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トラックボールのおすすめランキング

公開日

この記事の結論

  1. 1

    Logicool MX Ergo S

    ★ 4.6

    親指操作で、傾斜角も調整して負担を減らしたい人

  2. 2

    Logicool ERGO M575S

    ★ 4.3

    まずトラックボールを試したい人

  3. 3

    Kensington SlimBlade Pro

    ★ 4.2

    親指を使いたくない人、腕全体で大きく操作したい人

  4. 4

    エレコム HUGE

    ★ 4.0

    親指操作のまま、大玉と多ボタンが欲しい人

  5. 5

    Kensington Orbit トラックボール

    ★ 3.6

    人差し指操作を、省スペースかつ低予算で試したい人

各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

結論から書きます。通常のマウスから移行するなら Logicool MX Ergo S、親指を使いたくないなら Kensington SlimBlade Pro です。 まず安く試したいなら ERGO M575S。

トラックボール選びで最初に決めるのは製品名ではなく、どの指でボールを回すかです。親指・人差し指・手のひらの3方式があり、負担のかかる場所がまったく違います。ここを間違えると、慣れる前に手放すことになります。

まず「どの指で回すか」を決める

トラックボールは操作方式で3種類に分かれます。製品を比べる前に、ここを決めてください。

親指操作 — 本体を手のひらで包み、親指で小さめのボールを回します。通常のマウスに近い持ち方なので、移行がいちばん楽です。手の移動がゼロになるので省スペースにも効きます。ただし親指という一本の指を酷使するため、親指の付け根に不安がある人には向きません。

人差し指・中指操作 — 本体中央のボールを人差し指と中指で回します。親指は横のボタンに置く形になります。親指より器用な指を使えるぶん細かい操作がしやすい反面、選択肢が少なく、製品を選びにくいのが実情です。

手のひら操作 — 大きなボールを指全体で転がします。特定の指に負担が集中しないのが最大の利点で、左右対称形状なら左右の手を交代しながら使えます。設置面積は大きくなります。

すでに手首や指に痛みが出ている場合は、痛む場所から逆算して選ぶ必要があります。原因の切り分け方はマウスで手首が痛いときの対策にまとめました。

トラックボールおすすめランキング5選

各製品の評価は「操作精度/手の負担/慣れやすさ/カスタマイズ性/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。

第1位LogicoolLogicool MX Ergo S総合評価4.6/5

評価

操作精度
4.4/5
手の負担
4.7/5
慣れやすさ
4.5/5
カスタマイズ性
4.6/5
コスパ
4.2/5

ここが良い

  • 傾斜角を20度に変えられ、前腕のねじれを同時に軽減できる
  • 通常のマウスに近い持ち方なので、移行のハードルが低い
  • 多ボタンでカスタマイズでき、作業効率を落としにくい

ここは惜しい

  • 親指を酷使するため、親指の付け根に不安がある人には向かない
  • 小玉なので、大きくカーソルを飛ばす操作は苦手

最初の1台として最も勧めやすいモデルです。決め手は傾斜角を変えられることでした。

トラックボールは手の移動をなくしますが、それだけでは前腕のねじれ(手のひらを下に向ける姿勢)は残ります。20度の傾斜をつけると手が自然な角度に近づき、移動量とねじれの両方に同時に効きます。トラックボールでこの両取りができる製品は多くありません。

持ち方が通常のマウスに近いので移行のハードルも低く、多ボタンのカスタマイズで作業効率の落ち込みも抑えられます。

弱点は2つ。親指を酷使するので親指の付け根に不安がある人には向かないこと。もうひとつは小玉なので、大きくカーソルを飛ばす操作が苦手なことです。マルチモニターで画面が広い人は、ポインタ速度を上げて補う必要があります。

価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。

第2位LogicoolLogicool ERGO M575S総合評価4.3/5

評価

操作精度
4.1/5
手の負担
4.3/5
慣れやすさ
4.6/5
カスタマイズ性
3.4/5
コスパ
4.8/5

ここが良い

  • トラックボールの入門機として価格が抑えられている
  • 形状が素直で、通常のマウスからの移行で戸惑いにくい
  • 電池持ちが長く、日常運用で困らない

ここは惜しい

  • 傾斜角が固定で、前腕のねじれ対策にはならない
  • ボタン数が少なく、細かいカスタマイズには向かない

トラックボールの入門機です。まず試したいという段階なら、これで十分に方式の相性を判断できます。

形状が素直で、通常のマウスからの移行で戸惑いにくいのが良いところです。電池持ちも長く、日常運用で困る場面がありません。

1位との差は傾斜角とボタン数です。傾斜が固定なので前腕のねじれ対策にはならず、ボタンも少ないのでカスタマイズの余地が限られます。

とはいえトラックボールが自分に合うか分からない段階で高いモデルを買う必要はありません。 ここで方式の相性を確かめて、続きそうなら上位に移る、という順序は合理的です。

価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。

第3位KensingtonKensington SlimBlade Pro総合評価4.2/5

評価

操作精度
4.5/5
手の負担
4.4/5
慣れやすさ
3.4/5
カスタマイズ性
3.6/5
コスパ
3.8/5

ここが良い

  • 大玉を指全体で回すので、特定の指に負担が集中しない
  • 左右対称形状で、左右の手を交代しながら使える
  • 惰性でボールが回り、画面を大きく横断する操作が速い

ここは惜しい

  • 設置面積が大きく、机上のスペースを取る
  • フラットな形状で、手首の角度は改善しない

親指を使わない選択肢です。大きなボールを指全体で転がすので、特定の指に負担が集中しません。

惰性でボールが回るため、画面を大きく横断する操作が速いのも実用的な利点でした。マルチモニター環境では親指式の小玉より明確に有利です。左右対称形状で、左右の手を交代しながら使えるのも負担分散になります。

3位にしたのは慣れやすさです。持ち方が通常のマウスとまったく違うため、移行に2週間程度かかります。また設置面積が大きく、机上のスペースを取ります。

さらに注意点として、フラットな形状なので手首の角度は改善しません。前腕のねじれが悩みなら、これ単体では解決しないことを理解しておいてください。

価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。

第4位エレコムエレコム HUGE総合評価4/5

評価

操作精度
4.3/5
手の負担
4.2/5
慣れやすさ
3.8/5
カスタマイズ性
4.5/5
コスパ
4.4/5

ここが良い

  • 親指操作としては大きめのボールで、細かい操作がしやすい
  • ボタン数が多く、専用ソフトで割り当てを詰められる
  • 大きなリストレストが一体化しており、手を預けられる

ここは惜しい

  • 本体が大きく、持ち運びはまったく現実的でない
  • 親指を大きく動かすため、親指側に不安がある人には向かない

親指操作のまま大玉と多ボタンを得られる、やや尖った選択肢です。

親指式としてはボールが大きいので、細かい操作が安定します。ボタン数が多く専用ソフトで割り当てを詰められるので、作業効率を落としたくない人には効きます。大きなリストレストが一体化していて手を預けられるのも、長時間作業では効いてきました。

4位にしたのはサイズです。本体が大きく、持ち運びはまったく現実的ではありません。 据え置き専用と割り切る必要があります。

また親指を大きく動かすことになるので、親指側に不安がある人にはMX Ergo S以上に向きません。親指が元気な人向けの、精度重視モデルという位置づけです。

価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。

第5位KensingtonKensington Orbit トラックボール総合評価3.6/5

評価

操作精度
3.6/5
手の負担
3.8/5
慣れやすさ
3.5/5
カスタマイズ性
3/5
コスパ
4.6/5

ここが良い

  • コンパクトで机上のスペースを取らない
  • 人差し指操作タイプとしては価格が抑えられている

ここは惜しい

  • ボタン数が少なく、機能を割り当てる余地がほとんどない
  • 上位モデルと比べるとボールの転がりに滑らかさで劣る

人差し指操作を試すための、省スペースかつ低予算の選択肢です。

人差し指操作タイプは製品自体が少なく、価格も上がりがちななかで、これは入口として貴重です。コンパクトで机上のスペースも取りません。

ただし上位モデルとの差ははっきりしています。ボタン数が少なく機能を割り当てる余地がほとんどないこと、ボールの転がりの滑らかさで劣ることの2点です。

人差し指操作が自分に合うかを確かめる目的なら十分ですが、これをメインに据えて長く使うなら、いずれ上位モデルが欲しくなると思います。

価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。

5製品を横並びで比較する

製品比較表
項目イチオシLogicoolLogicool MX Ergo SLogicoolLogicool ERGO M575SKensingtonKensington SlimBlade Proエレコムエレコム HUGEKensingtonKensington Orbit トラックボール
総合評価4.6/54.3/54.2/54/53.6/5
操作方式親指親指手のひら(指全体)親指人差し指・中指
ボール径34mm前後(小玉)34mm前後(小玉)55mm前後(大玉)52mm前後(大玉)40mm前後
傾斜角0度/20度に変更可固定フラット固定(大きなリストレスト一体型)フラット
接続Bluetooth/USBレシーバー(2台切替)Bluetooth/USBレシーバーBluetooth/USBレシーバー/有線Bluetooth/USBレシーバーモデルにより有線/ワイヤレス
向いている人通常のマウスから移行する最初の1台予算を抑えて入門したい人親指に負担をかけたくない人、左右どちらの手でも使いたい人親指操作で精度も欲しい人、ボタンを使い込む人人差し指操作を安く試したい人
こんな人に親指操作で、傾斜角も調整して負担を減らしたい人まずトラックボールを試したい人親指を使いたくない人、腕全体で大きく操作したい人親指操作のまま、大玉と多ボタンが欲しい人人差し指操作を、省スペースかつ低予算で試したい人
購入先

意外と重要な「手入れ」の話

これは通常のマウスにはない要素で、知らないと故障と勘違いします。

トラックボールのボールは、支持球という小さな球で支えられています。ここに手の脂やほこりが溜まると転がりが渋くなり、「引っかかる」「カクつく」感触になります。

2〜4週間に一度、ボールを外して支持球と受け皿を拭いてください。 作業自体は1分ほどです。乾いた布かウェットティッシュで拭くだけで、転がりが新品同様に戻ります。

この手入れを知らずに「壊れた」「安物だった」と判断してしまう人が一定数います。トラックボールは手入れ前提の道具だと最初に理解しておいてください。逆に言えば、手入れさえすれば通常のマウスより長持ちします。ソールの摩耗という消耗要素がないためです。

なお、より滑らかにしたい場合は支持球を人工ルビーやセラミックのものに交換する手もあります。数百円で体感が変わるので、転がりに不満が出たら試す価値があります。

トラックボールに向かない用途

正直に書いておきます。

競技性の高いFPS — 素早く正確にエイムを合わせる用途では、通常のマウスに勝てません。作業用と割り切って、ゲーム時だけ持ち替える運用が現実的です。

精密なドラッグ作業 — 画像編集で1ピクセル単位の選択をするような作業は、慣れてもマウスより時間がかかります。

持ち運び — 据え置き前提の形状が多く、本体も大きめです。外出用は別に用意することになります。

作業内容が上のどれかに大きく寄っているなら、無理にトラックボールへ移行する必要はありません。多ボタンマウスで作業効率を上げるほうが早い場合もあります。選択肢の全体像はエンジニアの作業に合うマウスを比較した記事、多ボタンマウスの実際はLogicool MX Master 3Sのレビューにまとめています。

まとめ

決め方はシンプルです。「どの指で回すか」で方式、「傾斜角が要るか」でMX Ergo S、「親指を守りたいか」でSlimBlade Pro、「まず試すだけか」でM575S

そして移行期間を確保してから始めてください。 最初の1〜2週間は確実に遅くなります。ここを見込まずに導入すると、合う合わない以前に元のマウスへ戻ることになります。

よくある質問

慣れるまでどれくらいかかりますか?
普通に作業できるまで1〜2週間、意識しなくなるまで1か月程度が目安です。最初の数日は明確に作業速度が落ちます。とくに細かいドラッグや、小さなボタンを狙う操作でストレスを感じるはずです。ここを乗り越えられるかが分岐点なので、締め切り前の導入は避けてください。逆に、2週間続けても苦痛が減らないなら、その操作方式が手に合っていない可能性があります。
親指操作と人差し指操作、どちらがいいですか?
通常のマウスから移行するなら親指操作です。持ち方が近く、移行のハードルが低いためです。ただし親指を酷使するので、すでに親指の付け根に違和感があるなら人差し指操作か手のひら操作を選んでください。手のひら操作は特定の指に負担が集中せず、左右の手を交代しながら使えるという利点もあります。痛みを避けるのが目的なら、負担のかかる場所から逆算して選ぶのが正解です。
ボールは大きいほうがいいですか?
目的によります。大玉は惰性で回るので、画面を大きく横断する操作が速く、細かい操作も安定します。一方で小玉は狭いスペースで扱え、親指だけで完結するので手をほとんど動かしません。マルチモニターで画面が広いなら大玉、省スペースを優先するなら小玉、という分け方が実用的です。
手入れは必要ですか?
必要です。これはトラックボール固有の要素で、通常のマウスにはありません。ボールを支えている支持球に手の脂やほこりが溜まると、転がりが渋くなって「引っかかる」感触になります。2〜4週間に一度、ボールを外して支持球と受け皿を拭いてください。作業自体は1分ほどです。この手入れを知らずに「壊れた」と判断してしまう人がいます。
ゲームには使えますか?
競技性の高いFPSなどには向きません。素早く正確にエイムを合わせる用途では、通常のマウスのほうが有利です。一方で、RTSやシミュレーション、MMOのようにクリック精度より操作の持久力が問われるジャンルなら十分実用的です。作業用と割り切って、ゲーム時だけマウスに持ち替える運用をしている人も多いです。

この記事を書いた人

midori

ソフトウェアエンジニア。年間50製品以上のPC周辺機器を自腹で買っては机の上を作り替えている。デスクは高さ72cm、モニターアーム2本。

  • 現役ソフトウェアエンジニア(10年目)
  • 自腹購入レビュー累計200製品以上

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