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デスクライトのおすすめランキング

公開日

この記事の結論

  1. 1

    SQ-LC570

    ★ 4.5

    PCと紙の書類を行き来する在宅ワークデスク。クランプで天板を空けたい人

  2. 2

    Z-80PRO II

    ★ 4.4

    写真・イラスト・印刷物の色を目で判断する作業。演色性を最優先する人

  3. 3

    DS-LD95CG-W/RA93

    ★ 4.3

    予算を抑えつつ、演色性と明るさは妥協したくない人。クランプが付かない机

  4. 4

    MindDuo 2

    ★ 4.1

    子どもの学習机。点け消しや明るさ調整を人任せにしたくない場合

  5. 5

    Z-108N

    ★ 4.0

    アームの可動域と剛性を最優先し、光源(電球)は自分で選びたい人

各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

結論から書きます。モニターライトが照らすのは机上、デスクライトが照らすのは手元です。 紙の書類を扱うならデスクライトが要ります。総合1位はパナソニック SQ-LC570、色を判断する作業なら山田照明 Z-80PRO II、クランプが付かない机ならオーム電機 DS-LD95CG-W/RA93です。

モニターライトとデスクライトは役割が違う

同じ「机を照らす照明」に見えますが、光を届ける場所が違います。

モニターライトはモニターの上端に載り、手前下向きに光を出します。配光が非対称で画面側に光が回らないよう設計されているので、画面には映り込まずに机上とキーボードを面でならせます。 部屋を暗くしても画面と周囲の明暗差が縮まる、というのがこの道具の本質です。製品ごとの違いはモニターライトのおすすめランキングにまとめています。

一方でモニターライトが照らせる範囲は、モニターの正面から手前に伸びる帯です。照度も「机上をならす」水準に設計されていて、一点に高い照度を寄せる作りにはなっていません。

デスクライトはここが逆です。アームで光源の位置と角度を動かし、照らしたい場所だけに照度を集める道具です。JISのLEDスタンド照度区分でAA形とされる製品なら、光源直下から半径50cmの範囲まで基準照度を満たす設計になっています。A4を広げても端が暗くならない、というのはこの区分の話です。

在宅ワークで契約書を扱う、参考書を開く、手帳に書き込むといった作業があるなら、モニターライトだけでは足りません。

買う前に、置き方と輝度を先に直す

製品を選ぶ前に、金をかけずに済む手が2つあります。

1つ目は、部屋の照明と机の向きの関係を変えることです。 シーリングライトが体の真後ろにあると、頭と肩が影を作り、手元がいちばん暗くなります。机を90度回すだけで、この影は消えることがあります。照明の直下ではなく、照明が斜め前から来る向きに机を置くのが基本形です。

2つ目は、モニターの輝度と周囲の明るさの差を詰めることです。 部屋を明るくして画面の輝度を下げると、視線を画面と紙の間で往復させたときの瞳孔の開閉が減ります。この考え方はモニターで目が疲れる原因と対処に詳しく書きました。

この2つを試しても手元が暗い、書類の細かい文字が読みにくい、という状態が残るならデスクライトの出番です。照明を足すのは最後でかまいません。

選ぶときに見る4つ

1. 映り込みを避けられる配置になるか

デスクライトの最大の弱点がここです。横や斜め上から出た光は、画面に回り込みます。 画面に白い帯が映り、黒が黒く見えなくなります。

避け方には順番があります。

  1. ライトを画面より手前かつ低い位置に置き、セードを机の面に向ける
  2. モニターの真横や斜め前から当てる。画面の背後から前向きに出す配置は避ける
  3. セードの縁から光源が直接見えているなら、角度を下げて隠す
  4. それでも消えなければ、モニター側を数度下向きにする

これを実行するには、アームが十分に動くことが前提になります。アーム長と関節の自由度は、映り込み対策そのものです。 可動域が狭い製品ほど角度出しの逃げ道が少なくなります。光沢パネルなら、この項目の重みはさらに上がります。

2. 演色性(Ra)— 何の色を見るのか

Raは、基準光と比べて色がどれだけ忠実に見えるかを100点満点で表した数値です。Ra80台なら文字を読む作業で困りません。 差が出るのは色を判断するときです。

  • Ra80前後 — 読み書き、キーボード操作。一般照明の水準
  • Ra90前後 — 印刷物の色をだいたい信用したい
  • Ra95以上 — 画面と紙の色を突き合わせる、写真やイラストの色を決める

ひとつ注意があります。RaはR1〜R8という8色の平均で、鮮やかな赤(R9)を含みません。 Raが同じでも赤の見え方が違うことがあります。色が仕事に直結するなら、Raの数字だけで決めきらないでください。

3. 色温度と調光 — 夜に何をするか

色温度は光の白さです。5000K前後が昼白色、6000K台が昼光色で、数字が大きいほど白くくっきり見える代わりに刺激も強くなります。 昼間の読み書きには高めが向き、夜に同じ光で長時間作業すると疲れやすいと感じる人がいます。

夜も同じ机を使うなら、次のどちらかで逃げます。

  • 調色対応機を選ぶ(2700K前後まで落とせるとよい)
  • 調光の下限を見る(何%まで絞れるか。段階式か無段階か)

段階式の調光は、段の間で「もう一段暗くしたいが、落とすと暗すぎる」が起こります。無段階のほうが夜の運用は楽です。調色できない製品を選ぶなら、調光の下限が浅くないかを必ず確認してください。

4. クランプ式か据置スタンド式か

机の縁を掴めるならクランプ式が有利です。 台座が天板を占有しないので、キーボードやノートの置き場所を削りません。狭い机ほど効きます。天板の面積が足りていない人は狭いデスクを広く使う工夫を先に読んでください。

ただしクランプは机を選びます。取り付けられないのは次のような机です。

机の条件 クランプが付かない理由
天板が厚い/極端に薄い 対応厚(15〜55mm程度)の外になる
縁の奥行きがない クランプの爪をかける面が確保できない
天板下にすぐ引き出しレール クランプ本体が干渉する
ガラス天板・薄い化粧板 締め付けで割れ・へこみのおそれ

このどれかに当てはまるなら、据置スタンド式を選びます。台座ぶん(20cm四方前後)の面積を常に取られる代わりに、机を選びません。

デスクライトおすすめ5選

評価は「演色性/明るさ/調光・調色/設置自由度/価格の手頃さ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。掲載している光束・照度・演色性はすべてメーカー公表値であり、当サイトで測定した値ではありません。

第1位パナソニックSQ-LC570総合評価4.5/5

評価

演色性
3.5/5
明るさ
4.5/5
調光・調色
4/5
設置自由度
4.5/5
価格の手頃さ
3.5/5

ここが良い

  • JIS AA形で半径50cmまで基準照度を満たす設計。A形より広い範囲を明るく照らすので、A4書類を広げても端が暗くならない
  • 「パソコンくっきり光(5000K)」と「文字くっきり光(6200K)」を切り替えられる。画面主体の作業と紙の読み書きで光色を変えられるのは、色温度固定機の弱点をそのまま埋める設計
  • クランプ式で天板の面積を潰さない。取付厚15〜50mmと薄天板から一般的な事務机まで幅広く対応する
  • 質量約1kgと軽く、アームが二段折れなので、モニターの脇に寄せて画面への映り込みを避ける配置が取りやすい
  • メーカー公式のPanasonic Store Plus 楽天市場店で新品が買える(保証まわりが分かりやすい)
  • USB端子(5V/0.5A)付きで、卓上の充電ポートを1つ増やせる

ここは惜しい

  • 演色性はRa83で、Ra93〜97級の製品には及ばない。印刷物の色校正や写真の色判断が目的なら力不足
  • 調光は7段階の段階式で、無段階調光の製品ほど細かく追い込めない。最小でも約20%までしか絞れないので、夜間に極端に暗くしたい用途には合わない
  • クランプ専用で据置スタンドの選択肢がない。天板の縁に奥行きがない机や、ガラス天板・引き出しレール直下などでは取り付けられない
  • 色温度は2種類の切替であって連続可変ではない。2700K前後の電球色は出せず、就寝前の低色温度運用には向かない

画面向きの光と紙向きの光を切り替えられるという一点で1位にしました。

メーカー公表値で「パソコンくっきり光(5000K・Ra83)」と「文字くっきり光(6200K・Ra83)」の2種類を持っています。この記事の前提――モニターを見る時間と紙を読む時間では要る光が違う――に、製品側の機能でそのまま応えている構成です。色温度固定機の最大の弱点を、切替という単純な形で埋めています。

照度の設計も堅いところです。LEDスタンド照度JISのAA形で、公表値は855lm/835lm。A形より広い範囲で基準照度を満たす区分なので、A4を広げても端が落ちにくい設計になっています。

設置面でも、クランプ式(取付厚15〜50mm)で天板を潰しません。質量約1kgと軽くアームが二段折れなので、モニターの脇に寄せて映り込みを避ける角度出しがしやすい。USB端子(5V/0.5A)で卓上の充電口も1つ増えます。メーカー公式のPanasonic Store Plus 楽天市場店で買えるため、保証の窓口が分かりやすいのも利点です。

弱点はRa83という演色性です。印刷物の色校正や写真の色判断が目的なら、この後に出てくるRa93〜97級には届きません。調光も7段階の段階式で、最小でも約20%まで。夜に極端に絞りたい人には合いません。そしてクランプ専用なので、縁を掴めない机では選択肢から外れます。2700K前後の電球色も出せません。

第2位山田照明Z-80PRO II総合評価4.4/5

評価

演色性
5/5
明るさ
4.5/5
調光・調色
3/5
設置自由度
4.5/5
価格の手頃さ
2/5

ここが良い

  • Ra97はデスクライトとしては最上位クラス。紙に印刷した色と画面上の色を突き合わせる作業で、光源側が色を歪める分を最小にできる
  • セード幅450mmと横に長いので、光が点ではなく面で落ちる。手やペンの影が一方向に濃く出にくく、書き物の作業性が上がる
  • 100〜10%の無段階調光。段階式と違い「もう一段暗くしたいのに落とすと暗すぎる」が起きない
  • アーム360+360mmの二段構成に定評あるZライトの節構造。狙った位置で止まるので、画面への映り込みを避ける角度出しを一度決めたら維持しやすい
  • クランプ式で天板を占有しない。据置スタンド機のように台座がキーボードやノートと干渉しない
  • 楽天ビック(ビックカメラの楽天市場店)に新品の取り扱いがあり、量販店経由で買える

ここは惜しい

  • 色温度5000K固定で調色できない。夜に色温度を落として目の負担を減らす、といった使い方はできない
  • 価格帯が高い。演色性を必要としない用途(キーボードの手元を照らすだけ等)にはオーバースペックで、費用対効果が悪い
  • クランプ専用のため据置での使用は想定されていない。天板の縁を掴めない机では設置手段がなくなる
  • セード幅450mmは占有感がある。奥行きの浅い机だとモニターやモニターアームと物理的に干渉しやすい

色を目で判断する作業なら、これが最有力になります。

演色性はメーカー公表値でRa97。デスクライトとしては最上位クラスで、紙に印刷した色と画面上の色を突き合わせる作業において、光源が色を歪める分を最小にできます。1位のRa83との差が意味を持つのは、まさにこの用途に限られます。

もう1つの美点がセード幅450mmという横長の形です。光が点ではなく面で落ちるので、手やペンの影が一方向に濃く出にくい。 書き物の量が多いほど効きます。調光は100〜10%の無段階で、段階式にありがちな「一段落とすと暗すぎる」が起きません。

アームは360+360mmの二段構成。Zライトの節構造は狙った位置で止まるので、映り込みを避ける角度を一度決めたら維持できます。角度が勝手に垂れる製品では、前述した配置の手順が毎回やり直しになります。

2位にしたのは色温度5000K固定だからです。夜に色温度を落として刺激を減らす、という使い方ができません。そして価格帯が高い。 色を判断しない用途、たとえばキーボードの手元を照らすだけならオーバースペックで、費用対効果は明確に悪くなります。

設置面でも注意が要ります。クランプ専用で据置の想定がなく、セード幅450mmは奥行きの浅い机ではモニターアームと物理的に当たります。導入前に幅と奥行きを実測してください。

第3位オーム電機DS-LD95CG-W/RA93総合評価4.3/5

評価

演色性
4.5/5
明るさ
4.5/5
調光・調色
3/5
設置自由度
2.5/5
価格の手頃さ
5/5

ここが良い

  • Ra93を数千円台で確保できる。演色性を上げると価格が跳ね上がるカテゴリの中で、コストパフォーマンスの落差が最も大きい一台
  • 約900lm・直下40cmで約2000lxはJIS AA形相当。紙の書類を広げる用途で照度が足りなくなる場面が少ない
  • 10〜100%の無段階調光。同価格帯に多い3段階固定と違い、画面の明るさに合わせて手元だけを微調整できる
  • 据置式なので、天板が厚い・縁がない・ガラスといったクランプが使えない机でも導入できる
  • 台座に最大500Wのサービスコンセントがあり、ライトの足元で1口ぶん電源を取り回せる
  • メーカー品番06-3684として公式サイトに仕様が掲載されており、公表値を確認しやすい

ここは惜しい

  • 台座22×16cmが天板を常時占有する。狭い机ではキーボードやマウスパッドと取り合いになり、クランプ式に対して不利
  • 昼光色固定で調色できない。6000K前後の白い光は夜間の作業ではきつく感じる人がいる(調色が要るなら同社のDS-LE95CG-W/RA93が調光・調色対応)
  • 約1.75kgと据置機としては軽くない一方、アーム長46cmまで伸ばすと重心が前に出る。頻繁に位置を変える使い方には向かない
  • セードの向きの自由度はクランプ式のZライト系より狭く、画面への映り込みを避ける角度出しの余地が少ない

クランプが付かない机の第一候補であり、同時に価格軸の答えでもあります。

メーカー公表値でRa93、全光束約900lm、直下40cmで約2000lx。学習スタンドのJIS AA形相当とされる水準を、数千円台の価格帯で満たしています。演色性を上げると価格が跳ね上がるこのカテゴリで、コストパフォーマンスの落差が最も大きい一台です。 照度の数値は「直下40cm・100%点灯時」という条件込みの公表値なので、実際の高さが変われば当然変わります。

調光は10〜100%の無段階。同価格帯に多い3段階固定と違い、画面の明るさに合わせて手元だけを微調整できます。台座には最大500Wのサービスコンセントがあり、ライトの足元で電源を1口取り返せるのも狭い机では効きます。

3位にした最大の理由は台座22×16cmが天板を常時占有することです。狭い机ではキーボードやマウスパッドと取り合いになります。クランプ式に対して構造的に不利で、この記事の評価軸では重い減点になります。

昼光色固定で調色できない点も弱点です。6000K前後の白い光を夜にきついと感じる人はいます。調色が要るなら、同社のDS-LE95CG-W/RA93が調光・調色に対応しているので、そちらを見てください。またセードの向きの自由度はクランプ式のZライト系より狭く、映り込みを避ける角度出しの余地が少ないという制約もあります。

第4位BenQMindDuo 2総合評価4.1/5

評価

演色性
4.8/5
明るさ
4.7/5
調光・調色
5/5
設置自由度
3/5
価格の手頃さ
1.5/5

ここが良い

  • Ra95以上に加えて2700〜5700Kの7段階調色。演色性と色温度の自由度を両立している製品はこの価格帯より下にほとんどない
  • スクリーン閲覧モードとリーディングモードを切り替えられる。モニターを見る時間と紙を読む時間で光の当て方が違う、という本記事の前提にそのまま応えている
  • 約95cmの楕円照射で500lx。左右に広い配光なので、机の端に置いた書類まで照度が落ちにくい
  • 人感センサーで着席・離席に応じて自動点灯/消灯する。消し忘れが構造的に起きない
  • 自動調光があり、周囲が暗くなれば手元だけ明るくする調整を自分で操作しなくて済む
  • USB Type-Cポート(5V/0.8A)を備え、卓上の充電を1口まかなえる
  • メーカー公式のベンキューダイレクト楽天市場店で買えるため、保証やサポートの窓口が明確

ここは惜しい

  • 価格がこのカテゴリでは突出して高い。演色性と明るさだけが目的なら、Ra93クラスの製品との差額に見合わない可能性が高い
  • 質量約3.8kg・W36.4×D44.4cmと大きく重い。標準は据置ベース式でクランプは別売なので、狭い机では天板をかなり食う
  • 調光段階の公表値が公式ニュースリリース(21段階)と販売店表記(13段階)で食い違っている
  • 学習机向けとして設計されており、人感センサーやタイマーは大人のPC作業では使わない機能になりがち。使わない機能の分まで払うことになる
  • 最大20Wと本カテゴリでは消費電力が大きい

機能の総量では、この5台で最上位です。それでも4位にしたのは価格と設置面積が重いからです。

メーカー公表値でRa95以上、色温度2700K〜5700Kの7段階調色。演色性と色温度の自由度を両立している製品は、この価格帯より下にほとんどありません。 照射範囲は約95cmの楕円形で照度500lx(公表値)。左右に広い配光なので、机の端に置いた書類まで照度が落ちにくい設計です。

この記事の主題との相性もいい製品です。スクリーン閲覧モードとリーディングモードが分かれていて、モニターを見る時間と紙を読む時間で光の当て方を変えられます。 人感センサーで着席約3秒の自動点灯・離席約3分の自動消灯、自動調光もあり、消し忘れが構造的に起きません。USB Type-C(5V/0.8A)も付きます。

4位にした理由の1つは価格です。演色性と明るさだけが目的なら、3位のRa93クラスとの差額に見合わない可能性が高い。もう1つはサイズで、質量約3.8kg・W36.4×D44.4cmは相当に大きく、標準は据置ベース式(クランプは別売オプション)なので狭い机では天板をかなり食います。

そもそも学習机向けの製品です。人感センサーやタイマーは、大人のPC作業では使わない機能になりがちで、その分まで払うことになります。消費電力も最大20Wと本カテゴリでは大きい部類です。なお調光段階の公表値は、公式ニュースリリースと販売店表記で食い違っています。

第5位山田照明Z-108N総合評価4/5

評価

演色性
2.5/5
明るさ
3/5
調光・調色
2/5
設置自由度
5/5
価格の手頃さ
3.5/5

ここが良い

  • アーム450+450mmはこのクラスで最長級。モニターの背後から回り込ませる、真横から低い角度で当てるなど、映り込みを避ける配置の自由度が最も高い
  • 光源がE26の交換式。LED一体型と違い、電球が寿命を迎えても本体を捨てずに済み、色温度や演色性を電球選びで後から変えられる
  • 取付可能厚55mmまでのクランプで、厚めの天板にも入る。質量1.4kgと軽く、机の移動や模様替えでも付け替えやすい
  • 1950年代から続くZライトの節構造で、狙った位置で止まる剛性がある。日に何度も角度を変える使い方に耐える
  • 楽天ビックに新品の取り扱いがあり、ホワイト/ブラック/グレーから選べる

ここは惜しい

  • 付属電球はRa80で、本記事で扱った中では演色性が最も低い。色の判断が絡む作業には向かない(電球を高演色タイプに交換すれば改善できるが、追加費用がかかる)
  • 非調光。明るさを落とせないので、夜間に手元だけ弱く点けたい使い方には別途調光可能な電球と器具側の対応確認が必要
  • 定格光束624lm・白熱60W相当で、AA形相当の製品と比べると照度に余裕がない。A3を広げるような使い方だと端が暗くなりやすい
  • クランプ専用。据置の選択肢がなく、縁を掴めない机では使えない

光源を自分で選びたい人向けの製品です。性格が他の4台とはっきり違います。

アームは450+450mm。このクラスでは最長級で、モニターの背後から回り込ませる、真横から低い角度で当てるといった配置が自由に取れます。 映り込みを避ける角度出しという観点では、5台の中でいちばん逃げ道が多い。1950年代から続くZライトの節構造で、日に何度も角度を変える使い方にも耐えます。

もう1つの特徴がE26の交換式電球であることです。LED一体型は光源が寿命を迎えると本体ごと処分になりますが、こちらは電球を替えれば済み、色温度や演色性を後から変えられます。 取付可能厚55mmまでのクランプで厚めの天板にも入り、質量1.4kgと軽いので付け替えも楽です。

5位にしたのは光源そのものの性能です。付属電球はRa80で、本記事で扱った中では演色性が最も低い。色の判断が絡む作業には向きません。高演色タイプの電球に替えれば改善できますが、その分の追加費用がかかります。

非調光である点も現代的ではありません。夜に手元だけ弱く点ける、という使い方には調光可能な電球と器具側の対応確認が別途要ります。定格光束624lm(白熱60W相当)はAA形相当の製品と比べて照度に余裕がなく、A3を広げるような使い方だと端が暗くなります。 そしてクランプ専用なので、縁を掴めない机では使えません。

5製品を横並びで比較する

製品比較表
項目イチオシパナソニックSQ-LC570山田照明Z-80PRO IIオーム電機DS-LD95CG-W/RA93BenQMindDuo 2山田照明Z-108N
総合評価4.5/54.4/54.3/54.1/54/5
設置方式クランプ式(取付部の厚み約15〜50mm)クランプ式(専用クランプ付属)据置スタンド(台座式)ベース式台座付属(クランプは別売オプション)クランプ式(専用上締めクランプ・取付可能厚55mmまで)
全光束855lm(文字くっきり光)/835lm(パソコンくっきり光)※メーカー公表値815lm(白熱100W相当)※メーカー公表値約900lm(100%点灯時)※メーカー公表値——
消費電力9.4W12W約10.5W最大20W7.2W
色温度・演色性昼光色6200K・Ra83/昼白色5000K・Ra83(2つの光を切替)※メーカー公表値————
JIS照度区分LEDスタンド照度JIS:AA形—学習スタンドの最高ランク JIS AA形相当——
調光7段階(約20%→30%→40%→50%→65%→80%→100%)ソフトスタート機能付き 100〜10%無段階調光10〜100%無段階調光—非調光
スイッチタッチレススイッチ—ON/OFFタッチ式——
USB端子あり(DC5V・0.5A)————
本体寸法幅358mm(セード部)/上アーム高200mm/下アーム高380mm—セード長33cm/アーム長46cm/台座22×16cm36.4×44.4×44cm(W×D×H)—
質量約1kg1.6kg約1.75kg約3.8kg1.4kg
コード長1.7m—約1.8m—1.9m
発売2022年3月—2021年3月——
光源—LED一体型——E26 LED電球7.2W×1(付属)
中心照度—直下1906lx ※メーカー公表値———
演色性—Ra97 ※メーカー公表値Ra93 ※メーカー公表値Ra95以上 ※メーカー公表値Ra80 ※メーカー公表値
色温度—5000K(昼白色)固定—2700K〜5700K(7段階)5000K(昼白色)
セード幅—450mm———
アーム長—360+360mm——450+450mm
LED寿命—40000時間———
材質—アルミ/樹脂/亜鉛ダイキャスト——アルミ/樹脂/鋼
定格——AC100V 50/60Hz——
光源色——昼光色——
照度——約2000lx(直下40cmの高さ・100%点灯時)※メーカー公表値——
サービスコンセント——あり(最大500W)——
品番——06-3684——
型番———AR21—
照射範囲———約95cmの楕円形範囲で照度500lx ※メーカー公表値—
電源———AC100-240V 50/60Hz—
USBポート———USB Type-C(5V/0.8A)—
センサー———PIR赤外線人感センサー(着席約3秒で自動点灯/離席約3分で自動消灯)—
タイマー———30分タイマー(アラーム付き)—
照明モード———スクリーン閲覧モード/リーディングモードの2種—
調光段階———複数段階(公式ニュースリリースは21段階、販売店表記は13段階と揺れがある)—
定格光束————624lm(白熱60W相当)※メーカー公表値
カラー————ホワイト/ブラック/グレー
こんな人にPCと紙の書類を行き来する在宅ワークデスク。クランプで天板を空けたい人写真・イラスト・印刷物の色を目で判断する作業。演色性を最優先する人予算を抑えつつ、演色性と明るさは妥協したくない人。クランプが付かない机子どもの学習机。点け消しや明るさ調整を人任せにしたくない場合アームの可動域と剛性を最優先し、光源(電球)は自分で選びたい人
購入先

クランプが付かない机で詰まったときの逃げ道

この記事の5台のうち3台がクランプ専用です。取り付けられなければ性能の話に入る前に終わります。

購入前に確認するのは次の3つです。

  1. 天板の厚みを実測する(対応レンジは製品ごとに15〜55mm程度)
  2. 縁の奥行きを見る。クランプの爪をかける平らな面が必要
  3. 天板下の障害物を見る。引き出しレール、フレーム、配線トレーが干渉しやすい

引っかかったときの選択肢は2つです。据置スタンド式に切り替えるのがいちばん素直で、この記事では3位が該当します。もう1つはモニターライトに戻るという判断で、紙をあまり扱わないなら机を占有しないぶんそちらのほうが合理的です。

机の構成そのものから見直すなら、デスク環境を一から組み立てる手順に順序をまとめてあります。照明は最後に足す要素なので、天板・椅子・モニターの位置が決まってから考えるほうが失敗しません。

まとめ

  1. 紙を扱うかで決まる — 画面だけならモニターライト、紙があるならデスクライト
  2. 先に机の向きと輝度を直す — 影の原因が背後の照明なら、机を回すだけで消える
  3. 演色性は用途で足りる線が変わる — 読み書きならRa80台、色を判断するならRa90以上
  4. 調色できないなら調光の下限を見る — 夜の刺激は暗く絞ることでも和らげられる
  5. クランプは机を選ぶ — 天板の厚み・縁の奥行き・下の障害物を先に実測する

このカテゴリで最も多い失敗は、性能の選び間違いではなく取り付けられないことです。 巻尺を先に持ってください。

よくある質問

モニターライトがあればデスクライトは要りませんか?
画面しか見ない作業なら要りません。モニターライトはモニター上端から手前下向きに光を出し、キーボードと机上をならして照らす道具です。逆に言うと、照らせるのはモニターの正面から手前にかけての帯状の範囲で、照度もそこまで高くありません。紙の書類を広げる、手書きでメモを取る、書類の色を見るといった作業では、光を当てたい場所だけに高い照度を寄せられるデスクライトのほうが向きます。両方使う場合は、モニターライトを常時点灯の下地に、デスクライトを紙を扱うときだけ点ける手元灯にするのが役割分担としてきれいです。
演色性(Ra)はどこまで気にすべきですか?
作業内容で決まります。文字を読む、キーボードを打つ、書類に記入するだけならRa80台で困りません。印刷物と画面の色を突き合わせる、写真をプリントして確認する、布や塗料の色を判断するといった用途になるとRa90以上が欲しくなります。注意点として、RaはR1〜R8という8色の平均値で、鮮やかな赤(R9)の再現は含まれていません。Raが同じでも赤の見え方が違うことがあるため、色が仕事に直結するならRaの数字だけで決めきらないでください。
クランプ式と据置スタンド式、どちらを選ぶべきですか?
机の縁を掴めるならクランプ式が有利です。台座が天板を占有しないぶん、キーボードやノートの置き場所を削りません。ただしクランプには取付可能な天板厚(15〜55mm程度が一般的)があり、縁の奥行きが足りない机、天板下にすぐ引き出しレールがある机、ガラス天板や薄い化粧板の机では取り付けられないか、天板を痛めるおそれがあります。この条件に当てはまるなら据置式を選んでください。据置式は台座ぶんの面積(20cm四方前後)を常に取られる代わりに、机を選びません。
画面への映り込みはどうやって避けますか?
光源が画面に映って見える位置に目があるから映り込みます。まずライトを画面より手前かつ低い位置に置き、セードの向きを机の面に向けてください。次にモニターの真横や斜め前から当てるようにし、画面の背後や真上から前向きに光が出る配置を避けます。セードの縁から直接光源が見えている場合は、角度を下げて光源を隠します。それでも消えないときは、ライトの位置ではなくモニターの角度を数度下向きに変えるほうが早いことがあります。光沢パネルは構造的に映り込みが強く出るので、ノングレアより慎重な角度出しが要ります。
色温度は何Kを選べばいいですか?
昼間の作業は5000K前後の昼白色、あるいは6000K台の昼光色が読み書きに向きます。色温度が高いほど白くくっきり見えますが、そのぶん刺激も強く、夜に同じ光で作業すると疲れやすいと感じる人がいます。夜も同じ机で長く作業するなら、2700K前後まで落とせる調色対応機を選ぶ価値があります。調色できない機種を選ぶ場合は、代わりに調光の下限(何%まで絞れるか)を見てください。色温度を変えられなくても、暗く絞れれば夜の刺激はある程度和らげられます。

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midori

PC周辺機器の仕様と売れ筋データを読み比べて、用途別の選び方に落とし込んでいます。実機を入手した製品は、記事にその旨を明記しています。

  • メーカー公表値と売れ筋データを突き合わせて比較
  • 欠点を長所と同じ密度で書く

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