USB-Cハブモニターのおすすめランキング
公開日
この記事の結論
- 1
Dell U2723QE
★ 4.7
4K27インチで、給電もLANもKVMも全部欲しい人
- 2
LG 27UP850N-W
★ 4.3
4K27インチと90W給電を、価格を抑えて手に入れたい人
- 3
Dell U3425WE
★ 4.4
ウルトラワイドで、ドック機能もまとめたい人
- 4
BenQ PD2706U
★ 4.1
色を扱う作業があり、Macとの組み合わせを重視する人
- 5
EIZO FlexScan EV2495
★ 3.9
目の負担を最優先し、長期保証で選びたい人
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。
目次
結論から書きます。ケーブル1本で全部まとめたいなら Dell U2723QE、価格を抑えるなら LG 27UP850N-W です。 横に広い作業領域も欲しいならウルトラワイドのU3425WE。
ただし製品を選ぶ前に確認することがあります。自分のノートPCが何W必要かです。ここを見ずに買うと、「繋いでいるのにバッテリーが減る」という状態になります。
USB-Cハブモニターの価値は「ケーブル1本」
普通のモニターとの違いは、モニターがドッキングステーションを兼ねることです。
ノートPCとUSB-Cケーブルを1本繋ぐだけで、映像出力・PCへの充電・USB機器の接続・有線LANが同時に成立します。外付けキーボード、マウス、Webカメラ、LANケーブルをすべてモニター側に挿しておけば、ノートPCを持ち帰るときはケーブルを1本抜くだけです。
在宅と出社を行き来する人にとって、この差は毎日効いてきます。従来なら電源・HDMI・USBハブ・LANで4本抜き差ししていたものが1本になります。
実際に使ったときの感覚はDell U2723QEのレビューに書きました。
買う前に確認する2つ
1. ノートPCに必要な給電W数
ここがいちばん重要です。 純正ACアダプタに書いてある出力W数を見てください。それがそのPCの想定供給量です。
モニター側の給電がそれを下回ると、高負荷時に充電が追いつかず、繋いでいるのにバッテリーが減ります。 軽作業なら下回っていても実用上問題ないことが多いのですが、ビルドや動画書き出しでCPUを回すと明確に足りなくなります。
目安として、13インチクラスの薄型ノートなら60〜65W、15〜16インチの高性能機なら90W以上を見ておくと安全です。迷ったら90Wのモデルを選んでください。 給電に余裕があって困ることはありません。
2. ノートPC側のポートが映像出力に対応しているか
USB-Cポートがあっても、DisplayPort Alternate Mode に対応していないと映像は出ません。 充電とデータ転送だけのポートを備えた機種があります。
型番で調べるか、ポート横に稲妻マーク(Thunderbolt)やDPマークがあるか確認してください。Thunderbolt対応ポートなら基本的に問題ありません。
USB-Cハブモニターおすすめランキング5選
各製品の評価は「給電能力/拡張性/KVM/画質/コスパ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。
評価
- 給電能力
- 4.6/5
- 拡張性
- 4.8/5
- KVM
- 4.7/5
- 画質
- 4.6/5
- コスパ
- 4.3/5
ここが良い
- 90W給電でほとんどのノートPCを高負荷時でも充電しながら使える
- 有線LANを内蔵し、モニター1台でドックの役割を完全に担える
- KVMで2台のPCを1組のキーボード・マウスで切り替えられる
- IPS Blackパネルで黒の締まりが一般的なIPSより良い
ここは惜しい
- スピーカーを搭載していない
- 60Hz止まりで、ゲーム用途には向かない
ドックが完全に不要になるという点で、この用途の基準になるモデルです。90W給電・有線LAN・KVMが揃っており、欠けている要素がありません。
90Wあれば、15〜16インチクラスの高性能ノートでも高負荷時に充電が追いつきます。有線LANが内蔵されているので、USBのLANアダプタを挿す必要もありません。KVMで2台のPCを1組のキーボード・マウスで切り替えられるのも、会社PCと私物を行き来する人には効きます。
IPS Blackパネルで黒の締まりが一般的なIPSより良く、写真や動画を見たときの印象も違います。
弱点は2つ。スピーカーがないことと、60Hz止まりであることです。会議の音声は別途スピーカーかヘッドセットが要りますし、ゲーム用途にはリフレッシュレートが足りません。作業用と割り切れるならこれで完成します。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 給電能力
- 4.5/5
- 拡張性
- 3.4/5
- KVM
- 2/5
- 画質
- 4.4/5
- コスパ
- 4.8/5
ここが良い
- 90W給電と4K解像度を備えつつ、価格が明確に抑えられている
- スピーカーを内蔵しており、簡易的な音出しには足りる
- 高さ・角度の調整ができ、単体でも使いやすい
ここは惜しい
- 有線LANとKVMがないため、完全なドック代わりにはならない
- USBポート数が少なく、周辺機器が多いと足りない
4Kと90W給電に機能を絞って価格を下げたモデルです。「ケーブル1本で映像と充電がまとまればいい」という要求なら、これで足ります。
給電は90Wあるので、この点で1位に劣りません。スピーカーも内蔵しているので、簡易的な音出しなら別途用意しなくて済みます。
2位にしたのは有線LANとKVMがないためです。完全なドック代わりにはならないので、周辺機器が多い人やPCを2台繋ぐ人は1位を選んでください。USBポート数も少なめです。
逆に、繋ぐのがノートPC1台だけで、無線LANで困っていないなら、この価格差は大きな魅力になります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 給電能力
- 4.7/5
- 拡張性
- 4.8/5
- KVM
- 4.7/5
- 画質
- 4.3/5
- コスパ
- 3.6/5
ここが良い
- 横に広く、ウィンドウを並べる作業が1画面で完結する
- LANとKVMを備え、ドックとしての機能も欠けていない
- 曲面パネルで、横幅があっても端まで視線が届きやすい
ここは惜しい
- 縦解像度が1440pのため、4Kほど文字は精細にならない
- 本体が大きく重く、設置には机の幅と奥行きが要る
ウルトラワイドでドック機能も欲しい、という要求に応えるモデルです。LANとKVMを備えており、機能面では1位と同等です。
横に広いので、エディタとブラウザとターミナルを並べる作業が1画面で完結します。曲面パネルなので、横幅があっても端まで視線が届きやすいのも実用的でした。
3位にしたのは解像度です。縦1440pなので、4Kほど文字は精細になりません。 長時間コードを読む用途では、この差が疲労に効いてきます。
4Kとウルトラワイドのどちらが自分の作業に合うかは、作業スタイルで結論が変わります。用途別の比較は4K27インチとウルトラワイド34インチを比較した記事にまとめました。本体が大きく重いので、設置前に机の幅と奥行きの確認も必要です。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 給電能力
- 4.3/5
- 拡張性
- 3.8/5
- KVM
- 3.2/5
- 画質
- 4.7/5
- コスパ
- 4/5
ここが良い
- 工場出荷時にキャリブレーションされ、色の正確さが高い
- MacBookとの表示の相性が良く、色味を合わせやすい
- 専用コントローラーで設定の切り替えが手元でできる
ここは惜しい
- 給電が65W前後のため、高負荷のノートPCでは足りないことがある
- 有線LANがなく、完全なドック代わりにはならない
色の正確さを優先する場合の選択肢です。工場出荷時にキャリブレーションされており、写真やデザインの作業で色を信頼できます。
MacBookとの表示の相性が良く、色味を合わせやすいのも実用的な利点です。手元のコントローラーで設定を切り替えられるのも、作業内容で表示を変える人には便利でした。
4位にしたのは給電です。65W前後のため、高負荷のノートPCでは足りないことがあります。 前述のとおり、純正アダプタの出力を確認してから判断してください。有線LANもないので、ドックとしての完全性では1位に劣ります。
「色が正確であること」が要件に入っているなら、この順位は逆転します。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 給電能力
- 3.6/5
- 拡張性
- 4.2/5
- KVM
- 3/5
- 画質
- 4.5/5
- コスパ
- 3.2/5
ここが良い
- ちらつきを抑える調光方式で、長時間でも目が疲れにくい
- 縦1200pで、16:9より縦方向の情報量が多い
- メーカー保証が長く、故障時のサポートが手厚い
ここは惜しい
- 解像度が4Kではないため、文字の精細さでは劣る
- 同サイズ帯の他社製品と比べて価格が高い
目の負担を最優先する場合の選択肢です。ちらつきを抑える調光方式で、文字中心の作業を長時間続けても疲れにくいのが特徴です。
解像度はWUXGA(1920×1200)で4Kではありませんが、縦1200pなので16:9より縦方向の情報量が多いという利点があります。コードや文書を読む用途では、この縦の余裕が効きます。
メーカー保証が長く、故障時のサポートが手厚いのも安心材料です。
5位にしたのは解像度と価格です。文字の精細さでは4Kに明確に劣りますし、同サイズ帯としては価格が高めです。「目の疲れ」が具体的な悩みになっている人にとっては、この順位は当てはまりません。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシDellDell U2723QE | LGLG 27UP850N-W | DellDell U3425WE | BenQBenQ PD2706U | EIZOEIZO FlexScan EV2495 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.7/5 | 4.3/5 | 4.4/5 | 4.1/5 | 3.9/5 |
| サイズ・解像度 | 27インチ/4K(3840×2160) | 27インチ/4K(3840×2160) | 34インチ/ウルトラワイド(3440×1440) | 27インチ/4K(3840×2160) | 24.1インチ/WUXGA(1920×1200) |
| USB-C給電 | 90W | 90W | 高出力(機種により90W以上・要確認) | 65W前後(機種により要確認) | 70W前後(機種により要確認) |
| 有線LAN | あり(RJ45) | なし | あり(RJ45) | なし | あり(モデルにより異なる) |
| KVM | あり | なし | あり | あり(モデルにより仕様が異なる) | 限定的 |
| リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 120Hz | 60Hz | 60Hz |
| 向いている人 | ノートPCをケーブル1本で据え置き運用したい人 | 給電と映像がまとまれば十分な人 | 横に広い作業領域とドック機能を1台で得たい人 | 写真・デザイン用途があり、色の正確さを求める人 | 文字中心の作業を長時間する人 |
| こんな人に | 4K27インチで、給電もLANもKVMも全部欲しい人 | 4K27インチと90W給電を、価格を抑えて手に入れたい人 | ウルトラワイドで、ドック機能もまとめたい人 | 色を扱う作業があり、Macとの組み合わせを重視する人 | 目の負担を最優先し、長期保証で選びたい人 |
| 購入先 |
設置してから気づくこと
ケーブル1本になると、モニターアームとの相性が良くなります。 背面のケーブルが減るので、アームで大きく動かしても引っ張られません。奥行きを稼ぐ効果もあるので、机が狭い人ほど組み合わせる価値があります。アーム側の選び方はモニターアームを4軸で順位付けした記事にまとめました。
スピーカーの有無は事前に決めておいてください。 上位モデルほどスピーカーを省く傾向があります。会議で音を出す機会があるなら、別途スピーカーかヘッドセットの予算を見込んでおく必要があります。
KVMは1台運用なら不要です。 便利な機能ですが、PCを1台しか繋がないなら価格に反映されているぶんだけ損です。自分が2台使うかどうかで、選ぶモデルの価格帯が変わります。
机全体をこれから組み立てるなら、モニター単体ではなく机・椅子・配線まで含めて順序を決めるほうが早いです。デスク環境を一から組み立てる手順をまとめた記事に予算配分込みでまとめています。
まとめ
決め方はシンプルです。「純正アダプタのW数」で給電を満たすモデルに絞り、「PCを2台繋ぐか」でKVM、「会議が多いか」でLAN、「色を扱うか」でBenQ、「目が疲れるか」でEIZO。
そして買う前に、必要な給電W数とケーブルの規格の2つを確認してください。この2つを外すと、どれだけ良いモニターでも「繋いだのに映らない」「繋いでいるのに減る」という状態になります。