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テンキーのおすすめと、左に置くという選び方

公開日

この記事の結論

  1. 1

    REALFORCE RT1

    ★ 4.6

    数字入力が業務の中心で、キーボード本体と同じ打鍵感をテンキー側にも求める人

  2. 2

    K0 Max

    ★ 4.4

    デスクとノートを行き来し、有線・2.4GHz・Bluetoothを場面で使い分けたい人

  3. 3

    TK-TBM023SKBK

    ★ 4.2

    共有スペースや会議中に数字を打つ機会があり、打鍵音を抑えたい人

  4. 4

    400-NT010

    ★ 4.1

    テンキーを左に置いて、数字入力とショートカットを兼ねる左手デバイスにしたい人

  5. 5

    TK-TDP019BK

    ★ 4.0

    まず別付けテンキーが自分に合うか、安く試したい人

各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

結論から書きます。別付けテンキーを買う価値は「左に置けること」にあります。

フルサイズキーボードのテンキーは右端に固定され、その幅だけマウスが外側へ押し出されます。別付けなら左に置けるので、右手はマウスに載せたまま、左手だけで数字が打てます。 この一点のために買う道具です。

別付けテンキーの本当の利点は、使うときだけ左に置けること

テンキーレスとフルサイズの比較で繰り返し「テンキーは別付けにする」と書いてきましたが、その理由はここに集約されます。

フルサイズキーボードの問題は、テンキーがあること自体ではありません。テンキーの幅(おおよそ8〜9cm)だけマウスが体の外側に固定されることです。右肩が開いた姿勢で1日中マウスを操作することになり、これが肩や首に効いてきます。

ところが、別付けにしたテンキーをそのまま右に置くと、この構図は何も変わりません。箱が2つに分かれただけで、マウスは相変わらず遠い。 別付けにする意味が消えます。

左に置くと何が変わるか

左置きにすると、右手はマウスに載せたままになります。

  • Webの管理画面で数値を入力する → 右手でセルを選び、左手で数字を打つ
  • Excelで表を埋める → 右手はマウス、左手はテンキー。持ち替えが起きない
  • CADやレタッチで座標・数値を入れる → 同上

数字の配列は電卓と同じで、多くの人が指で覚えています。利き手でなくても、配列を覚えていれば打てるというのが左置きが成立する前提です。慣れるまでの数日は入力速度が落ちますが、戻る場所(右置き)はいつでも残っています。

逆に、左置きが向かない人

伝票入力のように、数字だけを延々と打ち込む作業が中心の人には向きません。その間マウスをほとんど使わないなら、利き手で打てる右置きのほうが単純に速いからです。

このタイプの人は、そもそもフルサイズキーボードを選ぶほうが合理的な場合もあります。判断の分かれ目はキーボードのおすすめと選び方にまとめました。

接続方式は「置き場所を動かすかどうか」で決まる

テンキーの接続方式は3つあり、選び分けの基準は性能ではなく運用です。

方式 USBポート 電源 向いている運用
USB有線 1つ使う 不要 位置を固定して常時置いておく
2.4GHzワイヤレス 1つ使う(レシーバー) 電池・充電 無線だがペアリングを避けたい
Bluetooth 使わない 電池・充電 ポートを空けたい/出し入れする

USB有線は電池切れも接続待ちもなく、最も確実です。ただし左に置くと、ケーブルがPC本体(多くは右奥かノートPCの側面)まで机の上を横断します。ケーブルの取り回しを考えずに左置きにすると、ここで一度つまずきます。

2.4GHzはレシーバーを挿せば認識され、左右どちらに置き替えても設定をやり直す必要がありません。代わりにUSBポートを1つ占有します。ポートが2つしかないノートPCでは、これが地味に効いてきます。

Bluetoothはポートを消費しません。使うときだけ引き出しから出す、という運用にはこれが最も合います。難点は復帰の待ち時間と、ペアリングが不安定なPCでは選べないことです。無線周辺機器全般の考え方はワイヤレスキーボードのおすすめと共通します。

Excelで効くのは、数字以外のキー

テンキー選びで見落とされがちなのが、数字の外側にあるキーです。20キーの製品と27キーの製品で価格差が出るのは、ここが理由です。

  • Tabキー — Enterがセルを下へ動かすのに対し、Tabは右へ動かします。横並びの表を埋めるならTabがテンキー側に要ります。ないと右手をキーボードに戻すことになり、左置きの利点が消えます
  • BackSpace / Delete — 打ち間違いをその場で直せます。左手だけで完結するかどうかが、ここで決まります
  • 00キー — 「10000」を「1」「00」「00」の3打で打てます。金額を扱うなら打鍵数が目に見えて減ります
  • Esc / Shift — 入力モードから抜ける、範囲を伸ばす。数字入力の周辺操作を左手に寄せられます

「=」キーが欲しい場合

電卓のように使いたい人が探すのが「=」キーですが、今回取り上げた5製品はいずれも「=」キーを搭載していません。

対応は2つです。キー割り当てを変更できる製品(REALFORCE RT1、400-NT010、K0 Max)なら、使わないキーに「=」を割り当てて代用できます。それでも足りないなら、本体に電卓機能を持つテンキーという別ジャンルを探す領域になります。

Macで使うなら、NumLockの挙動を先に確認する

Windowsのテンキーは、NumLockのON/OFFで「数字」と「カーソル移動」が切り替わります。macOSはこの仕組みを前提にしていません。

そのため、Windowsで問題なく動く製品をMacにつないだときに、キーの一部が想定と違う動きをすることがあります。「NumLock非連動」を明記して、この差を吸収している機種も存在します。

Macで使うなら、確認すべきは次の2点です。

  1. メーカーの対応OS表記にmacOSがあるか — 表記が古い製品は、現行のmacOSでの動作が保証されていません
  2. キー割り当てソフトがmacOSに対応しているか — Windows専用のことが多く、その場合Macでは素の数字入力しかできません

今回の5製品では、400-NT010がWindows 11/10専用(専用ソフトがmacOS非対応)で、Macユーザーは選べません。TK-TDP019BKは対応OS表記がmacOS High Sierra止まりで、現行OSでの動作は保証外です。

打鍵感を求めるなら、メカニカルや静電容量という手がある

売れ筋のテンキーは、ほぼメンブレンかパンタグラフです。価格が抑えられ、軽く、静かという点で理にかなっています。

問題は、キーボード側が静電容量やメカニカルの人です。同じ机の上で、左手だけ安いスイッチを叩くことになります。1日に何百回も押す道具なので、この落差は思ったより気になります。

選択肢は2つあります。

  • 静電容量無接点 — REALFORCE RT1。フルサイズの静電容量キーボードと荷重・ストロークが揃います
  • メカニカル — Keychron K0 Max。ホットスワップ対応なので、うるさければ静音軸に差し替えられます

スイッチの違いそのものは静電容量無接点とメカニカルの比較に、軸の選び方はメカニカルキーボードのおすすめに書きました。テンキーでも判断の軸は同じです。

ただし、打鍵感に投資する価値があるのは数字入力の頻度が高い人だけです。週に数回しか使わないなら、メンブレンで十分足ります。

テンキーおすすめ5選

各製品の評価は「左置き適性/接続の自由度/表計算キーの充実/打鍵感/導入しやすさ」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。

第1位東プレREALFORCE RT1総合評価4.6/5

評価

左置き適性
5/5
接続の自由度
3/5
表計算キーの充実
4.5/5
打鍵感
5/5
導入しやすさ
2.5/5

ここが良い

  • 全キーの割り当てを REALFORCE CONNECT で変更でき、設定を本体のオンボードメモリに保存する。左に置いたときだけ効くショートカット群を組んでも、PCを変えて再現される
  • 静電容量無接点45g・ストローク約4.0mm。フルサイズの静電容量キーボードと打鍵感が揃うので、テンキーだけ別物という違和感が出にくい
  • 「00」キーに加えて Esc・Tab・BackSpace・Delete・Shift・Fn を備え、Excelの入力から抜けずに済むキーが一通り載っている
  • APCで反応点を変えられる。テンキーは同じキーを連打する道具なので、この機能の恩恵がキーボード以上に出やすい部類
  • メーカー公式が「左手デバイス・片手デバイス」として売っている数少ない製品で、左置き前提の使い方が想定内に入っている

ここは惜しい

  • USB有線のみ。Bluetoothも2.4GHzもないため、使うときだけ出す・しまうという運用にはケーブルが邪魔になる
  • 約291gで奥行152mm。ノートPCと一緒に持ち歩く用途には重く、大きい
  • テンキー単体としては高価な部類で、数字入力の頻度が低い人には過剰投資になる
  • 「=」キーは搭載されていない。電卓的に使いたい場合は割り当てで補う前提になる
  • 供給が安定しない時期があり、色や在庫を選べないことがある

メーカー自身が「左手デバイス」として売っている、数少ないテンキーです。

全キーの割り当てを専用ソフトで変更でき、設定は本体のオンボードメモリに最大4種類保存されます。PCを変えても設定が付いてくるので、左に置いたときだけ意味を持つショートカット群を組んでも、環境が変わって崩れることがありません。

スイッチは静電容量無接点で荷重45g、ストロークは約4.0mm。フルサイズの静電容量キーボードと数値が揃うため、テンキーだけ別物という違和感が出にくい構成です。反応点を変えられるAPCも載っています。テンキーは同じキーを連打する道具なので、この機能の効きはキーボード以上と考えていい部類です。

「00」に加えてEsc・Tab・BackSpace・Delete・Shift・Fnを備え、Excelの入力から抜けずに済むキーが一通り載っています。

1位にしましたが、弱点は明確です。USB有線のみで、Bluetoothも2.4GHzもありません。使うときだけ出してしまうという運用にはケーブルが邪魔になります。約291g・奥行152mmと大きく重いため、持ち歩く前提でも選べません。テンキー単体としては高価な部類で、数字入力の頻度が低い人には過剰投資です。「=」キーもないので、電卓的に使うなら割り当てで補うことになります。

第2位KeychronK0 Max総合評価4.4/5

評価

左置き適性
4.5/5
接続の自由度
5/5
表計算キーの充実
4/5
打鍵感
4.5/5
導入しやすさ
3/5

ここが良い

  • 有線・2.4GHz・Bluetooth 5.3の3方式に対応。据え置きでは有線、外では2.4GHz、タブレットにはBluetoothと、置き場所を変える運用に接続方式が追従する
  • QMK対応で全キーを再定義できる。左に置いたときに右手のマウス操作と噛み合うキー(Tab、Enter、Ctrl+付きの操作)を左側専用に組み直せる
  • ロータリーエンコーダーのノブを搭載。Excelの拡大縮小や行送りなど、テンキーの数字と関係ない操作を1つ引き受けられる
  • ホットスワップ対応なので、静音軸に差し替えれば会議中でも打鍵音の問題を後から解決できる
  • 27キーとマクロキー列があり、テンキーとしての数字キーを潰さずにショートカットを追加できる

ここは惜しい

  • QMK/Keychron Launcherでの設定は日本語情報が少なく、初期設定に時間がかかる。買ってすぐ完成する製品ではない
  • Bluetooth接続時のポーリングレートは125Hzに落ちる。数字入力では問題になりにくいが、高速な連打を想定する用途では有線か2.4GHzが前提になる
  • ロープロファイルとはいえメカニカルなので、標準の軸では打鍵音が出る。静かなオフィスでそのまま使う想定なら軸の交換が要る
  • メンブレンのテンキーと比べて価格が数倍になる
  • RGBバックライトを使うとバッテリー持ちが目に見えて縮む

接続方式を選ばなくていいのが、この製品の性格です。

USB Type-C有線・2.4GHz・Bluetooth 5.3の3方式に対応します。据え置きでは有線、外では2.4GHz、タブレットにはBluetoothと、置き場所を変える運用に接続方式が追従します。左右への置き替えを日常的にやるなら、この自由度が効きます。

QMK対応で全キーを再定義できます。左に置いたときに右手のマウス操作と噛み合うキー(Tab、Enter、修飾キー付きの操作)を、左側専用に組み直せます。27キーとマクロキー列があるので、数字キーを潰さずにショートカットを足せるのも実用的です。ロータリーエンコーダーのノブが付いており、拡大縮小や行送りといった数字と関係ない操作を1つ引き受けられます。

2位にしたのは導入の重さです。QMK / Keychron Launcherでの設定は日本語の情報が少なく、初期設定に時間がかかります。買ってすぐ完成する製品ではありません。

Bluetooth接続時はポーリングレートが125Hzに落ちます。数字入力で問題になることはまずありませんが、高速な連打を想定するなら有線か2.4GHzが前提です。ロープロファイルとはいえメカニカルなので、標準の軸では打鍵音が出ます。静かなオフィスでそのまま使う想定なら、ホットスワップで静音軸に替える前提で見積もってください。RGBを点灯させるとバッテリー持ちが目に見えて縮む点も、承知しておく必要があります。

第3位エレコムTK-TBM023SKBK総合評価4.2/5

評価

左置き適性
3/5
接続の自由度
3.5/5
表計算キーの充実
3.5/5
打鍵感
3.5/5
導入しやすさ
4.5/5

ここが良い

  • USBレシーバーを使わないBluetooth接続。ノートPCの限られたUSBポートを1つも消費せず、左に置いても右に置いても配線が発生しない
  • キートップにシリコンラバーを入れた静音仕様で、メーカーは従来品比で打鍵音を大きく下げると公表している。会議中や在宅の夜間に数字を打つ場面で効く
  • 20キーながら[Tab]と[00]を搭載しており、Excelでセルを横送りしながら金額を打つ流れを止めずに済む
  • Windows・macOS・Chrome OSに対応。Macで使うテンキーは NumLock まわりで挙動が変わりがちだが、公式にmacOS対応を明記している
  • 約80gと軽く、乾電池1本で公称約10か月。使うときだけ引き出しから出す運用と相性がよい

ここは惜しい

  • キーの割り当て変更に対応しない。左に置いたときにショートカットを仕込むといった使い方はできず、あくまで数字入力専用になる
  • メンブレンなので打鍵感は価格なりで、静電容量やメカニカルからの乗り換えでは物足りなさが出る
  • Bluetoothのみで有線に切り替えられない。ペアリングが不安定なPCや、Bluetoothを使えない環境では選べない
  • 電池式のため、切れると突然使えなくなる。予備を持たない運用には向かない
  • 電池の種類について単3形とする資料と単4形とする資料が混在している

静音とレシーバー不要の2点で選ぶ製品です。

キートップにシリコンラバーを入れた静音仕様で、メーカーは従来品比で打鍵音を大きく下げると公表しています。会議中や在宅の夜間に数字を打つ場面で効きます。打鍵音そのものへの対処は打鍵音がうるさいときの対策にまとめていますが、テンキーは同じキーを連打するぶん、音の問題が出やすい機器です。

接続はBluetooth 5.1のみで、USBポートを1つも消費しません。 約80gと軽く、乾電池1本で公称約10か月。使うときだけ引き出しから出す運用と素直に噛み合います。20キーながらTabと00キーを搭載しており、Excelでセルを横送りしながら金額を打つ流れが止まりません。

3位にしたのは、キー割り当てを変更できないことです。左に置いてショートカットを仕込むという使い方はできず、あくまで数字入力専用になります。そのぶん左置き適性の点は伸びていません。

メンブレンなので打鍵感は価格なりで、静電容量やメカニカルからの乗り換えでは物足りなさが出ます。Bluetooth専用で有線に切り替えられないため、Bluetoothを使えない環境では候補から外れます。 電池式なので、切れると突然使えなくなる点も運用に織り込んでください。

第4位サンワサプライ400-NT010総合評価4.1/5

評価

左置き適性
5/5
接続の自由度
3.5/5
表計算キーの充実
4.5/5
打鍵感
3/5
導入しやすさ
3.5/5

ここが良い

  • 27キーすべてに割り当てを設定でき、3つのモードで最大62キー分を本体メモリに保存する。Excel用・CAD用のように、左に置いたまま用途を切り替えられる
  • ショートカットだけでなく長いテキストの登録にも対応する。定型の勘定科目名や品番を左手から呼び出す使い方ができる
  • Bluetoothと USB Type-C有線の両対応。設定は有線で行い、日常は無線という運用ができ、電池切れ時も有線で使い続けられる
  • 約160g・幅82mmと細身で、左に置いてもキーボードとの間に無理な隙間を作らない
  • メーカーが左手デバイス用途を前提に設計しており、縦置き・横置きの向きに合わせてキー割り当てを組み直せる

ここは惜しい

  • Windows 11/10専用。専用ソフトがmacOSに対応しないため、Macユーザーは選べない
  • 割り当てを変更するたびにUSB接続が必要で、無線だけで設定を完結できない
  • メンブレンスイッチなので打鍵感は平凡。数字を大量に打つほど指先の疲労が出やすい
  • 内蔵バッテリーは公称約41時間で、乾電池式のような数か月単位では持たない。充電を忘れると使えない
  • 割り当てを凝るほど「どのモードに何を入れたか」を覚える負担が増え、素直な数字入力だけが欲しい人には過剰になる

テンキーを左手デバイスに変えるという発想が、最初から製品設計に入っています。

27キーすべてに割り当てを設定でき、3モード切替で最大62キー分を本体メモリに保存します。Excel用・CAD用のようにモードを分けておけば、左に置いたまま用途を切り替えられます。 ショートカットだけでなく長いテキストの登録にも対応するので、定型の勘定科目名や品番を左手から呼び出す使い方ができます。

Bluetooth 5.1とUSB Type-C有線の両対応で、電池切れのときも有線で使い続けられます。幅82mm・約160gと細身なので、キーボードの左に置いても無理な隙間ができません。縦置き・横置きの向きに合わせて割り当てを組み直せる点も、左置き前提の設計です。

4位にしたのは対応環境です。Windows 11/10専用で、専用ソフトがmacOSに対応しません。Macユーザーはここで選べなくなります。

割り当ての変更にはそのつどUSB接続が必要で、無線だけでは設定を完結できません。メンブレンスイッチなので打鍵感は平凡で、数字を大量に打つほど指先の疲労が出ます。内蔵バッテリーは公称約41時間と、乾電池式の数か月単位に比べれば短く、充電を忘れると使えません。

そして割り当てを凝るほど、どのモードに何を入れたかを覚える負担が増えます。 素直な数字入力だけが欲しい人には、機能が過剰です。

第5位エレコムTK-TDP019BK総合評価4/5

評価

左置き適性
2.5/5
接続の自由度
3/5
表計算キーの充実
4/5
打鍵感
3/5
導入しやすさ
5/5

ここが良い

  • [Tab]キーと[00]キーを備え、価格の割にExcel向けの要件を満たしている。金額の桁を打つときの打鍵数がはっきり減る
  • 2.4GHzレシーバー方式なので、Bluetoothのペアリングに悩まされない。挿せば認識され、左に置き替えても設定をやり直す必要がない
  • 最薄部6.5mm・約100g。キーボードの左に滑り込ませても手前の高さが変わらず、手首の位置に影響しにくい
  • パンタグラフでノートPCに近い浅い打鍵。ノートのキーボードと併用するときに指の切り替えが起きにくい
  • NumLock状態のLEDと電池残量ランプがあり、「数字が打てない」原因を目視で切り分けられる

ここは惜しい

  • USBポートをレシーバーで1つ占有する。ポートが2つしかないノートPCでは他の周辺機器と競合する
  • キー割り当ての変更に対応しない。左に置いた前提のショートカット運用はできない
  • パンタグラフは打鍵感が軽く、強く叩く癖がある人には底打ち感が硬く感じられやすい
  • 公式の対応OS表記が古く、最新のmacOSでの動作は保証されていない
  • 薄型で軽い分、片手で強く打つとわずかに動く。滑り止めの効くデスクマットとの併用が前提になりやすい

別付けテンキーが自分に合うかを、安く試すための製品です。

左置きが自分の作業に合うかどうかは、実際に置いてみないと分かりません。合わなかったときの損失を小さくしておくのは、合理的な進め方です。

2.4GHzレシーバー方式なので、Bluetoothのペアリングに悩まされません。挿せば認識され、左に置き替えても設定をやり直す必要がない。20キーながらTabと00キーを備えており、価格の割にExcel向けの要件は満たしています。

最薄部6.5mm・約100gと薄く軽いので、キーボードの左に滑り込ませても手前の高さが変わらず、手首の位置に影響しにくい形です。パンタグラフでノートPCに近い浅い打鍵なので、ノートのキーボードと併用しても指の切り替えが起きにくくなります。NumLock状態のLEDと電池残量ランプがあり、「数字が打てない」原因を目視で切り分けられるのも地味に効きます。

5位にしたのは、USBポートをレシーバーで1つ占有することです。ポートが2つしかないノートPCでは、他の周辺機器と競合します。キー割り当ての変更にも対応しないため、左置き前提のショートカット運用はできません。

パンタグラフは打鍵感が軽く、強く叩く癖がある人には底打ちが硬く感じられます。薄型で軽いぶん、片手で強く打つとわずかに動くので、滑り止めの効くデスクマットとの併用が前提になりやすい製品です。公式の対応OS表記が古く、最新のmacOSでの動作は保証されていません。

5製品を横並びで比較する

製品比較表
項目イチオシ東プレREALFORCE RT1KeychronK0 MaxエレコムTK-TBM023SKBKサンワサプライ400-NT010エレコムTK-TDP019BK
総合評価4.6/54.4/54.2/54.1/54/5
接続方式USB Type-A有線USB Type-C有線 / 2.4GHz / Bluetooth 5.3Bluetooth 5.1(HOGP、レシーバー不要)Bluetooth 5.1 / USB Type-C有線2.4GHzワイヤレス(USB Type-Aレシーバー付属)
キー数23キー27キー(マクロキー列・ノブ付き)20キー27キー20キー
キースイッチ静電容量無接点方式ロープロファイルメカニカル(ホットスワップ対応)メンブレン(ラバードーム)メンブレンパンタグラフ
キー荷重45g————
キーストローク約4.0mm—2mm—2mm
APC対応(アクチュエーションポイント可変)————
キーマップ保存最大4種類(オンボードメモリ)————
サイズ約89×152×37mm約99×116mm、高さ約24.14mm約89.3×135.3×26.6mm約82×26×166mm約89.6×127.5×21.5mm
重量約291g約176g約80g(電池含まず)約160g約100g(電池含む)
対応OSWindows / macOSWindows / macOS / LinuxWindows 11/10/8.1 / macOS Big Sur 11 / Chrome OSWindows 11 / 10Windows 10/8.1 / macOS High Sierra 10.13
電源USBバスパワー—乾電池×1本、公称約10か月—単4形乾電池×1本
キーキャップ—ロープロファイル ダブルショットPBT———
バッテリー—750mAhリチウムポリマー—内蔵200mAhリチウムイオン—
連続使用時間—最大約50時間(RGB最低輝度時)—公称約41時間—
ポーリングレート—1000Hz(有線・2.4GHz)/125Hz(Bluetooth)———
筐体—ABS+アルミニウム———
キーピッチ——19mm19mm19mm
静音仕様——キートップにシリコンラバーを装着——
その他——抗菌加工、本体裏に排水口—NumLock状態を示すLED、電池残量ランプ、ON/OFFスイッチ
保存できる割り当て———3モード切替で最大62キー—
設定時の条件———専用ソフトでの割り当てはUSB有線接続が必要—
厚さ————最薄部6.5mm
こんな人に数字入力が業務の中心で、キーボード本体と同じ打鍵感をテンキー側にも求める人デスクとノートを行き来し、有線・2.4GHz・Bluetoothを場面で使い分けたい人共有スペースや会議中に数字を打つ機会があり、打鍵音を抑えたい人テンキーを左に置いて、数字入力とショートカットを兼ねる左手デバイスにしたい人まず別付けテンキーが自分に合うか、安く試したい人
購入先

まとめ

  1. 左に置くつもりがないなら、別付けにする意味は薄い — 右に置くとフルサイズと同じ姿勢に戻る
  2. 接続方式は運用で決める — 固定なら有線、出し入れするならBluetooth、その中間が2.4GHz
  3. Tab・BackSpace・00キーの有無を見る — 数字キーの性能差より、ここで実用性が分かれる
  4. Macなら対応OS表記とソフトの対応を先に確認 — Windows専用の設定ソフトは珍しくない
  5. 打鍵感への投資は頻度次第 — 週に数回ならメンブレンで足りる

最初から高い製品を買う必要はありません。 左置きが自分の作業に合うかを安い製品で確かめ、合うと分かってから打鍵感や割り当て機能に払う。この順番なら、外したときの損失が小さく済みます。

よくある質問

テンキーは右と左のどちらに置くべきですか?
数字入力がマウス操作と交互に発生するなら左です。右に置くとマウスがテンキーの幅だけ外側へ押し出され、フルサイズキーボードを使っているのと同じ姿勢になります。これでは別付けにした意味がありません。左に置けば右手はマウスに載せたまま、左手だけで数字を打てます。逆に、伝票入力のように数字だけを延々と打ち込む作業が中心で、その間マウスをまったく使わないなら、利き手で打てる右置きのほうが速く済みます。
接続方式はUSB有線・Bluetooth・2.4GHzのどれを選べばいいですか?
置き場所を変えるかどうかで決まります。位置を固定して使い続けるならUSB有線が確実で、電池切れもペアリングの復帰待ちもありません。ノートPCのUSBポートを空けたい、使うときだけ引き出しから出す、という運用ならBluetoothです。2.4GHzはその中間で、レシーバーで1ポートを使う代わりに、挿せば認識される手軽さと安定性が得られます。左右に置き替える頻度が高いほど、無線の価値が上がります。
Excel用のテンキーで見るべきキーはどれですか?
Tab・BackSpace・00キーの3つです。Enterがセルを下へ動かすのに対し、Tabは右へ動かします。横並びの表に金額を入れていくならTabがテンキー側にないと、右手をキーボードへ戻すことになります。BackSpaceは打ち間違いをその場で直すために要ります。00キーは千円単位・万円単位の入力で打鍵数を減らします。この3つが揃っているかどうかで、同じ20キーの製品でも実用性がはっきり分かれます。
Macでテンキーを使うときに気をつけることはありますか?
NumLockの扱いです。Windowsのテンキーは NumLock のON/OFFで数字とカーソル移動を切り替えますが、macOSはこの仕組みを前提にしていません。そのため製品によっては、Macにつないだときの挙動がWindowsと変わります。買う前にメーカーの対応OS表記を確認してください。またキー割り当てを変える専用ソフトがWindows専用の製品も多く、その場合Macでは数字入力しかできません。
安いメンブレンのテンキーではだめですか?
数字入力の頻度が低いなら十分です。まず別付けが自分に合うかを試す段階では、安い製品で確かめるほうが合理的です。ただし静電容量やメカニカルのキーボードを使っている人は、テンキーだけ打鍵感が違うことに違和感を持ちやすくなります。1日に何百回も打つ道具なので、そこが気になり始めると結局買い直すことになります。数字入力が業務の中心なら、最初から打鍵感の揃う製品を選ぶほうが安く付きます。

この記事を書いた人

midori

PC周辺機器の仕様と売れ筋データを読み比べて、用途別の選び方に落とし込んでいます。実機を入手した製品は、記事にその旨を明記しています。

  • メーカー公表値と売れ筋データを突き合わせて比較
  • 欠点を長所と同じ密度で書く

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