ノートPCスタンドのおすすめランキング
公開日
この記事の結論
- 1
N21
★ 4.6
ノート画面を見ながら使い、高さを大きく上げたい人
- 2
PDA-STN90S
★ 4.4
外部モニターがあり、ノートPCを閉じて立てておきたい人
- 3
サンワダイレクト 100-CR016
★ 4.2
傾斜型を初めて買う人、画面を人に見せる機会がある人
- 4
PCA-LTSV03BK
★ 4.0
縦置きと傾斜を1台で兼ねたい人、17インチ級の大きなノートPCを使う人
- 5
非粘着多機能スタンド
★ 3.9
家と外の両方で使う人、机に置きっぱなしにしたくない人
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

目次
結論から書きます。外部モニターがあるなら縦置き型、ないなら傾斜型。この2つは形が似ているだけで用途がまったく違い、間違えると使わなくなります。縦置きの本命はサンワサプライ PDA-STN90S、傾斜の本命はBoYata N21です。
そして、どちらを選ぶ場合も先に確認してほしいことが2つあります。排熱と外付けキーボードの有無です。ここを飛ばすと、スタンドそのものは良くても環境として破綻します。
縦置き型と傾斜型は、名前が似ているだけの別製品
まずここを間違えないでください。同じ「ノートPCスタンド」でも、解決する問題が違います。
縦置き型は、机の面積を取り戻すための道具です。 ノートPCを閉じて本のように立てるので、設置面積がまるごと空きます。13インチクラスなら幅30cm×奥行21cm前後。これは狭い机では無視できない広さです。ただし当然、閉じている以上ノートPCの画面は使えません。外部モニターがあることが絶対条件になります。
傾斜型は、目線を上げるための道具です。 ノートPCを開いたまま持ち上げて、画面を目の高さに近づけます。首が前に落ちる姿勢を直すのが目的なので、机の面積はむしろ消費します。省スペースを期待して買うと、思っていたのと違うことになります。
つまり、外部モニターを持っているかどうかで選ぶ側がほぼ決まります。狭い机の対策全般は幅100cm以下のデスクで環境を作る手順にまとめてあるので、机そのものが狭くて困っている人はそちらから読んでください。
選ぶ前に確認してほしい2つのこと
排熱が悪化する機種がある
ノートPCの多くは、底面だけでなくキーボード面からも熱を逃がしています。閉じた状態はこの経路が塞がるため、開いているときより放熱の条件が厳しくなります。
これが問題になるかどうかは、作業内容で決まります。ブラウザと文書作成が中心なら、実用上の問題が出ることはあまりありません。一方で、動画の書き出しやビルドのように長時間フルパワーで回す作業があるなら、閉じたまま縦置きで常用するのは避けたほうが無難です。
判断する方法はひとつしかありません。縦置きにした状態で、いつも一番重い処理を実際に回してみることです。ファンの音が明らかに上がる、あるいは動作が鈍るようなら、その機種と作業内容の組み合わせでは向いていません。
外付けキーボードとマウスが前提になる
こちらのほうが見落とされます。
縦置き型は本体を閉じるので、内蔵キーボードは物理的に使えません。外付けキーボードとマウスは必須です。傾斜型も同じで、画面を目線の高さまで上げると内蔵キーボードが肘より高い位置に来ます。打てないことはありませんが、肩と手首に負担が集中します。
つまり、どちらを選んでもキーボードとマウスの買い足しがセットで発生します。 スタンドだけ先に買って様子を見る、という順番はほぼ確実に手戻りになるので、予算は最初からまとめて考えてください。キーボード側の選び方は静音キーボードを打鍵音の質で順位付けした記事、ポインタ側はトラックボールを用途別に比較した記事にまとめています。
ノートPCスタンドおすすめランキング5選
評価は「省スペース性/安定性/調整の自由度/放熱への配慮/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。縦置きと傾斜は用途が違うので、順位そのものより「どちらのタイプか」を先に見てください。
評価
- 省スペース性
- 3/5
- 安定性
- 4.8/5
- 調整の自由度
- 4.9/5
- 放熱への配慮
- 4.3/5
- コスパ
- 4/5
ここが良い
- 高さの調整幅が広く、ノート画面を外部モニターと近い高さまで持ち上げられる
- 天板下に外付けキーボードを差し込めるZ字構造で、机の面積を食い戻せる
- 本体が重くアルミ合金製なので、打鍵しても画面が揺れにくい
ここは惜しい
- 据え置き前提のサイズと重量で、持ち歩きには向かない
- 机の奥行きを素直に消費するため、奥行き60cm未満だと窮屈になりやすい
傾斜型の本命です。決め手は高さの調整幅の広さで、公称で約7.9cmから26.9cmまで、角度は0度から60度まで動きます。この範囲があると、ノート画面を外部モニターに近い高さまで持ち上げられます。
もうひとつ効くのがZ字構造です。天板の下に空間ができるので、外付けキーボードをスタンドの下に差し込めます。傾斜型は机の面積を消費するのが弱点ですが、この構造だとその分を部分的に取り戻せます。
アルミ合金製で本体に重さがあるぶん、打鍵しても画面が揺れにくいのも良いところです。逆に言えば据え置き前提で、持ち歩く用途にはまったく向きません。奥行き60cm未満の机だと窮屈になりやすいので、そこだけ先に測ってください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 省スペース性
- 4.9/5
- 安定性
- 4.5/5
- 調整の自由度
- 3.2/5
- 放熱への配慮
- 3.5/5
- コスパ
- 4.3/5
ここが良い
- 挟む幅を機種に合わせて固定でき、抜き差ししても位置がずれにくい
- アルミの塊で接地面が小さく、机の隅にそのまま置ける
- 接触部がシリコーンゴムで、天板の塗装を傷めにくい
ここは惜しい
- 幅の調整に工具が要るので、複数台を頻繁に差し替える用途には向かない
- 縦置きは機種によって排熱の条件が変わる(後述)
縦置き型の本命です。アルミの塊のような作りで、接地面が小さく机の隅にそのまま置けます。
評価している点は挟む幅を機種に合わせて固定できることです。公称で8mmから34mmまで、付属の六角レンチで調整します。ここが固定できるかどうかは想像以上に効きます。幅が緩いタイプは抜き差しのたびに本体の位置がずれ、結局「置き場所」として機能しなくなるからです。
接触部にシリコーンゴムが使われているので、天板やノートPCの塗装を傷めにくい構造です。
弱点は工具が要ることで、複数台を毎日差し替えるような使い方には向きません。またクラムシェル運用が前提なので、排熱の条件が変わる点は前述のとおり確認してから常用してください。外部モニター側の並べ方はデュアルモニターの配置を検証した記事が参考になります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 省スペース性
- 3.3/5
- 安定性
- 4/5
- 調整の自由度
- 4.5/5
- 放熱への配慮
- 4.5/5
- コスパ
- 4.4/5
ここが良い
- 天板が360度回るので、隣の人に画面を向ける動作が一瞬で終わる
- 底面が大きく開いた構造で、ノートPCの底面に風が回りやすい
- 折りたためるので、使わない日は立てて片付けられる
ここは惜しい
- 対応サイズが15.6インチまでで、16インチ以上のノートPCは対象外
- 公称耐荷重3kgなので、重量級のゲーミングノートには余裕が少ない
傾斜型を初めて買う人に勧めやすい一台です。BoYata N21ほど高くは上がりませんが、天板が360度回るという他にない機能があります。
これが効くのは、隣に人がいる環境です。画面を見せるたびにノートPCごと持ち上げて向きを変える動作が、天板を回すだけで終わります。打ち合わせが多い人にとっては、地味ですが毎日効いてくる差です。
底面が大きく開いた構造なので、ノートPCの底面に風が回りやすいのも利点でした。折りたためるため、使わない日は立てて片付けられます。
注意点は対応サイズで、公称9.7〜15.6インチまでです。16インチ以上のノートPCは対象外なので、大型機を使っている人は次のエレコムか、17.3インチまで対応するBoYata N21を選んでください。公称耐荷重も3kgなので、重量級のゲーミングノートには余裕が少なめです。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 省スペース性
- 4.4/5
- 安定性
- 4.2/5
- 調整の自由度
- 3/5
- 放熱への配慮
- 4.2/5
- コスパ
- 4.6/5
ここが良い
- 縦置きと横置きを1台で切り替えられ、運用が変わっても買い直さずに済む
- スリット構造で、閉じた状態でも面で密着しにくい
- 17.3インチまで対応し、大型ノートPCの受け皿が少ない中では貴重
ここは惜しい
- 角度や高さの微調整はできず、位置は決め打ちになる
- スチール製で接地面積も広く、机の隅に置くには少し場所を取る
縦置きと横置きを1台で兼ねられる2WAYタイプです。横置きにすると画面部分が公称で約7cm持ち上がるので、簡易的な傾斜スタンドとしても使えます。
これが向くのは、外部モニターを使う日と使わない日が混ざっている人です。出社日と在宅日で運用が変わる場合、縦置き専用を買うと使わない日に置物になります。1台で両方こなせるのは、この使い方をする人にとって実質的な価値があります。
公称11.6〜17.3インチ対応で、耐荷重は5kg。大型ノートPCを受けられる縦置きスタンドは選択肢が少ないので、17インチ級を使っているならまずここから検討していいと思います。スリット構造で、閉じた状態でも面でべったり密着しにくいのも設計上の配慮です。
弱点は調整幅で、角度や高さの微調整はできません。位置は決め打ちになります。またスチール製で接地面積も広めなので、机の隅にすっきり置きたいならサンワサプライのアルミ縦置きのほうが収まります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 省スペース性
- 4.7/5
- 安定性
- 3.2/5
- 調整の自由度
- 2.8/5
- 放熱への配慮
- 3.8/5
- コスパ
- 4/5
ここが良い
- 折りたたむと板状になり、ノートPCと一緒にカバンへ入る
- 非粘着なので、PC本体に糊を残さず複数の機器で使い回せる
- 15度と25度の切り替えが速く、作業内容で気軽に変えられる
ここは惜しい
- 据え置き型ほどは上がらず、目線の改善幅は限定的
- 強く打鍵すると据え置き型より画面が揺れやすい
持ち歩き前提の携帯型です。折りたたむと板状になり、ノートPCと一緒にカバンへ入ります。
順位を5位にしたのは、据え置き型と比べると目線の改善幅が限定的だからです。角度は15度と25度の2段階で、首の角度が劇的に変わるわけではありません。強く打鍵すると据え置き型より画面が揺れます。
それでも勧める理由は、外でも同じ姿勢を作れることです。家では姿勢を整えているのに、カフェや出張先だけ首を落として作業している、という状態はよくあります。そこを埋めるための道具として考えるなら、これ以上に適したものはあまりありません。
非粘着なので、PC本体に糊を残さず複数の機器で使い回せるのも扱いやすい点です。家用に据え置き型を1台、持ち出し用にこれを1枚、という二段構えが現実的な落としどころだと思います。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシBoYataN21 | サンワサプライPDA-STN90S | サンワサプライサンワダイレクト 100-CR016 | エレコムPCA-LTSV03BK | MOFT非粘着多機能スタンド |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.6/5 | 4.4/5 | 4.2/5 | 4/5 | 3.9/5 |
| タイプ | 傾斜(据え置き) | 縦置き(1台用) | 傾斜(折りたたみ・据え置き) | 縦置き(横置き兼用) | 傾斜(携帯) |
| 素材 | アルミ合金 | アルミ+シリコーンゴム | アルミニウム+APA樹脂 | スチール+シリコン | MOVAS(ヴィーガンレザー) |
| 対応サイズ | 11〜17.3インチ(公称耐荷重20kg) | 本体の厚みが8〜34mmのノートPC・タブレット | 9.7〜15.6インチ(公称耐荷重3kg) | 11.6〜17.3インチ(公称耐荷重5kg) | 11〜14インチ用と15インチ以上用の2サイズ展開 |
| 調整できる範囲 | 高さ約7.9〜26.9cm/角度0〜60度 | 挟む幅を付属の六角レンチで調整 | 高さ・角度+360度回転 | 縦置き/横置きの2WAY(横置き時は約7cm嵩上げ) | 15度・25度の2段階 |
| 本体重量 | 約1.15kg | 約333g | 約1.52kg | 約828g | 薄型・軽量(カバンに入れて持ち歩ける厚み) |
| 向いている人 | 外部モニターを使わず、ノート画面のまま姿勢を直したい人 | クラムシェル運用で、机の上からノートPCを消したい人 | 一人で使う時間と、画面を人に見せる時間が両方ある人 | 外部モニターを使う日と使わない日が混ざる人 | カフェや出張先でも同じ姿勢で作業したい人 |
| こんな人に | ノート画面を見ながら使い、高さを大きく上げたい人 | 外部モニターがあり、ノートPCを閉じて立てておきたい人 | 傾斜型を初めて買う人、画面を人に見せる機会がある人 | 縦置きと傾斜を1台で兼ねたい人、17インチ級の大きなノートPCを使う人 | 家と外の両方で使う人、机に置きっぱなしにしたくない人 |
| 購入先 |
買ってから気づく落とし穴
机の奥行きが足りないと、傾斜型は成立しません。 ノートPCを持ち上げると、画面は奥ではなく手前寄りに立ち上がります。奥行き60cm未満の机だと画面が近すぎて、目線を上げた代わりに目が疲れるという交換になりがちです。外部モニターを併用しているなら、モニターアームで台座をなくして奥行きを稼ぐのが先です。
縦置き型は、ケーブルの取り回しで詰まります。 閉じた状態で電源とディスプレイ出力を挿すので、ケーブルが本体の側面から真横に飛び出します。机の隅に立てる場合、この飛び出しぶんの余白を見込んでいないと壁に当たります。USB-C 1本で給電と映像をまとめられる構成なら、この問題はほぼ消えます。
スタンドを入れると、机全体の高さ設計が狂います。 ノートPCの画面が上がると、今まで合っていた椅子とモニターの高さが噛み合わなくなります。デスク環境は一箇所だけ変えても効果が出にくいので、デスク環境を一から組み立てる手順を見ながら、椅子とモニターの高さも合わせて調整してください。
まとめ
決め方はシンプルです。外部モニターがあるなら縦置き型、ないなら傾斜型。 迷いようがないくらい用途が分かれています。
そのうえで、縦置きならサンワサプライ PDA-STN90S、傾斜ならBoYata N21が本命。運用が日によって変わるならエレコムの2WAY、持ち歩くならMOFTを足す、という順序で考えれば大きく外しません。
最後にもう一度だけ書いておきます。排熱の条件が変わることと、外付けキーボードとマウスがセットで必要になること。 この2つを織り込まずに買ったスタンドは、たいてい数週間で使われなくなります。



