2.4GHz)/USB-C有線有線/2.4GHz無線/Bluetooth の3方式
センサーDarkfield 200〜8000dpi400〜4000dpiDarkfield 200〜8000dpiFocus Pro 35K Gen-2(最大35000dpi)—
ボタン8(親指側に触覚フィードバック センスパネル)6668+チルトホイール
電源USB-C充電・最長70日単3電池1本・最長24か月USB-C充電・最長70日内蔵充電池・最長約95時間(1000Hz時)単3電池1本
ボール————直径34mm・人工ルビー支持球2.5mm
分解能————500/1000/1500カウント切替
こんな人に手が大きく、かぶせ持ちで一日中デスクワークする人前腕をひねる姿勢が気になる人、手が小さめで縦型を試したい人手が小さい人、社内や外出先に持ち運んで使う人つまみ持ち・つかみ持ちで、マウスを速く大きく動かす人腕をほとんど動かさずに操作したい人、机の作業スペースが狭い人
購入先

奥行だけ抜き出すと、100.5mm(MX Anywhere 3S)から135mm(EX-G PRO トラックボール)まで開きます。先に測った手長と、この列を照らし合わせてください。 ここが合っていないと、他の項目の点数は意味を持ちません。

形が決まったら、そこから先は条件で絞る

形状が決まった段階で、候補はまだ複数残っているはずです。そこから先は、使う環境の条件で絞り込みます。

同室に人がいる、通話が多い — クリック音が問題になります。静音スイッチの有無だけでなく、ホイール音と滑走音は残るという前提を押さえておく必要があります。静音マウスのおすすめで機種ごとの差を整理しています。

複数のPCを行き来する、机にケーブルを増やしたくない — 接続方式とマルチペアリングの話になります。Bluetoothと専用レシーバーの使い分けはワイヤレスマウスのおすすめにまとめました。

ショートカットをマウス側へ逃がしたい — ボタン数と割り当てソフトの自由度が判断軸になります。開発やデザインの作業を前提にした選び方はエンジニア向けマウスのおすすめにまとめています。

ロジクールで揃えたい — 型番が多く、シリーズの役割を先に理解したほうが早いです。価格帯別の整理はロジクールのマウスおすすめにあります。

いずれも形状が決まったあとの話です。順序を逆にして、静音やワイヤレスから入ると、握った瞬間に合わないマウスが手元に残ります。

まとめ

  1. 手長と手幅を測る — 定規を机に置いて2分。カタログの奥行と照らす基準になる
  2. 今のマウスを握って持ち方を確認する — 手のひらの根元が当たっているかで判別できる
  3. 水平型で決まらないなら縦型かトラックボール — ねじれが問題なら縦型、移動量が問題ならトラックボール
  4. 形状を決めてから条件で絞る — 静音・ワイヤレス・多ボタンは全部あとの話
  5. 店頭では3点だけ見る — 手のひらとの隙間、親指とサイドボタンの位置、人差し指の反り

機能表から選ばないでください。 ボタンが多いマウスも、軽いマウスも、手に合っていなければ一日の終わりに残るのは疲労だけです。採寸は2分で終わります。そこから始めるのが、いちばん失敗しない順序です。

よくある質問

手の大きさはどうやって測ればいいですか?
定規を机に置いて手を乗せ、2か所を測ってください。ひとつは手長で、手首にできる横じわの中央から中指の先端までの長さです。もうひとつは手幅で、指を広げない状態での人差し指の付け根から小指の付け根までの幅です。マウスのカタログに載っている寸法は幅・奥行・高さの3つですが、対応するのは主に手長です。手長がマウスの奥行より明らかに長ければ指が前に余り、短ければサイドボタンに指が届きません。測るのに2分もかかりませんし、これをやっておくと店頭で候補を絞る速度が変わります。
かぶせ持ち・つかみ持ち・つまみ持ちのどれか分かりません
今使っているマウスを普段どおり握って、手のひらの根元がマウスの背に触れているかを見てください。触れていればかぶせ持ちです。手のひらの根元は浮いていて、指の第一関節から先だけがボタンに乗っているならつまみ持ち。その中間で、手のひらの後ろ半分だけが当たり指が立っているならつかみ持ちです。どれか分からないというのは、たいてい今のマウスの大きさが手に合っていない状態です。その場合は、いちばん力を抜いて置ける持ち方を基準にしてください。
縦型マウスとトラックボール、どちらが手首にラクですか?
負担のかかり方が違うので、何がつらいかで選び分けます。縦型が減らすのは前腕のねじれです。手のひらを下に向ける回内の姿勢が浅くなるので、肘の外側や前腕が張る人に向きます。トラックボールが減らすのは移動量です。本体を滑らせないので、手首から先を動かす動作そのものがなくなります。手首の付け根が痛む人や、机が狭くてマウスを動かす場所がない人はこちらです。両方に心当たりがあるなら、傾斜のついたトラックボールという選択肢もあります。
軽いマウスと重いマウス、どちらがいいですか?
動かし方で決まります。感度を低めにしてマウスを大きく振る使い方なら、軽いほうが腕の負担が小さくなります。逆に感度を高くして手首から先だけで動かすなら、軽すぎると狙った位置で止めにくくなり、ある程度の重さが安定につながります。一日中デスクワークをして移動距離が短い人が、ゲーミング向けの50g台を選んでも恩恵は小さいです。まず感度設定を見直し、それでも腕が疲れるなら軽量機を検討する順序が無駄になりません。
家電量販店で試すとき、何を見ればいいですか?
3点だけ確認すれば十分です。ひとつめは、力を抜いた状態で手のひらとマウスの背に隙間ができないか。隙間があると、握るために常時わずかな力が要ります。ふたつめは、親指を自然に置いた位置にサイドボタンがあるか。指を伸ばさないと届かないなら、そのボタンは結局使いません。みっつめは、クリックするときに人差し指の第二関節が反っていないか。反るなら本体が高すぎるか、奥行が長すぎます。クリック感の好みは、この3つを満たしてから比べてください。

この記事を書いた人

midori

PC周辺機器の仕様と売れ筋データを読み比べて、用途別の選び方に落とし込んでいます。実機を入手した製品は、記事にその旨を明記しています。

  • メーカー公表値と売れ筋データを突き合わせて比較
  • 欠点を長所と同じ密度で書く

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