左手デバイスのおすすめと選び方
公開日
この記事の結論
- 1
Elite
★ 4.5
Photoshop・Premiere Proなどで「押しながら回す」操作が多い人。修飾キーの同時押しを手の形を崩さず1アクションに置き換えたい動画編集・写真現像向け
- 2
Stream Deck MK.2
★ 4.4
配信・OBS操作や、複数アプリを行き来する作業。割り当てを覚えられない人/ソフトごとの自動プロファイル切替を最優先したい人
- 3
ACK05 Shortcut Remote
★ 4.2
ペンタブ・液タブと並べて使うイラスト用途。まず手頃な価格で左手デバイスが自分に合うか試したい人
- 4
NT-19UH2BKN2
★ 4.0
Windows環境の事務・経理作業。テンキーとしても使いつつ、Excelの定型ショートカットを1キーに落としたい人
- 5
400-SKB075
★ 3.8
「結局2〜3キーしか使わない」と自覚がある人。コピー・ペースト・確定など、指定の数操作だけを机の端に生やしたい人
各製品の詳しい評価を読むには、このまま下へスクロールしてください。

目次
結論から書きます。左手デバイスが効くのは、ショートカットを覚えていないからではありません。修飾キーの同時押しで手の形が崩れるからです。
Ctrl+Shift+Alt+キーのような3〜4キー同時押しを、手の形を保ったまま1キーに置ける。ここが本質的な価値で、単キーのショートカットしか使わない人が買っても効果は薄いままです。
左手デバイスの価値は「記憶の肩代わり」ではない
左手デバイスの紹介でよく見るのが「ショートカットを覚えなくていい」という説明です。これは間違いではありませんが、価値の本体ではありません。
本体は、同時押しで崩れる手の形を守ることです。
Ctrl+Shift+Alt+数字のような組み合わせを考えてください。小指でCtrl、薬指か中指でShift、親指でAltを押さえ、残った指で数字を叩く。この姿勢は指を大きく広げるので、押した瞬間に手のひらの位置がずれます。ホームポジションに戻すまでが1動作分の損失で、これはショートカットを完璧に覚えていても毎回発生します。
イラストや写真現像ならさらに条件が悪くなります。右手はペンかマウスを持っていて動かせないので、3キー同時押しを左手だけで処理することになる。左手の指5本で3点を押さえると、手首が内側に回ります。
だから左手デバイスの導入効果は、自分の作業に同時押しがどれだけあるかでほぼ決まります。BキーでブラシSキーでスタンプ、といった単キー中心の使い方をしているなら、左手デバイスを足しても手の形は最初から崩れていないので、投資に見合いません。
逆に、レイヤー操作・書き出し・タイムラインのマーカー打ちなど、修飾キーを2つ3つ重ねる操作が多いなら、そこが丸ごと1押しになります。キーボード本体側の打ちやすさを詰める話はキーボードのおすすめと選び方に書きましたが、同時押しの問題はキーボードを替えても解決しません。押すキーの数を減らさないと減らない負荷だからです。
左手デバイスは4種類に分かれる
「左手デバイス」というひとつの言葉でまとめられていますが、中身は別物です。まず分類を押さえると、候補が一気に絞れます。
| 分類 | 操作系 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| ①テンキー型プログラマブル | 物理キーのみ | Excel・事務。テンキー兼用 |
| ②ダイヤル/ノブ付き | キー+回す操作 | 動画編集・写真現像・イラスト |
| ③液晶キー付き | 液晶キー | 配信・複数アプリの行き来 |
| ④ペンタブ付属型 | 薄型キー+ホイール | 液タブ・板タブとの併用 |
①テンキー型プログラマブル
見た目は普通のテンキーで、各キーに任意のショートカットを割り当てられるタイプです。打鍵感が普通のキーボードと同じなのが最大の利点で、指の位置を目で確認しなくても押せます。
数値入力が多い仕事なら、テンキーとしても切り替えて使えるので机の面積を余分に取りません。テンキー単体の選び方はテンキーのおすすめと選び方にまとめました。
弱点は回す操作がないことと、アプリごとの自動切替を持つ製品がほぼないことです。
②ダイヤル/ノブ付き
ボタンに加えてノブ・ダイヤル・スクロールを備えたタイプです。ブラシサイズ、タイムラインの送り、不透明度、音量といった「連続量」を回して調整できます。
「押しながら回す」を1アクションに畳めるので、修飾キーの同時押し問題に対して最も効きます。そのぶん設定の自由度が高く、最初にワークフローを棚卸しする手間がかかります。
③液晶キー付き(Stream Deck系)
キーそのものが小さな液晶になっていて、割り当てた内容がアイコンで見えるタイプです。配信用として知られていますが、実際には「覚えられないから使わなくなる」という左手デバイス最大の挫折要因を、構造で潰せるのが強みです。
弱点は回す操作がないことと、キーが平面なので指先の感触だけで押し分けにくいことです。
④ペンタブ付属型
ペンタブメーカーが出している薄型のキーパッドです。液タブの脇や膝の上に置けるサイズで、ホイールを備えたものが多い。イラストソフト側の想定と割り当ての作法が噛み合っているのが利点です。
薄型ゆえにストロークが浅く、押した手応えでの確認には向きません。
実用の分かれ目は「ソフトごとに自動で切り替わるか」
分類の次に見るべきはここです。使うソフトが2つ以上あるなら、プロファイルの自動切替があるかどうかで実用性がはっきり割れます。
| 段階 | 挙動 | 該当製品 |
|---|---|---|
| 自動 | 前面のアプリを見てレイアウトが勝手に変わる | Stream Deck MK.2 / TourBox Elite |
| 手動 | 本体のボタンでグループを切り替える | XPPen ACK05 |
| なし | 割り当ては1組のみ | NT-19UH2BKN2 / 400-SKB075 |
手動切替は一見それでも足りそうに見えますが、実際には切り替えを忘れて別ソフトのショートカットが飛ぶ、あるいは面倒で片方のソフトでしか使わなくなる、という経路をたどりがちです。Premiereで書き出しに割り当てたキーが、クリスタでは別の操作になっている状態を想像すると分かりやすいと思います。
逆に「Excelしか使わない」「Photoshopしか触らない」という単一ソフト運用なら、自動切替は選定基準になりません。その場合は打鍵感やテンキー兼用のほうが効いてきます。
買う前に知っておくべき3つの弱点
長所より先にこちらを読んでください。ここで引っかかるなら、買わないほうが良い可能性があります。
1. 最初に設定を作る手間がかかる
左手デバイスは買った瞬間には何も速くなりません。 自分の作業を棚卸しして、どの操作を何キーに割り当てるかを決め、実際に使いながら直していく工程が必要です。
しかも初回の割り当ては大抵外れます。「よく使うと思っていた操作を実際にはあまり使っていなかった」というズレが必ず出るので、2〜3回は組み直すつもりでいたほうがいい。この工程を面倒に感じるなら、多機能機ではなく3キー機から入るほうが確実です。
2. Mac対応が製品によって弱い
これは実在する差です。今回の5製品でも、サンワサプライ NT-19UH2BKN2 とサンワダイレクト 400-SKB075 は公式の対応OSがWindowsのみで、キー割り付けソフト自体がMacで動きません。
3. 結局2〜3キーしか使わない人が多い
いちばん多い着地点がこれです。15キーの製品を買っても、日常的に指が伸びるのは3つか4つ、という状態になりがちです。
原因ははっきりしていて、割り当てを覚えられないからです。液晶キーがない製品だと、増やせば増やすほど「このボタンは何だったか」を思い出すコストがかかり、思い出すくらいならキーボードで打ったほうが速い、という判断になります。
対策は2つです。ひとつは液晶キー付きを選んで、見える状態にすること。もうひとつは、キートップに紙のラベルを差せる製品や、そもそも3キーしかない製品を選んで、覚える対象を減らすことです。
左手デバイスおすすめ5選
各製品の評価は「同時押しの置き換え/プロファイル自動切替/ダイヤル・無段階操作/設定の手軽さ/Mac対応」の5項目・5点満点で統一しています。総合評価は単純平均ではなく、人に勧めるときの優先度を反映した編集判断の点数です。
前述の4分類は、①テンキー型=NT-19UH2BKN2・400-SKB075、②ダイヤル/ノブ付き=TourBox Elite、③液晶キー付き=Stream Deck MK.2、④ペンタブ付属型=XPPen ACK05 という形で全て埋めています。順位より先に、自分がどの分類なのかを決めてください。
評価
- 同時押しの置き換え
- 4.5/5
- プロファイル自動切替
- 4.5/5
- ダイヤル・無段階操作
- 5/5
- 設定の手軽さ
- 3.5/5
- Mac対応
- 4.5/5
ここが良い
- ノブ・ダイヤル・スクロールの3系統が独立しているので、ブラシサイズ・タイムライン送り・不透明度を持ち替えなしで別々に割り当てられる
- ボタンとダイヤルの組み合わせ操作まで登録でき、Ctrl+Shift+Alt級の3キー同時押しを手の形を保ったまま1操作に畳める
- TourBox Console がアプリごとにプリセットを自動で切り替えるため、Premiere とクリスタを行き来しても割り当てを覚え直さなくていい
- Bluetooth 2台同時接続に対応し、デスクとノートを行き来する使い方でも配線が増えない
- 形状が非対称で、キートップを見ずに指の当たりだけで押し分けられる設計になっている
ここは惜しい
- 設定の自由度が高い分、最初に自分のワークフローを棚卸ししてプリセットを組む時間が要る。買ってすぐ速くなる道具ではない
- 単3電池2本で376gと、左手デバイスとしては重くカバンに入れて持ち歩く用途には向かない
- 液晶キーがないので、割り当てを増やすほど「どのボタンが何か」を記憶に頼ることになる
- 価格帯が高く、結局2〜3操作しか使わない人には投資が回収できない
「押しながら回す」操作が多いなら、この形にしか解がありません。
ノブ・ダイヤル・スクロールの3系統が独立しているのが構造上の要点です。ブラシサイズをノブ、タイムライン送りをダイヤル、不透明度をスクロールというように、持ち替えなしで3つの連続量を別々に割り当てられます。 ボタンとダイヤルの組み合わせ操作まで登録できるので、Ctrl+Shift+Alt級の同時押しを、手の形を保ったまま1操作に畳めます。
TourBox Console がアプリごとにプリセットを自動で切り替えるのも大きい。Premiereとクリスタを行き来しても、割り当てを覚え直す必要がありません。前述のとおり、ここが手動になっている製品は結局片方のソフトでしか使われなくなります。
形状が非対称に作られていて、キートップを見ずに指の当たりだけで押し分けられる設計になっています。液晶キーがない製品としては、記憶への依存を形状で減らしにいっている構成です。Bluetoothは2台同時接続に対応し、デスクとノートを行き来しても配線が増えません。
1位にしましたが、買ってすぐ速くなる道具ではありません。 自由度が高いぶん、最初に自分のワークフローを棚卸ししてプリセットを組む時間が要ります。液晶キーがないので、割り当てを増やすほど記憶に頼る面も残ります。
重量376gで単3電池2本という構成は、左手デバイスとしては重い部類です。カバンに入れて持ち歩く用途には向きません。そして価格帯が高いので、結局2〜3操作しか使わない人には回収できない投資になります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 同時押しの置き換え
- 5/5
- プロファイル自動切替
- 5/5
- ダイヤル・無段階操作
- 1/5
- 設定の手軽さ
- 4.5/5
- Mac対応
- 4.5/5
ここが良い
- キーそのものが液晶なので、割り当てたショートカットがアイコンで見える。記憶に頼らず済むのは左手デバイスで挫折しない最大の条件
- Smart Profiles が前面に来ているアプリを見てレイアウトを自動で差し替えるため、ソフトを切り替えるたびに手動でモードを変える必要がない
- 1キーに複数アクションを並べたマルチアクションが組めるので、Ctrl+Shift+Alt+キーのような組み合わせも、続けて実行する定型作業も同じ1押しに収まる
- OBS・配信系を中心にプラグインが揃っており、ショートカットが用意されていない操作まで拾える
- フォルダ階層を作れるので、15キーの物理的な上限をレイアウトの切り替えで超えられる
ここは惜しい
- ダイヤルやノブがなく、ブラシサイズやタイムラインの微調整といった無段階の操作は苦手。回す操作が主目的ならこの型は選択肢から外れる
- USB-C有線専用で、ワイヤレス運用や電池駆動はできない
- キーが平面のフラット配列なので、画面を見ずに指先だけで押し分ける使い方には向かない
- アイコンを整えたくなる沼があり、設定に時間を吸われやすい
割り当てを覚えられる自信がないなら、これが最も挫折しにくい構成です。
キーそのものが液晶で、割り当てたショートカットがアイコンとして見えます。前述した「2〜3キーしか使わなくなる」という失敗の原因は記憶なので、見えていれば発生しない。 これは他の型が構造的に持てない強みです。
Smart Profiles が前面に来ているアプリを見てレイアウトを自動で差し替えるため、ソフトを切り替えるたびに手動でモードを変える必要がありません。1キーに複数アクションを並べたマルチアクションも組めるので、Ctrl+Shift+Alt+キーのような組み合わせも、続けて実行する定型作業も、同じ1押しに収まります。
フォルダ階層を作れるので、15キーという物理的な上限もレイアウトの切り替えで越えられます。OBS・配信系を中心にプラグインが揃っており、ショートカットが用意されていない操作まで拾えるのも実用的です。
2位にしたのは操作系です。ダイヤルやノブがありません。 ブラシサイズやタイムラインの微調整といった無段階の操作は苦手で、回す操作が主目的ならこの型は最初から候補から外れます。
キーが平面のフラット配列なので、画面を見ずに指先だけで押し分ける使い方にも向きません。USB-C有線専用でワイヤレス運用もできない。そして自由にアイコンを作れるぶん、見た目を整えたくなって設定に時間を吸われるという別方向の沼があります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 同時押しの置き換え
- 4/5
- プロファイル自動切替
- 3/5
- ダイヤル・無段階操作
- 3.5/5
- 設定の手軽さ
- 4/5
- Mac対応
- 4/5
ここが良い
- 厚さ10mm・75gと薄く軽いので、液タブの脇や膝の上といった置き場所を選ばない
- エクスプレスキー10個に加えてホイールがあり、ブラシサイズや拡大縮小を回して調整できる。テンキー型にはない操作系が手の届く価格で手に入る
- 有線・専用レシーバー・Bluetoothの3通りで繋がり、iPad や Android まで対応範囲が広い
- キーグループを4つ持てるので、ソフトごとに割り当てを分けて本体ボタンで切り替えられる
- ペンタブメーカー製で、イラストソフト側の想定と割り当ての作法が噛み合っている
ここは惜しい
- グループ切替は基本が手動。Stream Deck のようにアプリを見て勝手に切り替わる運用を期待すると物足りない
- キーが薄く平坦でストロークが浅いため、押した手応えで確認する使い方には向かない
- ホイールは24段のクリック感があり、完全に無段階の微調整をしたい用途では引っかかりを感じやすい
- バッテリー内蔵のため、長期的には充電の手間と電池のへたりが付いて回る
液タブの脇に置くことを前提にするなら、この薄さが効きます。
厚さ10mm・75g。液タブの横でも膝の上でも置き場所を選ばないサイズで、上位2機のような「机に据え置く箱」とは前提が違います。エクスプレスキー10個に加えて24段のローラーホイールがあり、ブラシサイズや拡大縮小を回して調整できる。テンキー型にはない操作系が、手の届く価格帯で手に入ります。
有線・専用レシーバー・Bluetoothの3通りで繋がり、iPadやAndroidまで対応範囲が広い。ペンタブメーカー製なので、イラストソフト側の想定と割り当ての作法が噛み合っているのも利点です。キーグループを4つ持てるため、ソフトごとに割り当てを分けること自体はできます。
3位にしたのは、そのグループ切替が基本は手動である点です。本体ボタンで4パターンを切り替える仕組みなので、Stream Deck のようにアプリを見て勝手に変わる運用を期待すると物足りません。複数ソフトを頻繁に行き来するなら、ここが効いてきます。
キーが薄く平坦でストロークが浅いため、押した手応えで確認する使い方にも向きません。ホイールは24段のクリック感があるので、完全に無段階の微調整をしたい用途では引っかかりを感じやすい。バッテリー内蔵なので、長期的には充電の手間と電池のへたりも付いて回ります。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 同時押しの置き換え
- 4/5
- プロファイル自動切替
- 1.5/5
- ダイヤル・無段階操作
- 0/5
- 設定の手軽さ
- 3.5/5
- Mac対応
- 0.5/5
ここが良い
- キーピッチ19mmでストロークも4mm前後あり、普通のキーボードと同じ打鍵感で押せる。薄型パッドと違って指の位置を目で確認しなくていい
- 切替ボタンで通常のテンキーとしても使えるので、数値入力が多い仕事なら「左手デバイスを置くために机が狭くなる」問題が起きない
- キートップカバーを外して紙のラベルを差し込めるため、割り当てを紙で見える化できる。液晶キーがない機種の弱点を安価に埋められる
- USB2.0ハブが2ポート付いており、置いた分のUSBポートを取り返せる
- 有線接続で電池切れも接続の取りこぼしもない
ここは惜しい
- 公式の対応OSがWindowsのみで、Macでは割り付けソフトが使えない。Macがメインなら候補から外れる
- ダイヤルやノブがなく、ブラシサイズ・音量・タイムラインといった連続量の操作はできない
- アプリを見て割り当てを自動で切り替える仕組みがないので、複数ソフトを行き来する使い方には弱い
- メンブレンなので打鍵音と押し心地はメカニカル機に劣る
打鍵感を落とさずに左手デバイスを足したいなら、テンキー型が現実解です。
キーピッチ19mm、キーストローク4mm前後。普通のキーボードと同じ感覚で押せます。 薄型パッドのように指の位置を目で確認する必要がないので、画面から視線を外さずに叩けます。
切替ボタンで通常のテンキーとしても使えるのが、事務作業では効きます。数値入力が多い仕事なら、「左手デバイスを置くために机が狭くなる」という問題がそもそも起きない。USB2.0ハブが2ポート付いているので、置いた分のUSBポートも取り返せます。
キートップカバーを外して紙のラベルを差し込めるのも見逃せません。液晶キーがない機種の弱点を、紙で見える化するという安価な方法で埋められます。有線接続なので電池切れも接続の取りこぼしもありません。
4位にしたのは対応OSです。公式の対応OSがWindowsのみで、Macでは割り付けソフトが使えません。Macがメインならこの時点で候補から外れます。
ダイヤルやノブもないので、ブラシサイズ・音量・タイムラインといった連続量の操作はできません。アプリを見て割り当てを自動で切り替える仕組みもないため、複数ソフトを行き来する使い方には弱い。キー方式はメンブレンなので、打鍵音と押し心地はメカニカル機に劣ります。この点が気になるならメカニカルキーボードのおすすめで軸ごとの違いを確認してから決めてください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
評価
- 同時押しの置き換え
- 2.5/5
- プロファイル自動切替
- 2/5
- ダイヤル・無段階操作
- 0/5
- 設定の手軽さ
- 4/5
- Mac対応
- 0.5/5
ここが良い
- 3キーだけなので、どのキーに何を割り当てたかを覚えるコストがほぼゼロ。左手デバイスで最も多い挫折要因を構造的に回避できる
- 約30g・幅75mmと極小で、既存のキーボードやマウスの配置を崩さずに机の隙間へ足せる
- メカニカル青軸で押した手応えがはっきりしており、見ずに叩いても押せたかどうかが分かる
- 本体に最大4モードを持てるため、3キーでも作業別に実質12通りまで広げられる
- 導入価格が最も低く、左手デバイスが自分の作業に効くかを試す入口として無駄になりにくい
ここは惜しい
- 3キーしかないため、複数ソフトのショートカットを網羅する使い方は最初から成立しない
- 公式の対応OSがWindowsのみで、設定ソフトはMacで使えない
- 青軸は打鍵音が大きく、オフィスや通話中の作業では周囲に響く
- ダイヤル・ホイールがなく、連続量の調整には一切対応しない
「どうせ2〜3キーしか使わない」と自覚があるなら、最初からそれに合わせるのが合理的です。
3キーだけ。どのキーに何を割り当てたかを覚えるコストがほぼゼロなので、左手デバイスで最も多い挫折要因を構造的に回避できます。 約30g・幅75mmと極小なので、既存のキーボードやマウスの配置を崩さずに机の隙間へ足せます。この置き場所の作り方はデスク環境の完全ガイドも参考になります。
メカニカル青軸で押した手応えがはっきりしており、見ずに叩いても押せたかどうかが分かる。本体に最大4モードを持てるため、3キーでも作業別に実質12通りまで広げられます。導入価格が最も低く、左手デバイスが自分の作業に効くかを試す入口として無駄になりにくい製品です。
5位にしたのは、当然ながらキー数です。3キーしかないため、複数ソフトのショートカットを網羅する使い方は最初から成立しません。上位機の代わりにはならないと理解して選ぶ必要があります。
公式の対応OSはWindowsのみで、設定ソフトはMacで使えません。ダイヤル・ホイールもなく、連続量の調整には一切対応しない。そして青軸は打鍵音が大きいので、オフィスや通話中の作業では周囲に響きます。静かに使いたいなら別の選択肢を探すか、打鍵音がうるさいときの対策で緩和策を確認してください。
価格・在庫は変動します。最新の価格はリンク先の販売ページでご確認ください。
5製品を横並びで比較する
| 項目 | イチオシTourBoxElite | ElgatoStream Deck MK.2 | XPPenACK05 Shortcut Remote | サンワサプライNT-19UH2BKN2 | サンワダイレクト400-SKB075 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合評価 | 4.5/5 | 4.4/5 | 4.2/5 | 4/5 | 3.8/5 |
| 分類 | ダイヤル/ノブ付き型 | 液晶キー付き型 | ペンタブ付属型(薄型キーパッド) | テンキー型プログラマブル | テンキー型プログラマブル(3キー・ちょい足し型) |
| 操作部 | ボタン・ノブ・ダイヤル・スクロール 計14個 | — | — | — | — |
| 接続 | Bluetooth 5.0(2台同時)/ USB-C有線 | USB-C有線 | Bluetooth 5.0 / 2.4GHzレシーバー / USB-C有線 | USB有線(ケーブル長0.8m) | USB Type-C有線 |
| 電源 | 単3電池2本 | USBバスパワー | 内蔵バッテリー1000mAh | — | — |
| 対応OS | Windows / macOS | Windows 11以降 / macOS 13以降 | Windows / macOS / Linux / iPadOS / Android | Windows 11・10・8.1・8 | Windows 11・10・8.1・8・7 |
| サイズ | 116×101×44mm | 118×84×25mm(スタンド除く) | 127.55×70.49×10mm | W91×D156×H25mm | 約W75×D34×H26mm |
| 重量 | 376g | 145g(スタンド除く)/ 270g(スタンド付き) | 75g | 210g | 約30g(ケーブル含む) |
| 設定可能な操作数 | 150以上 | — | — | — | — |
| プロファイル自動切替 | 対応(TourBox Console のアプリ連動) | 対応(Smart Profiles) | — | — | — |
| 触覚フィードバック | ワイドバンド振動モーター搭載 | — | — | — | — |
| キー数 | — | 15個(カスタマイズ可能なLCDキー) | エクスプレスキー10個+ローラーホイール1個 | 23キー+切替ボタン | 3キー |
| 拡張 | — | プラグイン多数・フェイスプレート交換可 | — | — | — |
| プロファイル切替 | — | — | 4グループを本体ボタンで切替 | — | — |
| ホイール | — | — | 24段のメカニカルホイール | — | — |
| キー方式 | — | — | — | メンブレン(キーピッチ19mm・キーストローク4.0±0.5mm) | — |
| USBハブ | — | — | — | USB2.0×2ポート搭載 | — |
| キートップ | — | — | — | カバー取り外し可(ラベル差し込み可) | — |
| スイッチ | — | — | — | — | メカニカル青軸 |
| バックライト | — | — | — | — | 3色(赤・青・白) |
| モード切替 | — | — | — | — | 本体に最大4モード保持 |
| こんな人に | Photoshop・Premiere Proなどで「押しながら回す」操作が多い人。修飾キーの同時押しを手の形を崩さず1アクションに置き換えたい動画編集・写真現像向け | 配信・OBS操作や、複数アプリを行き来する作業。割り当てを覚えられない人/ソフトごとの自動プロファイル切替を最優先したい人 | ペンタブ・液タブと並べて使うイラスト用途。まず手頃な価格で左手デバイスが自分に合うか試したい人 | Windows環境の事務・経理作業。テンキーとしても使いつつ、Excelの定型ショートカットを1キーに落としたい人 | 「結局2〜3キーしか使わない」と自覚がある人。コピー・ペースト・確定など、指定の数操作だけを机の端に生やしたい人 |
| 購入先 |
分類と自動切替の有無で、選択肢はかなり機械的に絞れます。回す操作が要るなら TourBox Elite か XPPen ACK05、覚えられないなら Stream Deck MK.2、Windows専用で打鍵感を取るならサンワの2機種、という構図です。
まとめ — 決める順番
- 自分の作業に同時押しが何回あるかを数える — 単キー中心なら左手デバイスは効かない
- 4分類のどれかを決める — 回すならダイヤル型、覚えられないなら液晶キー型
- 使うソフトが2つ以上ならプロファイル自動切替を必須にする — 手動切替は使われなくなる
- Macなら対応OSを先に確認する — 割り付けソフトがWindows専用の製品がある
- 不安なら3キー機から試す — 実際に使う操作の数を測ってから上位機へ
多機能機を買って割り当てを詰め込むのが、いちばん使わなくなる進め方です。 自分が本当に何を1キーに置きたいのかを、先に3つ書き出してみてください。それが3つで足りるなら3キー機で済みますし、書き出す途中で「押しながら回したい」が出てきたなら、その時点でダイヤル型が答えになります。



